化学 の検索結果

民主主義の脅威という話

ハーバーマス、アガンベン、フーコーから読み解く

　民主主義の脅威については、「ニッポン不全【12】　日本の民主主義も「中年危機」」で、若干論じたことがある。そのなかで、ケンブリッジ大学のデ … ［続きを読む］

東京五輪の強行と「オリンピック貴族」につながる大学スポーツの特権化

　日本で戦後に肥大化したのはスポーツと服飾産業だ。戦争直後は同好会的な側面が強かったのに、次第に学校スポーツを通じて巨大な組織へと肥大化して … ［続きを読む］

五輪中止の選択肢は存在せず～「国民の安全第一」という日本の規範が変わった

民意に耳を傾けない菅政権。期待を裏切られた我々は何を選べばいいのか

   オーストラリアから、東京五輪の競技の中でもっとも早く開催されるものの一つ、女子ソフトボールの選手団が事前合宿のため … ［続きを読む］

続・人種差別、女性蔑視発言はなぜなくならないのか

オリパラ、ワクチン問題にも共通する解決策を探る　

　差別をなくす政治正義は、「そこにばかり無意識の注意が向く」負の効果を持つかもしれない。そういう問題意識から注意の認知心理学も参照し、差別の … ［続きを読む］

AIが感情と意識を持つことは可能か

『クララとお日さま』『隠された泉』が教えてくれること

　人工知能（AI）と呼ばれるものの将来を考えると、AIを組み込んだ「ロボット」なるものに感情や意識をもたせることが可能になるのか、といった疑 … ［続きを読む］

人種差別、女性蔑視発言はなぜなくならないのか

そこに「注意」を向けすぎていることにこそ問題がある

　米国では人種差別を巡る分断・対立がますます先鋭化している。他方日本では、2月に東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が、懲りな … ［続きを読む］

平井大臣の「徹底的に干す」「脅しておいた方がよい」発言を看過してはいけない真の理由

単なる「言葉の問題」ではない政府・自民党の体質を端的に示す空恐ろしい事態

　東京オリンピック（五輪）・パラリンピック向けに国が開発したアプリ（オリパラアプリ）の事業費削減をめぐり、平井卓也デジタル改革担当大臣が今年 … ［続きを読む］

コロナ時代の無常観、そして正義と幸福

「予防文脈」と「危機文脈」のすれ違いを考える

　コロナ問題に呻吟する現在において、医療の最前線において発生しうる問題性について、私の専攻する哲学倫理学の観点から、義務論と功利主義、あるい … ［続きを読む］

お父さんの「お茶当番」はなぜ少ない？

ジェンダー考。社会は少しずつ、確実に変わっている

少年野球の保護者　小学校1年生になった息子が、地域の少年野球チームに入った。当然、保護者である私たちが色々とコミットすることになる。　初日の … ［続きを読む］

安倍・菅政権の政治手法は政官関係をどう変えたか~2021政治決戦　何が問われるのか②

総選挙を政治と官僚の関係の現状を評価し、そのあり方を抜本的に見直す契機に

　新型コロナウイルスの感染に揺れる日本はこの秋までに、重大な選択を求められる。衆院議員の任期（4年）が10月21日には満了するので、それまで … ［続きを読む］

オリンピック選手だけは〝ガイジン〟もOK？

コロナで足止めを食らっている留学生や研究者たち

　とうとうオリンピックに参加する外国人選手の入国が始まった。選手や関係者だけは、外国国籍でも特別扱いで日本に入れる。ところがまっとうな「在留 … ［続きを読む］

自由民主党　林芳正、齋藤健、村井英樹、松川るい4議員が語る令和政治の課題

コロナ危機とその後の日本を待ち受ける深刻な課題にどう取り組むか？

　コロナ禍は日本の社会が抱える課題をあらわにしました。それは、格差や貧困といった社会問題、雇用や不況などの経済問題、医療やITなど社会インフ … ［続きを読む］

原発「安全研究」は事故リスク解析、米スリーマイル島事故が転機に

　元原子力安全・保安院審議官の阿部清治（きよはる）（７５）は、国による原子力の安全規制に４０年余にわたって関わってきた。こんなに長く規制の側 … ［続きを読む］

医療費削減が期待される「バイオシミラー」って何？

国民全体の医療費を下げるはずだが、行く手に立ち塞がる大きな課題

　「バイオシミラー」とは何か、ご存じだろうか。薬の「ジェネリック」といえば、いまでは多くの人が知っているが、バイオシミラーはメディアに身を置 … ［続きを読む］

ハッキングされた上海公安部データ　垣間見えるデジタル・パノプティコン化する中国

監視社会の強化が加速する中国。主たる目的はウイグル人の監視？

　2021年4月1日、中国の上海公安部からリークされた「ウイグル人テロリスト」と名付けられたデータベースに、訪中していた外国人の個人情報が掲 … ［続きを読む］

新型コロナの生け贄探しはもうやめよう～誰にも不要不急の行動はない！

パチンコ、ランナー、飲食店、路上飲み……。次々と非難の対象を探す精神状況の危うさ

　2020年4月7日に発令された1回目の緊急事態宣言下、一部店舗が休業要請に応じず営業を続けて批判の目にさらされたパチンコ業界。マスコミはパ … ［続きを読む］

「オンライン授業は孤立を深める」論は正しいか？

対面と組み合わせ、真の「教養」教育の復活を

　新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの高等教育機関がオンライン授業を継続している。本稿では、オンライン授業に対する単純な「いい／悪い」 … ［続きを読む］

違いを超えてゆけ――コロナ禍で考える「識別」と「受容」

体内で他者を識別する分子の意外なからくり、米国生活で実感する受容の大切さ

　「フリーダム！」　ファイザー・ビオンテックのmRNAワクチン2回目の接種を終えた直後、久々にニューヨーク・タイムズスクエアのビルボードを見 … ［続きを読む］

イスラエルのワクチン接種状況から見る菅政権の命運

接種率40％で感染者数が激減した！

それでもオリンピックは開催される！　菅政権の政権支持率が低迷している。例えば、NHKが毎月行っている世論調査では、5月の支持率が35％と発足 … ［続きを読む］

コロナ禍でも「55年体制」から脱しきれない政治とメディアの罪

専門家による基本的対処方針分科会は追認機関。旧態依然の「審議会方式」のまま

　人類が未知の感染症に対応するには、政治と科学の連携が不可欠である。世界を震撼させている新型コロナウイルスも例外ではない。　日本では、両者の … ［続きを読む］

「国民政党か、安倍私党か」　LGBT理解増進法をめぐる自民党内の攻防

左右の固定観念を攪乱する、つながりと切断の無数の連鎖反応

　ある出来事に直面したときに戸惑いを覚え、判断留保に陥るのは、われわれが普段所与のものとしている価値観からは推し量れない事態に直面した時だ。 … ［続きを読む］

米中の宇宙競争にどう向き合うべきか？

中国の宇宙ミッションへの協力をめぐる欧州の悩み

　アラブ首長国連邦（UAE）の火星探査機「Hope」が2月に火星に着き、データを送り始めたのに続き、今度は中国が火星着陸を難なく成功させた。 … ［続きを読む］

「ぼったくり男爵」のIOC ：eスポーツとオリンピック／下

定義があいまいなまま「スポーツ」というイメージを悪用か

「ぼったくり男爵」のIOC／上　「eスポーツとオリンピック：現在進行中の議論の視点（“Os e-sports e os Jogo … ［続きを読む］

東日本大震災から10年ではっきりしたこと

わかっていることをどう利用しどう伝えるか　金森博雄さんに聞く

　東日本大震災から10年が過ぎた。地震発生から6時間後、米地質調査所はマグニチュード(M)9という速報値を発表した。翌日、記者は米カリフォル … ［続きを読む］

『現代マンガ選集』がすごい！　その過激で衝撃的な冒険の軌跡に驚愕

　コロナ禍の陰鬱さの中で、記録破りの話題をさらい社会現象ともなった『鬼滅の刃』は、出版界全体の売り上げ増にも大きく貢献した。出版科学研究所に … ［続きを読む］

国民民主党　玉木、前原、大塚、舟山4議員が語る令和の課題と政治の役割

長期的戦略がなく昭和型政治が続く日本。教育に注力、地方ビジョンを示す新たな政治を

　新型コロナによって、日本の社会が抱えてきた根の深い課題があらわになっています。それは、不平等や雇用、女性などの社会問題、ITやデジタルディ … ［続きを読む］

特ダネの記憶　松本サリン事件

オウムとの「対決」覚悟　元旦紙面で特報、完成目前「サリン工場」止める

　「新聞は調査報道に徹するべきだ。警察がいずれ発表するものを少し早く記事にすることが特ダネならば、自己満足にすぎない。何の意味があるのか」　 … ［続きを読む］

処理水放出と「リスク・コミュニケーション」のちゃぶ台返し

もっとも重要なのは、信頼関係をいかに構築していくかだ

　神経を逆撫でする、という表現がある。あるいは、無神経ともいう。2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故のあと、「リスク・コミュニケーシ … ［続きを読む］

日本を舞台に種分化したカンアオイ類　道筋明らかに

「1万年で1㎞」低い移動能力が奄美諸島など限られた場所ごとに進化を促した！

　江戸時代の日本では、さまざまな植物を愛でる園芸文化が育った。花の美しいキクやアサガオにハナショウブ、サクラソウなどが代表的だが、濃い緑の葉 … ［続きを読む］

コロナを超えられるか？日本のクラシックの現状と可能性～クラ協の入山会長に聞く

演奏家と観客の安全安心を求めた1年。社会的使命を果たす存在を目指して

　これまでの「普通」が「普通」ではなくなったコロナ禍の社会。クラシック音楽の世界も例外ではありません。人が集まって奏でる音楽を、人が集まって … ［続きを読む］