研究者 の検索結果

［2］「脱亜」と帝国のまなざし

　「悪友を親しむ者は共に悪名を免かるべからず。我れは心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」（福澤諭吉「脱亜論」『福澤諭吉全集 　第１０ … ［続きを読む］

赤とんぼを減らした田んぼの「箱剤」

　赤い体に丸い目玉と透明な羽。秋に群れ飛ぶ赤とんぼは、トンボの仲間のうちアカネ属約20種類を指す言葉とされる。その中の代表格はまぎれもなくア … ［続きを読む］

何故わたしのノーベル医学生理学賞の予想が的中したか

　今年9月27日WEBRONZA掲載の筆者のノーベル医学生理学賞予想が的中した。１０月７日に発表された受賞分野ならびに受賞者３人ともを予言で … ［続きを読む］

秘密保護法よりも「公開すべきデータを公開しない罪」の新設が必要だ

　特定秘密保護法に関する議論で忘れられたことがある。それは地球観測データだ。　福島原発事故の際、緊急時迅速放射能影響予測システム（ＳＰＥＥＤ … ［続きを読む］

インターネット無料授業ＭＯＯＣｓは、ビジネスか社会貢献か

　ＭＯＯＣｓ（ムークス）という言葉をご存じだろうか。インターネット上で「誰にもオープンで、どこでもオンラインで受講でき、一流大学の教授陣が大 … ［続きを読む］

地球温暖化懐疑派としてIPCC第５次報告書に物申す（前編）

　国連の「気候変動に関する政府間パネル」（IPCC）の第５次評価報告書（第一作業部会分）が公表され、過去60年間の温度上昇（地表平均で0.7 … ［続きを読む］

懐疑派を黙らせられるか　ＩＰＣＣ第５次評価報告書

　国連の「気候変動に関する政府間パネル」（ＩＰＣＣ）第１作業部会の第５次評価報告書（ＡＲ５）が９月２７日、スウェーデン・ストックホルムの総会 … ［続きを読む］

ノーベル賞を超える賞

　毎年この季節になると新聞社関係の知り合いから「今年のノーベル物理学賞は誰になりそうでしょうか？」という問い合わせが数件舞い込むのだが、予想 … ［続きを読む］

２０１３年ノーベル物理学賞は誰に？

　アルフレッド・ノーベルは１８９６年に亡くなったとき、資産の大部分を「ノーベル賞」設立のために残した。それまで、特定な課題の解決に対して与え … ［続きを読む］

「東京オリンピック招致」は、国際原子力ロビーにとっての進軍ラッパだ

　読書にも、「時」がある。読む「時」に応じて本はさまざまな相貌を示し、さまざまな意味を読む者に与える。　９月８日、日本中が２０２０年の東京オ … ［続きを読む］

2013年ノーベル医学生理学賞と化学賞を大胆予想する

　昨年のノーベル医学生理学賞 は、ジョン・ゴードン氏（Sir John B. Gurdon）と山中伸弥さんの「細胞の初期化の発見」に対して与 … ［続きを読む］

朱建栄氏の拘束、いまは「双規」の段階か？

　東洋学園大学教授の朱建栄氏が７月１７日に故郷の上海に行った後、連絡が取れなくなっている。上海に着いた直後に中国当局に拘束された、と伝えられ … ［続きを読む］

地方紙は進化する、 「日本の中心でニュースを叫ぶ」メディアに

寺島英弥（河北新報社編集委員）

　参院選公示後、７月６日の河北新報朝刊はこう伝えた。　「東日本大震災や福島第一原発事故をめぐる各政党の訴えが首都圏でかすんでいる。争点は経済 … ［続きを読む］

ネット選挙、原発問題が炎上するメカニズム――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から（５）

情報ネットワーク法学会

　「ツイッター上のコミュニケーションは、いわゆる世論ではない」。立命館大学特別招聘准教授の西田亮介氏は、７月の参議院議員選挙における、いわゆ … ［続きを読む］

安倍首相の大嘘「状況は制御されている」を実現する秘策を考えた

　私は、2020年の東京五輪開催決定を、どうしても心の底から喜ぶ気になれない。その原因は、安倍晋三首相が最終プレゼンで、福島原発の汚染水問題 … ［続きを読む］

イプシロン打ち上げの二つの意味

　小型ロケット「イプシロン」が１４日に打ち上げられた。延期はあったものの新型ロケットのいきなりの成功は素晴らしいことで、先ずは関係者の努力に … ［続きを読む］

ニュースアナ五輪慶祝笑顔に脱原発を思う

　不気味な日曜日だった。目が覚めると東京五輪の２０２０年開催が決まっていた。そのことをどうこう言うつもりはない。悪酔いの錯覚にとらわれたのは … ［続きを読む］

飽き飽き「秋入学論争」にトドメを刺したい

　ここ数年にわたり東京大学を中心に一部の大学で議論を巻き起こした秋入学移行という提案は、実質的に見送られることとなった。すでにこの場でも数回 … ［続きを読む］

乳がん死防止法の発想転換を迫る女性研究者の最新成果

　乳がんは女性がかかりやすいがんの第1位であり、日本人女性の18人に１人が生涯で乳がんを患う（「がんの統計’09」財団法人がん研 … ［続きを読む］

高血圧薬ディオバン問題、難航する真相解明　検察、公取委の出方は？

郷原信郎弁護士に聞く

　製薬大手「ノバルティスファーマ」（以下、「ノ社」と略称）の高血圧治療薬・ディオバンに「血圧を下げる効果を超えた作用がある」とした大学の臨床 … ［続きを読む］

「研究不正」をどう防ぐか＜下＞

　<上>では、研究不正が行われている状況とその背景について書きました。続く<下>では、どうすれば不正を減らせるのか、 … ［続きを読む］

「研究不正」をどう防ぐか<上>

　研究不正、特に論文の捏造は重大な問題であり、学問への信頼を揺るがせるものです。不正をした本人だけではなく周囲の人達にも悪影響を及ぼしていき … ［続きを読む］

電凸を無許可でニコ生中継しても許されるのか――連続討議「ソーシャルメディア社会における情報流通と制度設計」から（３）

情報ネットワーク法学会

　「電凸（でんとつ）をニコニコ生放送で中継してもいいのか」、「情報発信力に応じて権利を制限すべきだ」。「誰もがジャーナリスト」時代を迎えて、 … ［続きを読む］

「南部コロキウム」とジャンニさんとの再会

　７月の終わり、私はアブラゼミの声があふれる大阪・豊中の大阪大学キャンパスを歩いていた。目的は、この日、理学部で開催される「南部コロキウム」 … ［続きを読む］

続々・科学の本質と論文不正の微妙な関係〜角を矯めて牛を殺すな

　論文不正がこうまで繰り返されるのは何故なのか。制度が「性善説」に偏り過ぎていたから「研究者も時には悪さをするという前提で、チェック機構の整 … ［続きを読む］

続・科学の本質と論文不正の微妙な関係

　論文不正のような極端なケースでなくても、信じられてきた知見が「覆され、また積み上げられる」というところに科学の営みの本質がある。その上論文 … ［続きを読む］

科学の本質と論文不正の微妙な関係

　論文不正が芋づる式に発覚している。特に東大分子細胞生物学研究所の教授（すでに辞職）が関与した事件は、波紋を呼んだ。先月明らかになった大学側 … ［続きを読む］

科学者が嘘をつけない制度を天文学に見る

　科学者が、存在しない実験成果を「捏造」し、「嘘」を論文として発表する。そのような信じられない事実を私が初めて知ったのは、２００２年。物性実 … ［続きを読む］

研究不正防止は心がけの問題ではない

　研究不正のニュースが相次いでいる。　東京慈恵会医科大学が７月３０日、製薬大手ノバルティスの高血圧治療薬ディオバン（一般名・バルサルタン）に … ［続きを読む］

８月６日に科学者に考えてほしいこと

　もうすぐ８月６日がやってくる。　夏休みの平和授業と、広島・長崎の平和記念式典の映像は、団塊ジュニアである私の世代だけでなく、私たちの次の世 … ［続きを読む］