税制 の検索結果

ネット投票先進国エストニアの原動力は「ソ連時代の否定」だった

時代の転換とIT化が重なり、徴税などのデジタル化も進む

　「税の徴収にもITを使用するなど、エストニアはネット関係の制度を1990年代から導入しました。なぜ、それらの導入がこの社会に受け入れられた … ［続きを読む］

研究力低下の「特効薬」に頼ろうとしない日本

しがらみのない国際機関による政策評価で復活したドイツに学べ

　国の向かうべき方向は政府が政策を立案し、実施することで実現していく。どの国でも、またどの分野でも政府は毎年、新たな政策を考え、予算をつけ、 … ［続きを読む］

マルサもAI化の時代へ　法の抜け穴を「彼ら」はどう発見するのか

人間を取り締まる法律をAIがつくる時代が目の前に

　AIがあらゆる人間の仕事を奪う――人工知能技術が実用化されて以来、いやそれ以前のSFの時代から、幾度となく繰り返されてきた予想だ。最近も、 … ［続きを読む］

「ふるさと納税」でお米が売れなくなった？　米屋や直販農家にはボディーブローのような痛み

お米が返礼品となることにモヤモヤする理由

　「ふるさと納税」の利用者が増え続けている。総務省が発表した調査結果によると、2021年度の受入額は全国で約8302億円。税制改正によって利 … ［続きを読む］

親会社に株式持分の一部を残すパーシャルスピンオフ（事業切り離し）

令和5年度税制改正によるスピンオフ税制の拡充

1. はじめに　親会社からの事業の切り離しを行うスピンオフ制度の動向について、前回2022年9月14日付けの拙稿「親会社からの事業切り離し「 … ［続きを読む］

岸田首相「異次元の少子化対策」、財源はどうする？

防衛費倍増とセットで大増税か、世論は反発

財源を語らない「異次元の対策」　年頭に記者会見した岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」を今年の大きな挑戦だと述べた。安倍政権の「異次元の金融 … ［続きを読む］

甘利氏「消費増税検討発言」否定ツイート、政治家としての「言葉」が問われる

ツイートで釈明した「司会者とのやり取り」など、どこにも確認できない

　政治家は、「言葉」によって有権者に政策を訴え、その「言葉」が支持され信頼されることで議席を獲得し、「言葉」で議会での論戦を行う。まさに、「 … ［続きを読む］

岸田自民党の混迷で大乱の兆し～大きな分岐点にさしかかる2023年日本政治

「三つの失望」で支持率が低迷する岸田政権に予想される「三つの可能性」

　年が明けた。2023年の日本政治の焦点は、岸田文雄政権が持つのか、そして日本が抱える様々な課題は解決に向かうのか、である。　ロシア・ウクラ … ［続きを読む］

より良い未来を求めなくなった民意がもたらした長期政権～山口二郎氏インタビュー

「ポピュリズム化した野党も反省して出直しを」

　「アベノミクス」とはいかなる政策思想でどんな社会現象を起こしたのかについて、さまざまは視点から探るインタビューシリーズ。今回はリベラル派の … ［続きを読む］

防衛増税を「過小」に見せる、岸田首相のごまかし

必要なのは4兆円、選挙意識で真実を隠すな

　岸田首相は2022年末の記者会見で防衛費倍増に向けた「1兆円強」の増税を表明した。倍増がなぜ必要か、の説明もなく突き進む首相は、4兆円の財 … ［続きを読む］

「消費税は預り金」という“壮大な虚構”が日本社会に停滞をもたらした

「転嫁」できない中小企業に重い負担を課し、輸出産業を優遇

　物価高対策として消費税減税を求める声は、政府に無視される一方、来年10月に予定されているインボイス（適格請求書）制度によって、消費税免税事 … ［続きを読む］

枝野幸男氏「消費減税訴えは間違い」発言は、野党全体に立ち位置と戦略の再考を突きつけた

その意味を各党が受け止められるかどうかで、今後の日本が変わる

つまみ食い報道で真意が歪められた発言内容　立憲民主党の枝野幸男衆議院議員が、自身が代表だった際の衆院選での消費減税の公約について間違いだった … ［続きを読む］

政治を志す女性たちを支える仕組みをどうつくるか～自民一強と民主党の終焉

「女性のための政治スクール」30年の歩みから考えるジェンダーと政治【16】

　元参院議員の円より子さんが1993年に「女性のための政治スクール」を立ち上げてから来春で30年。多くのスクール生が議員になり、 … ［続きを読む］

信教の自由の制約は「特に」慎重にという言説への違和感～カルト規制の立法が急務

日本社会に巣くうカルトの問題を抜本的に解決する千載一遇のチャンスを逃すな

　世界平和統一家庭連合（旧統一協会）とカルト規制の問題について、「政治と宗教」、政教分離への配慮、「信教の自由」という観点から、制約を課す場 … ［続きを読む］

「疑わしきを白日の下にさらす」役割を果たしたパナマ文書報道〈第4回〉

五輪招致疑惑でこの姿勢は貫徹されたのか？

国際経済事件の報道には知識のアップデートが必要　2020年東京五輪招致委員会による国際オリンピック委員会（IOC）委員の買収という五輪招致惑 … ［続きを読む］

「改悪」の結末が透ける食料・農業・農村基本法見直し

保護農政への揺り戻し図る農政トライアングルと「お墨付き」のためだけの審議会

　食料・農業・農村基本法の見直しが1年かけて行われることになった。同法に基づく食料・農業・農村政策審議会にこれまでの基本法の運用や問題点を検 … ［続きを読む］

エネルギー危機の日本　岸田総理の意味不明な原子力政策～ドイツの例から考える

ロシアのウクライナ侵略に伴う国際的なエネルギー危機への対応で浮き彫りになったもの

　ロシアのウクライナ侵略に伴うエネルギー危機と原発に関する欧州・ドイツと日本の対応は対照的だ。　欧州では、ロシアからの天然ガスに代わる液化天 … ［続きを読む］

食料・農業・農村基本法見直しの背景はなにか

政治に翻弄された農政の軌跡から見えてくる揺り戻しの正体とは

　食料安全保障の強化や1次産業の成長産業化などを理由に、食料・農業・農村基本法が見直されることになった。これまで、農政は政治と圧力団体に左右 … ［続きを読む］

沖縄県知事選で玉城デニー氏が再選した本当の意味～県民は何を判断したのか？

県内の多くの団体から支持を集めたのに佐喜真淳氏はなぜ勝てなかったのか……

　2022年9月11日に投開票された沖縄県知事選挙では、米海兵隊普天間飛行場の辺野古移設に反対する「オール沖縄」を率いる現職の玉城デニー氏が … ［続きを読む］

親会社からの事業切り離し「スピンオフ」の課税と制度の最新動向

1. はじめに　スピンオフとは、既存の子会社の株式又は切り出した事業を承継させた子会社の株式を、親会社の株主に対して、その保有株式数に応じて … ［続きを読む］

岸田首相の理由説明なき「統一教会との訣別」は、更なる大混乱を招く

安倍元首相と教団との関係をあらためて解明せよ

岸田首相の二つの「決断と実行」　「聞く力」を強調し、「検討」に終始してきた岸田文雄首相は、安倍元首相殺害事後間もなく、自ら、二つの「決断と実 … ［続きを読む］

「エンゼルス売却問題」を知るための四つの視点～大谷翔平の今後は？　

エンゼルスをこよなく愛するオーナー、モレノ氏がなぜ？広がる波紋の裏側

　米大リーグ・エンゼルスのオーナー、モレノ氏が8月23日（日本時間8月24日）、球団の売却を検討すると発表した。大谷翔平選手のいるエンゼルス … ［続きを読む］

支離滅裂な物価対策がまかり通るのはなぜか？

麦の政府売り渡し価格据え置き決定が映し出す農政の矛盾

　原油や農産物の国際価格の上昇や円安によって、消費者物価が上昇している。政府は、物価対策として、これまでの価格決定のルールからすれば本来20 … ［続きを読む］

ロシアへの経済制裁は、体制エリートや富裕層を狙い撃ちすべきだ

超富裕層の租税回避穴を防ぎ、グローバルに公正な税制を確立せよ

　驚いたことに2022年8月10日発足の第二次岸田内閣でも「ロシア経済分野協力担当大臣」が置かれました。しかし、「経済分野協力担当」というよ … ［続きを読む］

ケルトの「虎」から「フェニックス」へ～アイルランドという“鏡”に映るニッポン

島国で資源小国という共通項、浮上のカギはどこに

　私は日本政治を対象に政治コミュニケーションを研究する大学教員である。この4月から縁あってアイルランド共和国のUCD（University … ［続きを読む］

岸田改造内閣の成否は、河野太郎デジタル大臣にかかっている

市場と政府会計、そしてまず第一に政治資金のデジタル化を進めよ

「新しい資本主義」の試金石となる河野デジタル大臣　岸田文雄内閣総理大臣は、22年8月10日に内閣を改造し、河野太郎衆議院議員をデジタル大臣に … ［続きを読む］

中国でなぜ「共同富裕」が実現しないのか

縮まらない貧富の格差を「税制」から読み解く

なお深刻な貧富の差　「共同富裕を着実に推進する歴史的段階に入った」　中国を率いる習近平・共産党総書記（国家主席）が、重要経済政策を企画する中 … ［続きを読む］

実は公明党と似ている日本維新の会。どういう政党か～参院選で躍進。今後は……

「政党」としての公明党～一学究の徒の政治学研究【10】

　「論座」では「『政党』としての公明党～一学究の徒の政治学研究」を連載しています。1999年に自民党と連立を組んで以来、民主党政権の期間をの … ［続きを読む］

調査報道の発掘と再評価を　市民支持を促すアーカイブ

調査報道の未来

　「調査報道」という語句が、メディア界で広く使用されるようになってきた。調査報道の衰退・低迷を危ぶむ一方、ジャーナリズム再生のキーの1つは調 … ［続きを読む］

「年金3割カット」発言も、野党の消費減税案に自民党幹部はなぜいきりたつのか

社会保障のためのはずが借金返済に、やがて防衛費の財源にも？

　消費税は社会保障の貴重な財源。だから減税など論外だ――。消費減税を求める野党に向かって、自民党はこんな論法で反論している。テレビ討論では予 … ［続きを読む］