スペシャル の検索結果

９月入学論争　最大のリスクは「社会の分断」だ

コロナ禍の今から目指すべきは、それぞれのニーズに応じた学習の個別化である

置かれた状況で意見は異なる　突然わき起こったようにみえる9月入学論であるが、大学の国際比較という自分の専門をこえて、たまたま私にとっては身近 … ［続きを読む］

編集者の緊急事態日記――不安、焦燥、救われた言葉、ときどき『ペスト』

　まさか世界中がこんな深刻な事態になるとは……と驚き続けた今年の春。少しでも自分の気持ちの整理になればと思い、緊 … ［続きを読む］

日本が世界に先駆けてつくった国立健康・栄養研究所が100周年

これからの100年に向け、AI栄養学や災害栄養などの研究に着手

｢栄養学の父｣ 佐伯矩博士をご存じですか？ 　皆さん、国立健康・栄養研究所をご存じでしょうか？　世界で最初に生まれた国立の栄養研究所で、今年 … ［続きを読む］

労働者を解雇させず、直接補償する緊急政策が必要だ

迅速で実効性ある経済対策がなければ、より多くの命が失われる

　5月4日、政府は新型コロナウイルス感染症対策本部で、全国を対象に緊急事態宣言の期限を5月末日まで延長することを正式決定した。　しかし、記者 … ［続きを読む］

新型コロナウイルスとともにさらに広がるニセ科学

手を変え品を変えたアプローチ　「免疫力」には要警戒

　新型コロナウイルス感染症（以下新型コロナと略す）への不安感が高まっている最中、ニセ科学は手を変え品を変えて消費者にアプローチする。　前回の … ［続きを読む］

コロナ休校による学習格差と入試混乱の解決に「9月入学」を

かつて解決困難とされた「空白の半年」問題が今は消滅しつつある

　学校の新学期を9月に移行する可能性の議論が政府でも始まった。　これは以前から議論されてきた問題で、その長期的なメリットや実施のための課題は … ［続きを読む］

新型コロナを伝えるワイドショーや情報番組とうまく付き合うには

コロナ感染が怖くて外出できない高齢者たち　緊急事態宣言が出て1カ月が経った。テレワークなど自宅で過ごす時間が長くなったことで、ついワイドショ … ［続きを読む］

アートシーンに起きている三つの兆候

コロナ時代を生き抜く、アーティスト的生き方

　新型コロナウイルスは、私たちの生存活動の全てにおいて負の連鎖を及ぼしている。アートシーンもその中の一つだ。アートは私たちの精神を豊かにする … ［続きを読む］

緊急事態宣言で制限されたのは私権よりも「公権」だ

図書館の臨時休館で考えた公共財の価値

　新型コロナウイルス（covid-19）の蔓延予防を目的に、新型インフルエンザ等対策特別措置法（以下「特措法」）による緊急事態宣言が、これま … ［続きを読む］

外国人の日本語を聞き取る耳を鍛えよう

母語の違いにより発音にクセ、推測しながらコミュニケーションを

　近年、日本のいたるところで外国人と接する機会が増えており、外国人と日本語でコミュニケーションするのは日常的な出来事になっている。そのとき、 … ［続きを読む］

コロナ禍に直面する経営者へ、弁護士からのアドバイス

東京弁護士会中小企業法律支援センターに寄せられる相談内容から

　筆者は、事業者向けに法律相談を行う弁護士を紹介する東京弁護士会中小企業法律支援センター（以下「東弁中小センター」という）に所属している。新 … ［続きを読む］

緊急提言：抗体検査を活用し、正しい感染症対策をさぐれ

新型コロナウイルスの危険性に、政治・行政・世論がこぞって過剰反応をしてないか

　抗体検査が注目されている。結果次第で経済活動を再開させる鍵になるのでは、との期待があるからだ。PCR検査との大きな違いは、すでに感染し無症 … ［続きを読む］

オンライン授業の利点とコロナ後の大学のあり方

通信制大学の経験から見えてくるもの

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大に伴い、多くの大学が開講時期を連休明け辺りにまで延期し、オンライン授業の導入に踏み切 … ［続きを読む］

プロ野球順位予想　セ・リーグ編――セイバーメトリクスの第一人者に訊く

開幕が遅れたからできた精緻なデータ分析

――統計学者にしてセイバーメトリクスの日本における第一人者、鳥越規央先生をお迎えして「2020年のプロ野球」の展望をたっぷりとうかがう企画、 … ［続きを読む］

楽天のPCR検査キットは医療崩壊のトリガーを引くか？

「心配だから」「念の為に」で大量の偽陰性者・偽陽性者が生み出される

　先日、楽天が新型コロナウイルスを検出する検査キットを法人向けに販売することが報じられ、医師である筆者は驚愕している。PCR検査の性質や特徴 … ［続きを読む］

「万葉集」学者がたどる生と死をめぐる心性の歴史

老いた母を7年のあいだ介護して見送った息子が考えた死に関すること

　この春に上梓した本は、多くの人から、上野さんもそうだったのぉ、同感だぁ、という感想が寄せられている（『万葉学者、墓をしまい母を送る』講談社 … ［続きを読む］

プロ野球順位予想　パ・リーグ編――セイバーメトリクスの第一人者に訊く

開幕が遅れたからできた精緻なデータ分析

　「カープおじさん」編集者の井上と申します。　2020年3月、球春が到来……しませんでした。抽選に当たって確保で … ［続きを読む］

自分で人生計画できる環境を　出産奨励の前に考えてほしいこと

　出生動向基本調査等の結果によると、未婚者の9割弱には結婚願望があり、既婚者及び結婚願望のある未婚者の希望子ども数の平均は、男性女性ともに2 … ［続きを読む］

期待の小説家・早助よう子『ジョン』の、ささやかでたしかな達成

私家版で出版した初の作品集が話題に

　2019年の夏に発売されて以来、静かに熱い注目を集めている本がある。　小説家・早助(はやすけ)よう子の初の著書、『ジョン』。　文芸誌などに … ［続きを読む］

未経験の「ソロ社会」が到来　コミュニティ再構築のカギは？

　出生数が史上初90万人を割りこんだ。　こんなニュースが、2019年12月にテレビ・新聞・ネットなど多くのメディアで取り上げられ、話題となっ … ［続きを読む］

한국의 ‘코비드 19’ 대책에는 ‘세월호 사건’의 교훈이 있다

그때로부터6년문재인정부는4.16세월호사건을잊지않음으로4.15총선에서승리

この記事は『韓国コロナ対策には「セウォル号事件」の教訓があった』の韓国語版です。필자는 언젠가 하도 깊은 충격　때문에　한국 현대사는 4 … ［続きを読む］

フェーズが変わった！新型コロナとの戦いは「パスカルの賭け」で

日本は特殊ではない。欧米と同様の事態を想定して対策をとることが必要だ

　カミュの名著「ペスト」に、「この瞬間から、われわれすべての者の事件になったということができる」という一節がある。それまで普段の生活を続けて … ［続きを読む］

少子化を女性の問題にするおかしさ　はしごを外されてうんざりの若年層

　2019年の日本の出生数は、国立社会保障・人口問題研究所の予想よりも2年早く90万人割れが確実となり、1899年の調査開始以来、いよいよ過 … ［続きを読む］

コロナ検査不足が医療危機を生んでいる

診断・隔離・治療政策を立て直せ

　これまで新型コロナウイルス感染を調べるためのPCR検査拡大に否定的とみられていたクラスター対策の中心人物が、検査不足を医療危機の主要な原因 … ［続きを読む］

縮小する日本をAIで予測　都市集中から地方分散へ

　最初に大きな時代認識を記すと、私は令和という時代において中心的な課題となるのは、「人口減少社会のデザイン」というテーマであると考えている。 … ［続きを読む］

コロナ休校の影響は深刻、今こそ秋入学への移行を真剣に考えよう

すべての学校で今年度の半年延長を、そして一斉に秋入学を

　本来なら始業式、⼊学式が⾏われるはずだった4⽉8⽇。その前⽇の7⽇夜、安倍⾸相から緊急事態宣⾔が出され、筆者の勤務校がある埼⽟県もその対象 … ［続きを読む］

新型コロナ禍、米国アジア系市民へのヘイトと中国への抗議は区別すべきだ

　新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない米国では、多くの人々が不必要な外出を控えて自宅で過ごすことを求められているため、通常なら多忙な友人 … ［続きを読む］

物理学の思考法で新型コロナ対策を整理する

基本を理解し、長期戦になるという認識を共有しよう

　新型コロナウイルスSARS-CoV-2による感染症COVID-19が猛威をふるっている。　筆者の専門は物理学で、疫学は素人である。しかし、 … ［続きを読む］

アイ・シャル・リターン　再び「目に見える」存在となった小池都知事

「今のところ最も首相に近かった日本女性」のこれまでとこれから

　新型コロナウイルスの席捲による危機の中、小池百合子都知事の存在感が増している。東京都知事選の再選はほぼ間違いなしとみられる中、女性初の総理 … ［続きを読む］

廃業、取り立て、住宅ローン…コロナ禍はこう乗り越えろ！

政府のコロナ対策は一時凌ぎの経済防衛策にすぎない。従来の常識にとらわれない手段を

　新型コロナウイルスに関する経済対策として、政府は「108兆円の支援金を用意」「事業者に100万円」「世帯に30万円」「子ども一人に1万円」 … ［続きを読む］