記憶 の検索結果

そして安田純平さんは謝った

誰に対し何を謝ったのか。それはこの国で生きていくための、やむを得ない護身策だった

 この国で生きていくための、やむを得ない護身策　ああ、こうした場面を私たち日本人は何度も何度も見てきたのだ――。そんな奇妙な既視感 … ［続きを読む］

日本が中国の「一帯一路」へ組み込まれていく

欧米が警戒を強める習近平の経済圏構想に入る安倍日本の行方は大丈夫か

　10月末に北京で開かれた日中首脳会談。日本は、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の国々を「第3国市場」と呼び変え、52の … ［続きを読む］

[書評]『生存する意識』

エイドリアン・オーウェン著　柴田裕之訳

生と死の境目を見つめる　植物状態の患者と対話する？　奇妙な題名である。動くことができない、話すことができない、呼びかけにも応じない、つまりは … ［続きを読む］

貧乏くさい学者で私はありたい

韓国の大学教授は政府高官に就く。だが教授という職業は本来、ブルーカラーなのだ

 ＊この記事は筆者が日本語と韓国語の2カ国語で執筆しました。韓国語版（한국어판）でもご覧ください。政府高官に続々と就任する韓国の大 … ［続きを読む］

児童相談所を迷惑施設と捉える南青山住民のエゴ

児相のある街は子供にとって治安が良い街だ

　東京都港区が南青山に建設予定の児童相談所(ほかに虐待にあった子どもやDV被害者を保護する母子生活支援施設を含む「子ども家庭総合支援センター … ［続きを読む］

サウジ記者殺害事件を理解したいあなたへ（前編）

トルコ、サウジ、米国の思惑が絡む複雑な中東情勢を知らずしてこの事件は読み解けない

殺害されたサウジ記者は様々な顔を持っていた　イスタンブールのサウジアラビア総領事館で10月2日に殺害されたジェマル・カシュクチュ氏。彼はサウ … ［続きを読む］

[書評]『医療現場の行動経済学』

大竹文雄、平井啓著

命がけの場面でも、私たちの選択は不合理だった　2年以上前、国際情報メディアに在籍していたとき、行動経済学の本をここで書評したら、その本の著者 … ［続きを読む］

社会を切り取り、解釈する前に

自分の「正しさ」、疑う胆力を

　自分の正しさを主張するために社会を解釈してはならない。　間違っているのは私（私たち）かも知れない、からスタートしよう。　いつしかこのような … ［続きを読む］

29時間で身につく「にわか韓国語講座」（７）

第２章　ハングルは怖くない　３．「ン」の書き方・読み方は３種類

 　アンニョンハセヨ！　先日、久しぶりに東京都内の新大久保駅前を散歩してきました。　コリアンタウンとしての活気がすっかり戻ったばか … ［続きを読む］

オクラスープとフフ　迫害相次ぐカメルーンから

　コトコトと鍋の中から軽快なリズムが響き始めると、部屋の中にトマトのみずみずしさとガーリックの香ばしさが混ざった、いかにも食欲をそそる匂いが … ［続きを読む］

［107］菅官房長官への怒声を消したあなたへ

10月9日(火)　朝の便で沖縄へ。ずいぶん以前からお約束していた地元紙・琉球新報のフォーラムでの講演だ。まさか当時はこのようなタイミングでの … ［続きを読む］

若手記者体験記《同級生と被害者》

「ありがとう」胸に　取材に自問自答

　朝日新聞社に入社して2カ月が経った今年5月末、岡山県津山市で2004年に起きた女児殺害事件の容疑者が逮捕された。被害者は当時小学3年生の筒 … ［続きを読む］

優生思想と訣別を　劇団態変の闘い（後編）

ごく普通に、“赤の他人”として、障碍者を介護することが、社会の断絶をなくす

　「相模原障碍者大虐殺事件　劇団態変の闘い（前編）」では、神奈川県相模原市の障碍者施設で起きた大虐殺事件を題材とした、重度の身体障碍者だけで … ［続きを読む］

取材して取材して、そしてヒント

ドキュメンタリーで歴史を検証

　あるプロデューサーは、番組の制作が行き詰まってくると、こんな言葉を掛けてくれます。「せっかくディレクターという、みんなが憧れ、やってみたい … ［続きを読む］

［106］あきれたもんだぜ、加計理事長会見

10月2日(火)　午前中「報道特集」の定例会議。異動したKディレクターの後任の2人のディレクターが初参加していた。午後、大竹昭子さんが激賞し … ［続きを読む］

「流れる密室」タクシーにも情報化の洪水は及び

　自動車は流れる密室である――。開高健は『ずばり東京』の一章をそう書き出している。　これは鉄とガラスでできた応接室であり、書斎である。茶の間 … ［続きを読む］

定年後のアイデンティティーを考える

過剰な他者承認を求めない「嫌われる勇気」も必要だ

｢いいね！｣求める社会　現代社会では人間関係が複雑になるとともに、対人関係に悩まされる人が増えている。コミュニケーションが多様化し、新たな意 … ［続きを読む］

元兵士や戦争被害者へ若者が書いた手紙

『若者から若者への手紙　1945←2015』を英訳し世界に発信

　日本が日中戦争・太平洋戦争についてアジアとの反省や交流を十分していないことが、今もそして未来のアジアとの交流において、やり残した課題、障壁 … ［続きを読む］

立憲的改憲論に批判的な人たちへ

安倍改憲は阻止したいけど立憲的改憲論には批判的な人たちへ（上）

誰が誰よりどうだとか……誰が誰よりどうだとか誰の仕事がどうしたとかそんなことを言ってゐるひまがあるのかさあわれわ … ［続きを読む］

喜界島に生まれて（完）ローカルとローカルを繫ぐ

ついにウガンダを去る日。東京へ帰り、喜界島へ帰省した筆者は何を想うか。最終回。

別れの日　〈Expiry Date：21／02／2016〉　僕の国連身分証には2016年2月21日までの有効期限が記されている。いよいよウガ … ［続きを読む］

［105］沖縄「ちむぐくる」の実在感

9月25日(火)　午前「報道特集」の定例会議。3年半いたKディレクターが番組を離れるという。さびしい限りだ。今後とも潰されずに是非とも頑張っ … ［続きを読む］

「環境大国」へひた走るフランス

パリの街に登場した空色と白のハイブリッドバス。レジ袋は２年前に廃止

　フランスが「環境大国」を目指して邁進（ばくしん）中だ。首都パリでは排気ガス削減を目標に、公共バスのハイブリッド化が進行中。環境汚染の元凶の … ［続きを読む］

少数精鋭の若者たちが支えた沖縄知事選

　9月30日（日）は沖縄県知事選の投開票日だった。前衆議院議員（自由党所属）の玉城デニー氏が史上最多の39万6632票を獲得し、前宜野湾市長 … ［続きを読む］

［104］50年前のチェコの秘密地下放送

9月18日(火)　朝早く局に出て、雑務をこなす。今日中にやっておかなければ間に合わない件がいくつかある。「報道特集」の定例会議。午後、Mディ … ［続きを読む］

トランプのアメリカの「冷たい内戦」

深い分断を肌身で実感　今のアメリカは、「冷戦（Cold War）」と「内戦（civil war）」を掛け合わせた、言ってみれば「冷たい内戦（ … ［続きを読む］

鉄道車両も駅構内も、もっと節電を工夫できる

　2018年9月6日3時07分に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域の停電という事態により、北海道電力と政府は一時節電を呼びかけた。特 … ［続きを読む］

日本人よ、韓国人よ、在日コリアンよ、私は私だ！

日韓境界人は、面白く、面倒くさい。ニュートラル作戦が得策と思う今日此の頃。

大阪で生まれた私　「自分が誰であるのか」という自問自答。　「普通の人はあまりしないんだ…」と、気づいたのは、結構大人になってか … ［続きを読む］

臨床試験の被験者となっていたか否かで大学と患者の側が対立

金沢大学病院「同意なき臨床試験」（４）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

会津の歴史認識と山川健次郎

　山川健次郎という人をご存じでしょうか？　明治維新に際し“賊軍”とされた会津藩出身でありながら、日本初の理学博士とな … ［続きを読む］

矛盾、一貫性欠く言動なぜ

精神の解離でなく、学習か

　自民党総裁3選が確実視され、戦後、もっとも長期間政権の座につくとされている安倍晋三首相であるが、発言の一貫性のなさについては、マスメディア … ［続きを読む］