化学 の検索結果

イベルメクチンは何に効くのか？

新型コロナウイルス感染症に対する治療薬としての可能性とリスク

　ツイッターを眺めていると、新型コロナウイルスへのイベルメクチンの効果を熱狂的に信じている人たちが日米にいることが分かる。イベルメクチンは寄 … ［続きを読む］

「炭素の価格付け」が地方再生の切り札になる～真のゼロカーボン社会へ（下）

国はデジタルとエネルギーを一体化した新産業創出の後押しを

失敗を続けてきた自民党政権の産業政策　これまで、経済政策は自民党政権の十八番と見なされてきた。戦後の経済成長を実現し、時々の景気変動に対して … ［続きを読む］

パラリンピックの陰で……ワクチン接種もままならぬ障害者たち

クラスターが起きる支援施設、なのに学校連携観戦か？

開幕まで、接種されなかった高齢の障害者　「ええっ?!　入所者さんたちの1回目のワクチン接種が、8月24日なの?　その日は、パラリンピックの開 … ［続きを読む］

人口減少・経済成熟・気候変動を前提に社会システムの変革を～真のゼロカーボン社会へ（上）

エネルギー源だけのゼロカーボンは不十分

有権者の総意となったゼロカーボン目標　気候変動に関する政府間パネル（IPCC）は、第6次評価における第1作業部会（自然科学的根拠）の報告書を … ［続きを読む］

コロナ禍での途上国との共同研究、細心の注意を払って実施中

アフリカ・マラウイ湖世界自然遺産で地元関係者による協働管理を目指す

　アフリカ大陸南東部の内陸国・マラウイを今年8月に訪問し、マラウイ湖国立公園（世界自然遺産）の管理方針や自然資源の活用方法をマラウイの研究者 … ［続きを読む］

日本をダメにしている縦型社会を打破せよ

若者を海外へ、組織や国を超えて飛び回る人材が日本を復活させる

　日本の大学の研究業績が低下していると言われて久しい。今年8月10日に文部科学省が発表した「科学技術指標2021」では、重要論文（引用される … ［続きを読む］

教員免許更新制度「発展的解消」に期待する

個々の教員の知識・スキルのレベルに応じた研修で、「全員アタリの先生」へ！

　教員免許更新制度廃止の方針が８月23日、萩生田文部科学大臣から「発展的解消」という表現を使って発表された。大臣自身も「不断の研修の必要性」 … ［続きを読む］

日本科学未来館新館長、全盲のIBMフェロー浅川智恵子さんが記者会見

開館20年で毛利衛さんから交代、その背景は

　東京・台場地区にある日本科学未来館の館長が今年4月、毛利衛さんからIBMフェローの浅川智恵子さんに代わった。2014年から米国で研究生活を … ［続きを読む］

IPCCが「地球が火事になっている」と警告したワケ

科学の声を聞かずに、日本人の出せるCO₂は残り4年分になった

　8月9日、IPCC第6次評価報告書（AR6）第1作業部会（WG1）報告書が発表された。この報告書に対して、国連のグテーレス事務総長は「人類 … ［続きを読む］

記録があれば、1000年前の政治も分かる

過去を知り、いまを考える、「日記」というアーカイブ

問題の検証には、とにかく「記録」が重要だ　東京オリンピックは、新型コロナウイルスの感染が広がる中で開催された。緊急事態宣言の中での祭典という … ［続きを読む］

「キラーロボット」の恐怖

自律型AI兵器規制の困難にどう向き合うか

　兵器や法律の専門家で構成される国連の専門家パネルが2021年3月8日付で安全保障理事会議長に宛てた書簡によると、2020年3月27日、リビ … ［続きを読む］

魚が激減した瀬戸内海をどうやって変えるか

原因は「貧栄養化」、２回目の法改正で行政に求められること

　瀬戸内海で魚介類がどんどん獲れなくなっていることをご存知だろうか？　最大の原因は「人為的貧栄養化」（Cultural Oligotroph … ［続きを読む］

子供や若者の甲状腺がんの早期発見は有害無益である

過剰診断問題について公正で開かれた議論を

福島で「異常な事態」が起きている　福島では現在、300人もの子供や若者が甲状腺がんと診断されています。このような世代が甲状腺がんに罹ることは … ［続きを読む］

世界のCO₂回収・貯留（CCS）政策からみた日本政府の決定的遅れ

実現に向けた法制・税制の整備を進めよ

　温室効果ガスの代表格、二酸化炭素（CO₂）をめぐっては、それを回収・利用・貯留する（CCUS）ことでCO₂の排出量削減につなげようとする考 … ［続きを読む］

文明史的転換点に立つ五輪後の日本～私たちが踏み出すべきはこの道だ！

取り戻そう、危機を受け止める「感性」と「強さの質」

　政治といえば、政権の動きや、与野党間のせめぎ合いに注目が集まりがちですが、現実には政党の枠組みを超え、政治家個人として協力して活動すること … ［続きを読む］

必見！　濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』(下)──危ういリハーサル場面

　前稿ではおもに『ドライブ・マイ・カー』の物語構成、人物設定、主要モチーフなどを論じた。今回は本作の「パート2」(便宜的にこう呼ぶ。前稿参照 … ［続きを読む］

日本と韓国を巡る今年の8月15日。直視すべき、考えることが多かった日

　私にとって8月は、自分の誕生月という以外に、なんかソワソワする月なのです。6日、9日は原爆が投下された日。そして8月15日は日本にとっては … ［続きを読む］

制服組・背広組の空前の一体感　「防衛庁の天皇」が主導、省への昇格が実現

失敗だらけの役人人生㉖　元防衛事務次官・黒江哲郎が語る教訓

2017年まで防衛省で「背広組」トップの事務次官を務めた黒江哲郎さんの回顧録です。防衛問題の論考サイト「市ケ谷台論壇」での連載からの転載で、 … ［続きを読む］

地政学からみた中央アジア5カ国

建国30周年を迎える各国の動向は

　中央アジア諸国（カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、キルギス）は2021年に建国30周年を迎える。いずれもソ連邦 … ［続きを読む］

｢竜とそばかすの姫｣と｢映画 太陽の子｣

この夏に映画館で見たい、平和を考える感動２大作

　76年目の原爆の日を今年も迎えた。今年はいつもと異なる状況での原爆の日だった。パンデミック下のオリンピック開催で、毎日増加する感染者数と熱 … ［続きを読む］

コロナはどのように終焉するのだろうか

感染した劇作家の一人芝居を見、クリスタキス著『疫病と人類知』を読んで考えたこと

　東京の新型コロナ感染者数が急増している最中に、ベルリン国際映画祭金熊賞受賞の英国の劇作家デヴィッド・ヘアが自身の感染体験をもとに書いた一人 … ［続きを読む］

デジタル庁事務方トップ人事に大いなる疑問符

「不適切な人物」に頼る不安

　2021年8月5日付の朝日新聞デジタルは、「来月発足するデジタル庁の事務方トップとなる「デジタル監」に、政府は米・マサチューセッツ工科大（ … ［続きを読む］

生誕100年、物理学者南部陽一郎の足跡をたどる

大阪市大から米国へ、次々と出た画期的アイデアの秘密はどこに

　2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんは、米国での研究生活が長かったためか、日本社会での知名度はあまり高くない。しかし、物理 … ［続きを読む］

東大立花ゼミの誕生秘話

「二十歳のころ」を生み出した伝説のゼミはいかにして生まれたか

　立花隆さんの訃報が公になったとき、駒場にある東京大学教養学部で実施された「立花ゼミ」がずいぶんと取り上げられた。訃報が発表されたのが、ゼミ … ［続きを読む］

地政学上の大転換を迫る中国でのミサイルサイロ発見

対中政策の見直しは必至

　アメリカ科学者連盟（FAS）は2021年7月26日、中国の新疆ウイグル自治区東部のハミ（クルム）市近くで建設中のミサイルサイロを発見し、最 … ［続きを読む］

米国で強まるトヨタ自動車批判

大広告主への忖度で日本では知られていない「真実」

　トヨタ自動車と言えば、日本が誇る世界企業と言えるだろう。だからこそ、世界からトヨタがどのようにみられているかに無関心ではいられない。　実は … ［続きを読む］

英語は無用！ 益川敏英さんは「ガラパゴス」の信念を貫いた

世間を相手に「平場」のトーク、ボトムアップ目線で社会批判

　ぼくは益川さんとコンビを組んでいた――そんなことを私が言ったら、僭越の極みとたしなめられるに違いない。7月23日に81歳で死去した京都大学 … ［続きを読む］

江田五月氏を悼む〜戦後民主主義を体現したその人生

父の急逝から大きく変わった進路

　去る7月28日、江田五月氏が肺炎のため岡山市内の病院で死去した。享年80歳だった。江田氏は筆者と同年齢、東京大学では同学年だった。1960 … ［続きを読む］

五輪開会式は、なぜ「失敗」だったのか

TOKYO2020に欠けている「文化」

　東京オリンピックは連日熱戦が続いているが、本来、スポーツとセットであるはずの「文化プログラム」の影は薄い。問題の多かった開会式も含め、「T … ［続きを読む］

統計活用の世界ポスターコンテストで日本の中三トリオが一等賞

日本初の快挙を成し遂げた神戸大学附属中等教育学校の教育

統計を使いこなす能力向上を目指した世界コンテスト　統計を使いこなす能力（統計リテラシー）の向上を目指して活動している「国際統計リテラシープロ … ［続きを読む］