デモクラシー の検索結果

世界に広がる「デジタル政党」のいま

技術の進歩に見合ったデジタル民主主義の実践を進めよ

　日本ではいま、衆議院選挙が迫っている。しかし残念ながら、デジタル化に決定的に遅れている日本は、政治の世界でも進んだテクノロジーを取り入れる … ［続きを読む］

野党はSNSの「成功体験」を捨て去りましょう

必要なのは、ネットの泥沼から抜け出して人々の生の声を聞くこと

　「野党はSNSの成功体験を捨て去りましょう」これがこの論攷の提起であり、結論である。　とはいえもちろん、野党にSNS自体を捨てろと言ってい … ［続きを読む］

メディアは「中立・客観」を離れ、 開かれた「公正」報道を目指せ

「多事争論」再び

　朝日新聞に元気がない。そんな声を、しばしば耳にするようになった。　そんなことはありません。「森友学園」はどうです。「加計学園」報道はどうで … ［続きを読む］

「民主主義の土台」という科学の役割

その重要性への認識が日本でもっと広まってほしい

　民主主義国家を標榜する国に生まれ育ち、半世紀近く物理学の研究に携わってきた筆者だが、恥ずかしながら齢60を過ぎるまで科学と民主主義を関連づ … ［続きを読む］

東京五輪　外圧による中止はメッセージ外交としては最悪のシナリオだ

「災い転じて福となす」ために今一つの努力を

　五輪開催をめぐってすでに否定的な意見の方が多くなっている。コロナ禍が終息しない中でどうして晴れ晴れとした気持ちでスポーツの祭典が行われるこ … ［続きを読む］

グローバルダイニングのコロナ訴訟で我々が闘うのは「あいまいな日本」だ

4人のナビゲーターでたどるこの国特有の「あいまいさ」の本質と問題

　さる3月22日、私はグローバルダイニングの代理人（弁護団長）として、東京都が発出した営業時間短縮命令とその根拠となるコロナ特措法が違憲・違 … ［続きを読む］

匿名掲示板というフランケンシュタインの怪物／下

Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【4】

　2003年、クリストファー・プールという15歳の日本のアニメとゲーム好きのアメリカの青年がいた。日本オタクと言っていいだろう。彼は日本の「 … ［続きを読む］

コロナ禍の“このクソ素晴らしき世界”を訴訟で問う～コロナ違憲訴訟三つの意義

自由に対する人々の「痛み」や痛覚を取り戻したい

　3月22日、飲食チェーン「グローバルダイニング社」（東京）を原告とする、東京都知事による営業時間短縮命令及びその根拠となる新型インフルエン … ［続きを読む］

西村博之とジム・ワトキンスの2ちゃんねる骨肉の争い／上

Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【1】

　2021年1月5日、福岡市は行政手続きのオンライン化に向け制度設計プロジェクトのメンバーが決定したことを発表した。その中に見覚えのある名前 … ［続きを読む］

日本学術会議会員の任命拒否問題で、抗議の緊急出版相次ぐ

学者に広がる危機感、社会とは「温度差」「分断」も

　日本学術会議の会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒んだ問題に抗議するため、学者らによる緊急出版が相次いでいる。共通するのは「学問への政治介入 … ［続きを読む］

【9】無責任の連鎖――それは菅政権でも変わらない、いや深刻化している

　「責任を痛感」という言葉を安倍晋三前首相は在職中に何度繰り返したのだろうか。2020年7月12日付の「毎日新聞」にある「なぜ首相は「痛感」 … ［続きを読む］

社会学者・西田亮介、弁護士・倉持麟太郎両氏が語るコロナ政策のここが問題だ！

不安の感染を止められない日本の政治に処方箋はあるのか？

　昨年来、新型コロナウイルス感染で揺さぶられ続ける日本の社会。“切り札”とされるワクチン接種ははじまったものの、先行 … ［続きを読む］

トランプ現象はトランプ後も存在し続ける

アメリカが「アメリカならざるもの」に変容していくことに対する抵抗運動

　2020年11月の米国大統領選挙でジョー・バイデン候補は、史上最多の8100万票を獲得した。しかし、民主党の中で大統領候補選びが始まったこ … ［続きを読む］

世界は変えずに人々を発見する　PTAと野党の交差点

 　第2次安倍政権以降、今日に至るまでの日本政治の迷走ぶりについては、もはや逐一挙げる必要もない。世界基準の民主主義国家の立憲的ル … ［続きを読む］

なぜ民主主義か、 どこまで民主主義的であるべきか

　なぜ民主主義なのか、それが問われることは滅多にない。民主主義が正しいのは当然だからだろうか。しかし、なぜ民主主義が正しいのかにも根拠はある … ［続きを読む］

サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす？　その2

【33】ハナ肇とクレージーキャッツ「スーダラ節」ほか

　クレージーキャッツの「サラソン」シリーズの大ヒットの要因は、作詞の青島幸男が、国民大衆の「古き良き時代のサラリーマン」に対する妬みの感情に … ［続きを読む］

国民民主党「憲法改正に向けた論点整理」の落とし穴

問題解決の正解が改憲なのか？

キーワードは「規範力強化」　2020年12月4日、国民民主党の憲法調査会（会長：山尾志桜里衆議院議員）が、「憲法改正に向けた論点整理」（「論 … ［続きを読む］

国民民主党「憲法改正への論点整理」に込めた願いは愚民思想からの卒業

憲法論議を国民の自律的な意志で国家を維持・発展させていく第一歩としよう

　臨時国会の実質的な最終日となった12月4日、国民民主党憲法調査会は「憲法改正に向けた論点整理」をとりまとめた。　閉会後の閑散とした議員会館 … ［続きを読む］

オバマはいかにしてオバマになったか～バラク・オバマ回顧録『約束の地』

初のアフリカ系アメリカ人大統領へと自らを駆り立ててきたものは何なのか

　伝記や自伝を読む楽しみは、主人公の起伏に富んだ道のりに、読み手が自らの歩みを重ねることができるからだろう。とすると、一般的には政治家の自伝 … ［続きを読む］

スペインのコロナ対策に「独裁」批判　コロナ長期化の中での政治に必要なものは

非日常が日常に変わる中でも「痛み」を忘れてはならない

　バカンスシーズン後の9月頃から始まったコロナウイルスの第二波が猛威を振るう中、ヨーロッパにおいて最も深刻な被害が見られるスペインでは、10 … ［続きを読む］

アフター・トランプ、恐るべき噓の「長い半減期」

将来にわたって民主主義を蝕む深刻な問題に

　アメリカではようやく新政権への移行準備が本格的に動き出した。「投開票に組織的な不正があった」とするトランプ大統領陣営の訴えは各地の裁判所で … ［続きを読む］

アフター・トランプ、恐れるべきは保守中道の崩壊

民主主義の安定に不可欠な勢力は生き返るのか

　アメリカの主要メディアが民主党のバイデン候補の大統領当選確実で足並みをそろえ、各国の首脳が次々と祝意を表わす中、トランプ大統領は選挙に不正 … ［続きを読む］

「互いを悪魔とみなす時代」に終止符を打てるか。米大統領選後の重い課題

リベラルは勝利に酔ってはならない

　開票が長引いていたアメリカ大統領選は米東部時間の11月7日正午前、民主党のバイデン候補が当選確実となった。共和党のトランプ大統領は1期で退 … ［続きを読む］

米大統領選が意味するのは「アメリカン・デモクラシーの終焉」なのか

トランプは歴史の「逸脱現象」ではない

　アメリカ大統領選は、民主党のバイデン氏優位という事前の世論調査をくつがえして、共和党のトランプ大統領が大接戦を演じている。開票作業をめぐる … ［続きを読む］

学術会議は軍事研究に反対する左翼の巣窟なのか？

任命拒否は「デモクラシーに住みついたファシズム」の始まり

　菅政権がなぜ学術会議会員の任命を拒否したのか、その言えない理由、「研究又は業績」以外の理由とはなんだろう。学術会議法にある「研究又は業績」 … ［続きを読む］

菅首相に色濃くにじむ「選挙結果だけを国民の意思と見なす思想」～学者を退ける政治の病理

政治家が抱く「カウンター・デモクラシー」への警戒感

　政治家は、学者や研究者とどんな関係を結びたいのだろう。　コロナ禍で政府は専門家会議をつくった。対策を立てるための質の高い知見を得たかっただ … ［続きを読む］

コロナ危機で「新しい生活様式」を上から押しつけられないためのヒント

オーケストラのあり方から見えたポストコロナの「個」「市民社会」「国家」の関係

　新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、社会全体が不安にさいなまれていた頃、安倍晋三前総理によって提唱された「新しい生活様式」。皆さんはも … ［続きを読む］

大統領選挙に見る米国社会の国是をかけた争い

その混迷が今の国際社会の混乱を生んでいる

　米国大統領選挙が近づいている。11月3日まで約1カ月となった今日、なおその帰趨は予断を許さない。確かに、世論調査では、バイデン氏が6ポイン … ［続きを読む］

リベラルの敵はリベラルにあり～対立ではなくオルタナティブの政治は可能か

「法の支配」や「立憲主義」に徹底的にこだわるべきリベラル勢力があまりにも弱く…

　9月16日、7年8カ月におよんだ安倍晋三政権が幕を閉じた。歴代政権最長となったこの政権は、日本の民主主義や立憲主義のなかで、“ … ［続きを読む］

新型コロナ危機がひらく労働組合と政治の新たな関係

連合主導の野党合同新党結成はなにをもたらすのか

　立憲民主党と国民民主党の合流による野党合同新党の結成がほぼ確実となった。7月29日、両党の幹事長・政調会長の間で新党の綱領、規約、党名を取 … ［続きを読む］