戦死 の検索結果

[5] 歌い継がれるパルチザンの魂　それは恋の歌～「さらば恋人よ」イタリア

イタリアの市民は独裁と戦い、命をかけて未来を作り出した　イタリア人といえば恋とワインにうつつを抜かしているように日本では思われがちだが、とん … ［続きを読む］

A級戦犯の遺骨、「火葬場から…」～日本人による「奪還」語る別の文書

特集・戦犯遺骨の米軍秘密文書（中）

　日米開戦から80年となるこの夏、戦争責任とナショナリズムについて深く考えさせられる貴重な米公文書に出会った。日本降伏後の1948年12月2 … ［続きを読む］

新型コロナの生け贄探しはもうやめよう～誰にも不要不急の行動はない！

パチンコ、ランナー、飲食店、路上飲み……。次々と非難の対象を探す精神状況の危うさ

　2020年4月7日に発令された1回目の緊急事態宣言下、一部店舗が休業要請に応じず営業を続けて批判の目にさらされたパチンコ業界。マスコミはパ … ［続きを読む］

「殺すぞ」と首相が普天間返還合意を口止め　苦い体験続いた大臣秘書官時代

連載・失敗だらけの役人人生⑮　元防衛事務次官・黒江哲郎が語る教訓

2017年まで防衛省で「背広組」トップの事務次官を務めた黒江哲郎さんの回顧録です。防衛問題の論考サイト「市ケ谷台論壇」での連載からの転載で、 … ［続きを読む］

丸川珠代五輪相は何のためにいるんだろう

［239］郷原信郎弁護士、丸川珠代五輪担当相の記者会見、公演『向こうの果て』……

4月21日(水)　午前、TBSの大先輩Kさんと電話で久しぶりに話をする。若い頃からさまざまな影響を受けた、今でも尊敬できる数少ない先輩の一人 … ［続きを読む］

朝鮮戦争から見る台湾海峡有事のリスク～戦争に駆り出された日本人

歴史を繰りかえさせないためにも対米追従一辺倒からの脱却を

　東西冷戦時代に朝鮮戦争が勃発。占領下の日本で連合国軍総司令部（GHQ）は多くの日本人を戦乱の朝鮮海域に動員した。それから約70年を経ていま … ［続きを読む］

米国政治の研究者から防衛大学校長になった私の思い～久保文明さんに聞く

東大教授から転身。「安全保障への知的貢献で自衛官の教養向上を」

　自衛隊の幹部候補生を育てる防衛大学校（神奈川県横須賀市）の第10代校長にこの4月、米国政治研究で知られる久保文明氏が就任した。浦賀水道を望 … ［続きを読む］

影を負わされた光

【4】水上源蔵中将（日本陸軍）

　太平洋戦争において、少なからぬ数の日本軍高級将校が、エゴイズム、怯懦、無責任等、武人にあるまじき醜態をさらし、戦闘組織としての頽廃を暴露し … ［続きを読む］

最高裁「孔子廟」違憲判決と靖国神社

厳格な政教分離原則をあてはめるべきこと

政教分離原則を厳格にみた最高裁　4月です。靖国神社は21日からの春季例大祭を前に、最高裁判決を悩ましく思っているのではないでしょうか。 　2 … ［続きを読む］

ヒトラーの後継者は「高潔な武人」だったのか？

【2】カール・デーニッツ元帥（ドイツ海軍）

　さほど第二次世界大戦の歴史に関心がないひとでも、大西洋の護送船団をめぐるドイツ海軍と連合軍護衛部隊の死闘については、映画や小説などで多々描 … ［続きを読む］

沖縄戦の遺骨眠る土まで頼る辺野古沖埋め立て　菅内閣３つの欺瞞

県民に届く言葉なしに、本島南部の土を一粒も使うべきでない

　米軍基地の造成に、かつての米国との激戦地であり、今も日本の民間人や兵士の骨が残る土が使われかねない。矛盾に満ちた動きを日本政府がさらす現場 … ［続きを読む］

半藤一利さんの「遺言」――記者に語った「歴史から何も学ばぬ日本人」

己を責め、死にまさる苦しみを背負いながら、追い求めた「事実」の重み

日本人は戦争の激震をどうやって乗り切ったのか　昭和史に光をあてた作家でジャーナリストの半藤一利さんが1月12日に亡くなった。90歳だった。　 … ［続きを読む］

ラケットを携えた老提督

【1】南雲忠一大将（日本海軍）

　歴史上の人物を評価するには、重層的なアプローチが不可欠であり、また、そうした議論を展開するにあたっては、相当の紙幅を要することはいうまでも … ［続きを読む］

「エール」の主役は、歌の力。それがわかっているドラマだった

　11月22日、朝日新聞の歌壇に、こんな短歌が掲載されていた。　百歳の母の部屋から聞こえ来る小さな声の「長崎の鐘」(高松市・島田章平)　ああ … ［続きを読む］

『エール』の超上手な終わり方。やりすぎないことがとにかく大事！

　終わりよければすべてよし。　とは朝ドラ『エール』のためにあるような言葉であった。　『エール』の最終回と、そのひとつ前の回、ご覧になりました … ［続きを読む］

「中曽根的保守」の絶滅を危惧する

現在とはまるで違った「保守」の実像

　2019年101歳で亡くなった中曽根康弘元総理の自民党合同葬が10月17日に執り行われた。葬儀をめぐって、税金の使い道や国立大学への「弔意 … ［続きを読む］

『ペリリュー　楽園のゲルニカ』――戦争体験が失われる時代のリアリティー

　この夏は何よりもコロナ、それと東京オリンピックの延期や安倍首相辞任などで記憶されると思うが、とりわけ「戦争」について語られる機会が多かった … ［続きを読む］

愛されるより恐れられよ…『君主論』（マキャベリ）は政治家のバイブルか

菅首相が引用したことが話題に。目的のためならどんな手段も肯定される政治観の真実

　「哀れみ深いよりも残酷でなければならない」「約束を破ってもかまわない」「愛されるよりも恐れられるほうが望ましい」。これらは、君主（権力者） … ［続きを読む］

〝昭和の歌姫〟がうたい遺した鎮魂の反戦歌　その2

【28】美空ひばり「一本の鉛筆」

　それにしても、なぜ〝昭和の歌姫〟は昭和が終わろうとするとき、自らに死がしのびよるなか広島まで出かけていき、楽屋にベッドを持ち込んで点滴を打 … ［続きを読む］

息子を失った芸術家と、嘆く母を忘れぬ首相　ドイツの戦争と国立追悼施設

【16】ナショナリズム　ドイツとは何か／ベルリン⑦　現代史凝縮の地

【連載】ナショナリズム　ドイツとは何か　ベルリンにあるドイツの国立追悼施設、ノイエ・ヴァッヘ（新衛兵所）について、前回に続いて書く。　観光客 … ［続きを読む］

安倍首相の「歴史認識」と「愛国」へのアプローチの報じ方に今なお残る悔い

安倍政治に敗北したメディア（中）議論が消えた社会でメディアは何をしてきたか

　安倍晋三首相は任期途中で辞任を表明した。持病の悪化と任期を残しての突然の辞意という点では、第1次安倍政権の終わりと似ている。だが、第1次と … ［続きを読む］

国家は誰を弔うべきか　ドイツ国立追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ」を訪ねて

【15】ナショナリズム　ドイツとは何か／ベルリン⑥　現代史凝縮の地

　ベルリンにあるドイツの国立追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ（新衛兵所）」。ドイツのナショナリズムを考える今回の旅の目的地の一つだった。近代国家に … ［続きを読む］

「継承」が生み出す「断絶」

覆い隠された当事者の情念

　毎年、夏になるとさまざまなメディアで「記憶の継承」が叫ばれる。すでに戦後75年が経過し、戦争体験を有する世代の存命者は、ますます少なくなっ … ［続きを読む］

いま必要な「対立の超克」「連帯」「不戦」

「東アジア不戦推進プロジェクト」がめざすもの

終戦の記憶　1945年、昭和20年8月15日、私は17歳だった。75年経った今でも、ラジオの雑音を通して聞いた玉音放送を、うだるような暑さと … ［続きを読む］

被爆75年：深まる日本の「核のジレンマ」

六ケ所「再処理工場」の余剰プルトニウムが拡散させる安全保障問題

　今年も、8月6日、9日が訪れた。75年前、米国が広島・長崎に落とした原爆は、推定約20万人余の人命を奪い、すべてを焼き払い、そして強力な放 … ［続きを読む］

コロナ感染拡大半年の日本の意外な実態と毀損された真の「平等」

人々を「生かす」ことのみを目的とした社会は持続可能性に乏しい。今後やるべきは？

　この半年を振り返って思うことは、経済や社会の基盤がいかにたやすく崩れるかということであり、人々がどうやら今まで思っていたのとは異なるタイプ … ［続きを読む］

「誰にでも起きる」自分ごと

顔の見える報道が伝える共感

　新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いている。　英国と比較して新型コロナの感染者数や死者数がはるかに低い日本では、感染者に対するオンラ … ［続きを読む］

旧日本海軍1200人が朝鮮海域で掃海作業　秘匿された戦死者

朝鮮戦争70年　日本の「戦争協力」②秘密裏に国連軍に協力した日本の掃海隊

　今から70年前の1950年6月25日、朝鮮戦争が勃発してから3カ月余、海上保安庁特別掃海隊が戦乱の朝鮮海域に派遣された。連合国軍総司令部（ … ［続きを読む］

戦後75年。沖縄戦を知らない若者に歴史をどう引き継ぐか（下）

語り以外の方法で沖縄戦のリアリティーを担保する方法が必要に

　戦争体験者が少なくなった戦後75年である2020年。体験の語りに耳を傾けること以外の方法で、沖縄戦を知らない世代が戦争の記憶を引き継いでい … ［続きを読む］

トランプは「忘れられた戦争」を忘れない

第５部「『炎と怒り』から『恋に落ちた』―戦略なき衝動外交」（４）

　トランプ政権1期目の外交政策における最大のレガシー（政治的遺産）は史上初めての米朝首脳会談といってよい。2017年、米朝関係は軍事衝突寸前 … ［続きを読む］