調査 の検索結果

同性婚訴訟、歴史的な札幌地裁判決を読み解く

過去に遡及することで導かれた「憲法違反」

　3月17日、札幌地裁は、同性婚について定めていない民法と戸籍法の規定は憲法14条1項に違反するとの歴史的な判断を示した。本稿では、判決の概 … ［続きを読む］

「教員免許更新制度の見直し」を見直せ！

「廃止を」という声がなぜすぐ上がるのか、行動分析学からわかること

　新年度早々、2020年度に本来更新するべき教員免許状の手続きを怠ったために免許が失効し、再取得した教員が少なくとも24人いると報道された（ … ［続きを読む］

＃汚染水の海洋放出決定に抗議します（下）

繰り返される「手口」と、私たちの「責任」

　東京電力福島第一原発で発生した放射性物質トリチウムを含む水（以下、トリチウム水と記す）について、政府は海洋投棄を行う方針を決めた。（上）で … ［続きを読む］

バイデン米大統領から具体的な支持なし？東京五輪はもはや漂流する難破船

共同声明に「菅首相の努力を支持する」の文言は入ったけれど……

　バイデン米大統領にとって初めての「ホワイトハウス外交」となる日米首脳会談が4月15日（米国時間）に行われました。この会談の焦点のひとつに、 … ［続きを読む］

カップルが自由に姓を選ぶ「なんでもあり」　英国

【2】夫と妻の立場が法的に平等になるには長い長い時間がかかっている

　選択的夫婦別姓の導入に賛成する意見は、様々な世論調査ではすでに多数派になっているが、にもかかわらず法改正は実現せず、国会における議論さえな … ［続きを読む］

スエズ運河での立ち往生が教える世界の物流

地政学的にみた北極海ルートの重要性と課題

　2021年3月23日、世界最大級のコンテナ船が強風でスエズ運河を塞ぎ、数百隻の船舶が1週間にわたって立ち往生した出来事は世界の物流について … ［続きを読む］

「寛容性がない自民党では、最終的に国民に拒否されます」

後藤田正純インタビュー／下

　地方政治の劣化について話を聞いた「後藤田正純インタビュー／上」に続き、後半では貧困対策や労働問題に取り組んでいる国政を中心に語ってもらった … ［続きを読む］

日米協議で放った乾坤一擲のジョーク。中国の“乾杯攻撃”に立ち向かい……

連載・失敗だらけの役人人生⑧　元防衛事務次官・黒江哲郎が語る教訓

2017年まで防衛省で「背広組」トップの事務次官を務めた黒江哲郎さんの回顧録です。防衛問題の論考サイト「市ケ谷台論壇」での連載からの転載で、 … ［続きを読む］

「地方紙と首長と議会のなれ合いは、徳島だけじゃなく全国的な地方政治の劣化の問題です」

後藤田正純インタビュー／上

　第2次安倍政権末期から、各地で保守分裂選挙が勃発している。とりわけ野党勢力が比較的弱い西日本地域では、島根、福岡、福井そして徳島の知事選で … ［続きを読む］

ロシアとウクライナの国境、一触即発の緊張状態

四つの条件がそろえば、プーチンは戦争に突入する？

　ロシアとウクライナの国境で緊張が高まっている。アメリカのジョー・バイデン政権誕生後、ウクライナの東に位置するドンバス地域の取り扱いをめぐっ … ［続きを読む］

デジタル教科書への転換による学力低下リスク

読解における紙の優位性を示す科学的根拠に目を向けよ

　政府は2024年度からデジタル教科書を本格導入する方針であり、2021年3月に公表された文部科学省の検討会議による中間まとめ（文部科学省 … ［続きを読む］

米国政治の研究者から防衛大学校長になった私の思い～久保文明さんに聞く

東大教授から転身。「安全保障への知的貢献で自衛官の教養向上を」

　自衛隊の幹部候補生を育てる防衛大学校（神奈川県横須賀市）の第10代校長にこの4月、米国政治研究で知られる久保文明氏が就任した。浦賀水道を望 … ［続きを読む］

原発事故後、飯館村から姿を消した大手メディアの記者たち

思考停止させる記者クラブの弊害

　福島県飯舘村。いまからちょうど10年前、筆者は国際環境NGOグリーンピースの一員として、この村の役場前で放射線量を測るガイガー・カウンター … ［続きを読む］

行動経済学が教えるワクチン接種の促進法

必要なのは、迅速で透明性の高い情報開示と丁寧な説明

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）への対策として期待されているワクチン接種が日本はまったく遅れている。日本では、4月12日からよ … ［続きを読む］

海外法務に携わる意義　―メキシコ駐在中の弁護士が考えること―

　2020年6月末からメキシコに駐在している。「どうしてメキシコで勤務しようと思ったのですか？」とのご質問をいただくことがこれまで何度かあっ … ［続きを読む］

「週刊文春」などへの言論封圧と東京オリンピック神聖化を危惧する

　政府が緊急事態宣言を解除したのをまるで待ち受けていたかのように、新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、6都府県の地域に急遽「まん延防止 … ［続きを読む］

池江璃花子の東京五輪出場決定で「開催支持率が急上昇」に思う

コロナ禍を広げないために最善を尽くすこと、必要な犠牲を受け入れる覚悟を

　3月20日ころの時点で「東京五輪は中止すべき」「もう1年延期すべきだ」との意見が合せて約7割を占めていた(朝日新聞の電話世論調査など)。と … ［続きを読む］

衆院の解散・総選挙は与野党合意で任期満了を期待

ポスト・コロナの展望をひらく意義のある「政治転換」を実現するために

　参院広島選挙区の再選挙と参院長野選挙区の補欠選挙が4月8日、告示された。衆院北海道2区補選も13日に告示される。いずれも25日の投開票され … ［続きを読む］

脳性麻痺の箱石充子さんはどのように「自立生活」を手にしたのか

『充子さんの雑記帳』の若者との交わりから見えるもの

　読者の皆様で、「自立生活運動」という言葉を聞いたことがある人はどれだけいるだろうか？　あるいは重度障害者が施設ではなく、地域の中で「自立」 … ［続きを読む］

コロナに立ちすくみ米中対立の渦に巻き込まれる菅政権の今ここにある危機

後手に回るコロナ対策。支持率低迷にざわつく自民党。初の日米首脳会談でも難題が……

　菅義偉政権が新型コロナウイルスの感染拡大に立ちすくんでいる。緊急事態宣言が解除されたばかりなのに、感染の急拡大を受けて、6都府県を対象に「 … ［続きを読む］

ソウル・釜山市長選の与党大敗で政権交代が視野に入った韓国。日本との関係は？

悪化する一方の日韓関係の改善は政権交代によるしかないか？

　日韓関係は悪化したまま目立った改善が見られない。　昨年9月の菅義偉首相就任が、安倍晋三前首相と文在寅韓国大統領との間で完全に冷え切った両国 … ［続きを読む］

結婚しても「本姓」は出生姓のまま　フランス

【1】夫の姓を通称に使用している女性が8割

　選択的夫婦別姓の導入に賛成する意見は、様々な世論調査ではすでに多数派になっているが、にもかかわらず法改正は実現せず、国会における議論さえな … ［続きを読む］

影を負わされた光

【4】水上源蔵中将（日本陸軍）

　太平洋戦争において、少なからぬ数の日本軍高級将校が、エゴイズム、怯懦、無責任等、武人にあるまじき醜態をさらし、戦闘組織としての頽廃を暴露し … ［続きを読む］

アメリカのワクチン接種はなぜ急速に進んだのか？

日本が学ぶべきヒント

「感染最悪国」米国が一変、接種計画前倒し達成　世界の新型コロナウイルスの感染者は、累計約1億3300万人、総死亡者は約288万人と報告されて … ［続きを読む］

ロックダウンのフランスでマクロン再選に赤信号。ワクチンで挽回できるか？

世論調査で支持を伸ばす国民連合のルペン党首。フィリップ前首相の人気も上がり……

　新型コロナの感染増加とともに政治家の支持率、ひいては選挙への影響が出ている。日本の場合、秋までに必ずある衆院選や自民党総裁選の影響はどの程 … ［続きを読む］

インドネシアの新しい投資・労働法制、雇用創出オムニバス法

インドネシアの雇用創出オムニバス法 西村あさひ法律事務所町田 憲昭　いわゆる雇用創出オムニバス法が2020年10月5日にインドネシ … ［続きを読む］

宮崎緑さんが3連続で皇室関連会議のメンバー に選ばれる理由

　千葉商科大学教授の宮崎緑さんは2021年3月23日、「安定的な皇位継承のあり方を議論する有識者会議」の初会合に茶系の着物姿で出席した。和装 … ［続きを読む］

明るさが見える2021年の世界経済動向　これはバブルなのか？

各種指標や予測から考える

　国際通貨基金（IMF）は4月6日に発表する最新の世界経済見通し（WEO）で予測を上方修正するとしている。前回1月時点では2021年は5.5 … ［続きを読む］

刑事訴訟記録の永久保存の拡充、法務省が各地検に指示

外部要望やアーキビストの意見も聞いて刑事参考記録を指定する制度に

　歴史の史料として後世に引き継ぐべき重要な刑事裁判記録の大部分が各地の検察庁によって漫然と廃棄されていた問題で、法務省刑事局は、半永久的に記 … ［続きを読む］

<3・11>から10年。双葉町からの生中継

［232］沖縄・具志堅隆松さん、双葉町・鵜沼久江さん、リコール署名偽造問題……

3月3日(水)　プールへ行きひたすら泳ぐ。山田真貴子内閣広報官の後任に外務省の副報道官だった小野日子(ひかりこ)氏。　「神奈川大学評論」の原 … ［続きを読む］