中国 の検索結果

安全保障政策転換の背景に自民内のバランス・オブ・パワー　リチャード・サミュエルズ・MIT教授に聞く

戦争の「盾」～ジャーナリズムの責任～（3）

　岸田文雄政権は2022年12月に安全保障関連3文書を改定し、戦後日本が守ってきた専守防衛の方針を事実上見直した。「敵基地攻撃能力」あるいは … ［続きを読む］

「侍ジャパン」が世界一！ WBCが野球の普及に果たす役割と日本優勝の意義

「野球のワールドカップ」として成長。低下する日本の野球人気の復活につながるか？

　今回で5回目となった「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」は、日本代表が22日、米国代表に3対2で勝って3大会ぶり3度目の優勝を … ［続きを読む］

新聞は戦争を止められるのか　昭和戦前期の教訓に学ぶ　保阪正康さんインタビュー

戦争の「盾」～ジャーナリズムの責任～（2）

　昨年末、タレントのタモリがテレビ番組で来たる2023年について問われ「新しい戦前になるんじゃないですかね」と発言したことが話題になった。「 … ［続きを読む］

「カチューシャ」はウクライナ問題を読み解くリトマス試験紙である！後編

【57】（最終回）ロシア庶民の内奥の想いと寄り添いつづけた「カチューシャ」

「カチューシャ」（1938年）作詞：ミハエル・イサコフスキー、訳詞：関鑑子、補訳:丘灯至夫作曲：マトヴェイ・ブランテルドイツ人兵士が愛唱した … ［続きを読む］

絶滅の危機から増加に転じた冬の渡り鳥ガン

民間主導の取り組みが成し遂げた回復・復元の偉業

ガンの研究・保護に山階芳麿賞　北の繁殖地から日本へやって来る冬の渡り鳥ガン。「雁（がん）」という漢字が当てられ、カリとも呼ばれる。現在、日本 … ［続きを読む］

ゼロ成長、ゼロ金利は必然。これから世界は「日本化」していく～水野和夫・法政大教授に聞く（後編）

より遠く、より速く、はもう要らない。無用な拡大をやめ適正利潤を目指すべきだ

　人類史に精通する経済学者、水野和夫・法政大教授は、アベノミクスについて「資本家のための政策だった」と指摘し、すでに賞味期限の切れた「近代」 … ［続きを読む］

アベノミクスは「終わってしまった近代」の幻影を追ったドン・キホーテだった～水野和夫・法政大教授に聞く（前編）

「成長があらゆる問題を解決する」が当てはまるのは資本家だけ

　なぜアベノミクスという、あれほど危険でギャンブルじみた社会実験が多くの人の支持をうけて登場したのだろうか。　今回の「アベノミクスとは何だっ … ［続きを読む］

心証を立証、挑んだ調査報道　アサリの産地偽装を追って

地方からの問い（下）

　全国で販売されていた「熊本産」の活（かつ）アサリ、そのほとんどが「中国産」だった。CBCテレビの記者だった私が5年間にわたって追い続けたこ … ［続きを読む］

沖縄の人々の代弁者として　許されぬ傍観、地元紙の矜持

地方からの問い（上）

　政府が新たな安保関連3文書を閣議決定し、日本の安全保障政策は大きく転換した。「台湾有事」を想定し、南西諸島の防衛力強化を掲げて沖縄を戦略的 … ［続きを読む］

放送法の曲解に立ちはだかった山田真貴子氏に拍手！～「政治的公平」の解釈を巡り

「言論弾圧ではないのか」　「政府がこんなことをしてどうするつもりなのか。どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないのか」　この言葉だけ … ［続きを読む］

「大砲もバターも」の無謀、大事なのは何か見極めたい

「トマホーク400発」より有効な政策がある

　防衛費倍増の路線を盛り込んだ2023年度政府予算案を衆院で可決させた岸田政権は、子育て予算の倍増については具体的な展望を持っていないことが … ［続きを読む］

独裁強化に走る習主席、中国経済人が語る本音とは

公安権力を党直轄にして直接指揮へ　「西側との友好があと10年続いていれば……」

　いま中国で開かれている全国人民代表大会（全人代）に異常な注目が集まっている。討議テーマの一つ「党と国家機構の改革案」の中に、公安や国家安全 … ［続きを読む］

【がんと向き合う⑩】医師のいない村でがんになったら

青森県佐井村に月1回通う医師の実践

「赤十字」ひるがえる無医村　がんになってから、ずっと気になっていたことがあった。　「過疎地、とりわけ無医村の人たちは、がんになったらどうして … ［続きを読む］

岸田首相は長期の「経済計画」の策定を！～場当たりの政策転換が経済の劣化を招いた

　報道によると、日本の名目GDP（国内総生産）が今年中にもドイツに抜かれ、世界3位から4位に落ちることが確実視されている（2月19日日経）。 … ［続きを読む］

インドがついに中国を抜き人口トップに躍り出た

人口増で追随するアフリカ諸国、強まる世界経済の新興国シフト

　2022年末に、インドの人口は14億1700万人と中国の14億1200万人を上回った。しかも、インドの人口構成は若年層が多く、当面は人口増 … ［続きを読む］

ChatGPTの出現で、人間は人間であることをやめるのか

ジェネラティブAIの出現は果たして朗報？

　米オープンAIの対話型AI「Chat（チャット）GPT」が世間の耳目を集めている。学生がレポートを書かなくて済むようになるという。これは驚 … ［続きを読む］

“今日のウクライナは明日の台湾”か？　「台湾有事」の可能性と日本外交にできること

中国が「一つの中国」という求心力を求める時

　ロシアのウクライナ軍事侵攻から1年が経過し、「今日のウクライナは明日の台湾である」と警鐘を鳴らす人が多い。　だからウクライナでロシアに勝た … ［続きを読む］

猪瀬直樹『太陽の男』が三島由紀夫という鏡に映した石原慎太郎、そして映さなかった像

「作家・石原」と「政治家・石原」　分けて論じることはフェアかアンフェアか

　作品は作者に還元できない。作品の価値と作者の人格は別ものである。　そう心得ていたにしても、作者への負の念があまりに大きい（あるいは逆に強く … ［続きを読む］

ゼレンスキーの和平計画を支持したマクロンに勝算はあるか？～ウクライナ戦争1年　

歴史的にロシアとの絆が強いフランス　「外交大国」の意地をかけて大統領が外交攻勢

　ウクライナ戦争が勃発して2月24日で1年がたつ。欧州では、戦争はいつ終わるのか、その後の世界はどうなるのかが、盛んに議論されている。バイデ … ［続きを読む］

五輪談合・汚職で待ったなし スポーツ界のガバナンス確立

強力なライバルが現れた札幌五輪誘致、ロシア選手の国際大会復帰にも迫られる対応

　14日、JOC（日本オリンピック委員会）・山下泰裕会長（65）の定例会見が行われた。年明けからわずかな期間で、今後のオリンピックの行方や、 … ［続きを読む］

軍事クーデター2年の日の東京の風景から、ミャンマーと日本の埋まらぬ溝を考えた

在日ミャンマー人の思いは日本の人々に届いているか

論座のレギュラー筆者である小田光康さんが、教鞭を執る明治大学情報コミュニケーション学部の学生とともに、ミャンマーの軍事クーデターから2年の節 … ［続きを読む］

台湾有事に備えてなすべきこと、あるいは、台湾有事を起こさぬために出来ること

フィリピンとインドを取り込む重要性

　昨今、フィリピンといえば強盗殺人事件容疑者の送還に関心が向きがちだが、時を同じくして行われたフィリピンのマルコス大統領訪日こそが日本外交に … ［続きを読む］

米中の分断・衝突を防ぐために、経済の知恵を

台湾有事、シミュレーションでは日本も「戦場」に

　気球騒ぎでまたひとつ、米国と中国のいさかいの種が増えた。覇権争いの様相を見せる米中対立は経済面にも暗い影を落とし、軍事と絡む半導体の先端技 … ［続きを読む］

三菱ジェット挫折で見えた「モノづくり日本」の実像

90年代の半導体敗戦、EV開発にも共通する情報収集力の低さ

　三菱重工は社運をかけた国産初のジェット旅客機スペースジェット（SJ、旧MRJ）の開発を断念すると発表した。世界の空を飛ぶには米連邦航空局（ … ［続きを読む］

コロナの副産物として生まれた障害者への合理的配慮とは？

地球の未来への希望的観測　Ｚ世代の危機感と宇宙の可能性

　35歳でJリーグFC岐阜の社長を務めるなど、恵まれた人生を送ってきた恩田聖敬さんは、ALSを発症したことによって視野や価値観や人生観が途方 … ［続きを読む］

世界の食料安全保障に日本が貢献できること

途上国の貧困解決への支援と米の輸出を　G7サミットへの提言

　2023年、日本はG7サミットを主催する。ロシアのウクライナ侵攻を大きな原因として穀物価格が高騰し、中東やアフリカなどの途上国が食料危機に … ［続きを読む］

成層圏気球　どこまでコントロールできるのか？

スパイ目的かどうかの議論の前に、基本知識を知って欲しい

　米国の上空を横断した中国の気球を巡って、米中の対応が加熱し、ブリンケン米国務長官の訪中が直前になって延期される事態となった。どんな理由であ … ［続きを読む］

米国による中国の「偵察気球」撃墜から読み取るべきこと

大国間の関係は思っている以上にもろい

　米領空内に飛来していた気球が2月4日、米軍の手で撃墜された。これに対し中国は強く反発、米中関係は一気に緊迫化した。一時、ブリンケン国務長官 … ［続きを読む］

脱成長コミュニズムは政治のビジョンたりえるか？～斎藤幸平氏『人新世の「資本論」』をめぐって

ラディカルな変革と穏健な「緑の成長」は相いれないのか？

「大きな物語」としての脱成長コミュニズム　日本政治はその展望が見えず、与野党の対立軸は漂流を続けている。先行きの見えない時代にあって、人々は … ［続きを読む］

鈴木邦男の正体は「右」か「左」か～「反米」「反共」「愛国」のあわいを生きた言論人

ほとばしる情念の魅力と危険を熟知しつつ、テロを防ぐ「対話の効用」をあえて選んだ

　右派を代表する論客として知られた鈴木邦男（本稿では敬称を略させていただく）の訃報が流れたのは1月27日だった。　以来1週間、その死を惜しむ … ［続きを読む］