労働 の検索結果

「入院制限」では感染爆発・医療崩壊の危機を突破できない

病床増設と接触削減に総力を

　新型コロナウイルスを甘く見る楽観論に染まって東京五輪開催を強行したあげく、感染爆発を止められなくなった菅政権は、8月2日の医療提供体制に関 … ［続きを読む］

終わらない日本の経済停滞を終わらせる～鍵は起業振興とGDP至上主義の超克

「シーズ」が成果につながらない悪循環を断ち、新たな経済の方向性を示す

　国内外に課題が山積する今、政治はそうした課題にどう向き合い、解決すればいいか――。現役の国会議員が、それぞれ関心のある分野について、課題と … ［続きを読む］

コロナワクチンを巡るデマはなぜ生じやすいのか──山口真一氏に聞く(上)

不安や怒りが、ところどころに真実を含むデマやフェイクニュースを拡散させる

　世界で接種が進む新型コロナウイルスのワクチンで問題になっているのが、「ワクチンデマ」だ。ワクチンを接種すると「不妊になる」「流産する」「マ … ［続きを読む］

元「官邸の大番頭」が語る、ワクチン敗戦、五輪強行、首都直下地震

石原信雄・元内閣官房副長官に聞く

　菅政権の支持率の凋落ぶりが激しい。朝日新聞が7月17～18日に実施した世論調査での支持率は31％に。昨年9月の内閣発足以降では最低だ。当然 … ［続きを読む］

私たちはなぜ入管収容者支援とウィシュマさんの死の真相究明にとりくむのか～千種朋恵さん

ウィシュマさんと面会したSTART学生メンバーインタビュー

　およそ5カ月前の3月6日、名古屋出入国在留管理局（名古屋入管）に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん（当時33）がなく … ［続きを読む］

日本の入管法や難民制度は問題だらけ　あるべき認定･保護制度とは

国連から「日本の収容制度は国際人権規約違反」と指摘される日本の現実を変えるには

　今年3月、名古屋出入国在留管理局の施設内でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん（当時33）が亡くなったことを契機に、外国人の出入国や難 … ［続きを読む］

訴訟記録廃棄の報道にPEPジャーナリズム大賞2021特別賞

　朝日新聞デジタルやこのウェブサイト「法と経済のジャーナル Asahi Judiciary」で展開してきました「後世に引き継ぐべき著名・重要 … ［続きを読む］

皆「科学的根拠」を勘違いしている

信頼できる結論は、厳格な比較試験なしには得られない

　新型コロナ感染症（COVID-19）流行で明らかになった一つのことは、多くの人（有識者と呼ばれる人を含む）が「科学的根拠（エビデンス）」を … ［続きを読む］

アメリカ同時多発テロで自衛隊初の「戦争支援」　小泉官邸で見た混乱と決断

失敗だらけの役人人生㉓　元防衛事務次官・黒江哲郎が語る教訓

2017年まで防衛省で「背広組」トップの事務次官を務めた黒江哲郎さんの回顧録です。防衛問題の論考サイト「市ケ谷台論壇」での連載からの転載で、 … ［続きを読む］

「スパイウェア」による監視という現実

世界全体としての対策はまったく立てられていない

　拙著に『プーチン露大統領とその仲間たち：私が「KGB」に拉致された背景』というものがある。2016年に社会評論社から上梓した。そのなかで、 … ［続きを読む］

東京五輪で露呈したガバナンス不全～劣化した政治の刷新を託せる指導者像とは

日本の浮沈かかる秋の選挙　使命感とビジョンある人物の選択を

コロナ禍の開催に説明不足の政府　組織委は許されぬ言動続発　1964年の東京五輪は日本の飛躍の踏み台だった。その年、日本はOECDに加盟して先 … ［続きを読む］

五輪「中断」を求める西浦教授らの危機感を共有しよう

勇気を出して「引き返そう」と言えるのが本当のリーダーだ

　新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない。このままでは医療崩壊に突き進むとの危機感から、東京オリンピック開会式の翌日である7月24日には … ［続きを読む］

[5] 歌い継がれるパルチザンの魂　それは恋の歌～「さらば恋人よ」イタリア

イタリアの市民は独裁と戦い、命をかけて未来を作り出した　イタリア人といえば恋とワインにうつつを抜かしているように日本では思われがちだが、とん … ［続きを読む］

税金をドブに捨てた？「ココア」（COCOA）

英国のアプリとこれだけの差と違い

　2020年6月、当時の安倍晋三首相が「クラスター（感染者集団）対策を強化する鍵」と位置づけて導入したのが新型コロナウイルス接触確認アプリ（ … ［続きを読む］

カビ型の企業不祥事にムシ型の対応は誤り　タイプを見極めて対策を

企業不祥事の２分類と風土改革の必要　 中山国際法律事務所 代表弁護士中山 達樹三菱電機の検査不正―コンプライアンスの機能不全　本年 … ［続きを読む］

実世界に危機を及ぼす陰謀論　悪化招く「偏向」排した言論を

　2021年1月6日、ドナルド·トランプ米大統領は支持者たちの集会に出て「国を取り戻すため地獄のように戦え」と扇動した。支持者 … ［続きを読む］

A級戦犯の遺骨、「火葬場から…」～日本人による「奪還」語る別の文書

特集・戦犯遺骨の米軍秘密文書（中）

　日米開戦から80年となるこの夏、戦争責任とナショナリズムについて深く考えさせられる貴重な米公文書に出会った。日本降伏後の1948年12月2 … ［続きを読む］

培養肉と食料安全保障～台頭する細胞農業がもたらす経済安全保障上の可能性

細胞を培養して食品を生産する技術が急速に進展。世界の潮流に遅れないために日本は…

　日本で「経済安全保障」に関する報道が増えている。海外でも、日本の経済安保政策動向に対する関心は高い。ただ、そこで焦点が当てられているのは、 … ［続きを読む］

[55] 貧困パンデミック下の五輪は今からでも中止を――支援現場に深刻な影響

民の命を軽んじ犠牲を強いる「五輪ファースト」　この国はどこへ向かうのか

国力の全てを感染症対策と貧困対策に　多くの人々の反対にもかかわらず、東京五輪が強行開催され、7月23日に開会式が行われた。　5月6日、参議院 … ［続きを読む］

五輪スポンサー新聞社は、組織委との契約内容を世に開示すべきだ

取材先からの独立と透明性を欠き、利益相反を犯す日本のメディア

　「どこが問題なのですか！」　東京五輪組織委員会の森喜朗前会長が突然、いきり立った。今からもう7年も前の2014年のことだ。組織委が内部に「 … ［続きを読む］

太陽光発電に潜む罠

包括的な戦略が急務だ

　静岡県熱海市伊豆山地区を流れ下った土石流のなかには、太陽光発電のためのソーラーパネル（太陽電池モジュール）が大量に含まれている。太陽光発電 … ［続きを読む］

オリパラ開催に間に合わない！～介護職に対するワクチン接種の問題点（下）

五輪は介護する人、される人の人生に爪痕を残す

オリパラ開催に間に合わない！～介護職に対するワクチン接種の問題点（上）“老老介護”だから打てる訪問介護ヘルパー　「私 … ［続きを読む］

“市民権”得たオンラインツアー。コロナ禍に進化、収束後にも発展の兆し

【13】パンデミックを経た世界　旅の形のこれからを予測する

窮地の業界が模索した新たな旅の形　広がるニーズ、増す存在感　コロナ禍で外出や移動の制限が続く中で、外出しなくても観光が楽しめる新たな旅のスタ … ［続きを読む］

[2] 歴史の節目で自由と抵抗の思い託し、民が歌った～「歓喜の歌」ドイツ

　歴史の節目で社会を変革しようとする市民の運動が起きたとき、世界中のどこであろうと湧き出るように聞こえてきたのがベートーベンの「第九・歓喜の … ［続きを読む］

【5】推計から推計を足し引きする無理な計算法

犠牲者に対しても、研究の蓄積に対しても敬意を欠くラムザイヤー

　ここまでは、ラムザイヤーが「(b) 自警団は実際に何人の朝鮮人を殺したのか」を探るために様々な数字を史料の中から取り出す際に、史料の誤読や … ［続きを読む］

[1] チェロの神様はファシズムと闘い、平和を生涯訴えた～「鳥の歌」スペイン

民族の魂を宿す歌　国境も人種も越えて届く人間性　朝日新聞社の特派員として中南米、ヨーロッパ、米国の三つの地域を駆け回り、「AERA」の取材で … ［続きを読む］

ワクチンのデマを信じて接種を避ける若者はなぜ多いのか？

背景にある若い世代への冷酷な政治

　新型コロナウイルスのワクチン接種が進む一方で、若い世代ではワクチンを「打ちたくない」と考えている人が、一定数いるようです。筑波大学の原田隆 … ［続きを読む］

台湾で問われる「民主主義的コロナ対策」とは何か

「偉大なる党」ではなく、「市民」が政治の主体である

　今年５月10日、「ゼロコロナ」を守ってきた台湾で、国内感染が発見された。5月19日に政府は全国に警戒レベル「第3級」（上から2番目）を宣言 … ［続きを読む］

「量的緩和」の長期化という泥沼～英議会の白川方明公聴会があぶり出した日銀の堕落

「前借り需要」の繰り返しは生産性を低め結局は経済の足を引っ張る

　日本銀行随一の理論家といわれた前総裁の白川方明氏がこの春、英国貴族院の公聴会に参考人としてオンラインを通じて招かれた。そこで白川氏が語った … ［続きを読む］

熱海の土石流は人新世の到来を実感させる

沖縄の「人間の安全保障」のために食と農を守る

　7月3日、毎朝の習慣で地元2紙に目を通し、次いで朝日新聞デジタルの記事見出しを目で追っている時だった。「熱海市伊豆山で土石流」という号外見 … ［続きを読む］