事件 の検索結果

台湾海峡を「平和の海」にするために～戦争は始まると終わらない

「現状維持」は「正解」ではないが「最適解」　経済的な枠組みを活用せよ

　――台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある。　中国と台湾の軍事衝突を念頭に安倍晋三元首相が唱え、側近だった自民党の萩生田光一政調 … ［続きを読む］

自民党よ、三つの「歴史の教訓」を思い出せ！～岸田内閣の惨状を前に　

類いまれな権力維持の生命力に赤信号。政権党そのものが制度疲労の極？

　議会制民主主義に依って立つ国家において、日本の自民党は類いまれな権力維持の生命力を示してきた。政府権力の中枢を握り続けた60年余　1955 … ［続きを読む］

ある酪農従事者の告発～この国で乳牛はどう扱われているのか

アニマルウェルフェアの観点から日本の酪農を問い直す

世界はプロダクトからプロセス重視へ　これまで、企業は生産したモノやサービス（プロダクト）の優劣を考慮して活動していればよかった。しかし、現在 … ［続きを読む］

心は政治のアウトサイダーで　太い幹倒すナタのような仕事を

政治報道は変わったか（6・完）

　忘れられない場面がある。橋本龍太郎氏と小泉純一郎氏の事実上の一騎打ちとなった自民党総裁選。もう二十年以上前のことだ。当時、夕方ニュースのキ … ［続きを読む］

ハリー王子「暴露本」でポストエリザベスの「役者」たちの力が試される

大役者を国葬で見送った日英両国、政治という「大芝居」の行方を読み解く

　Being royal, it turned out, wasn't all far from being onstage.　Acting … ［続きを読む］

先行き「こう思う」と明確に　政策深掘りして政局取材も

政治報道は変わったか（5）

　政治報道の評判が悪い。決まり文句の羅列で新味がない、政権べったりで批判精神がない、政策の中身が伝わらないといった不満が続いている。40年近 … ［続きを読む］

厳格化されたニューヨーク・タイムズの匿名報道ガイドライン　匿名の情報源には例外なく最高幹部らの事前了承が必要

政治報道は変わったか（2）

　記事の中で匿名の取材源を使う場合、掲載前に編集最高幹部らの許可を得ることを条件とする――。ニューヨーク・タイムズが2016年3月に導入した … ［続きを読む］

為政者と対峙するジャーナリズムは憲法が求める役割　鋭い追及こそが政治記者へのリスペクトをもたらす

政治報道は変わったか（1）

　ネット時代のいま、時差なく米国の新聞やテレビニュースを読んだり視聴したりできるようになった。大統領やホワイトハウスの報道官による記者会見も … ［続きを読む］

スケートボードパークの整備不足が、子どもたちを夜の商店街に追い込んだ

どこででも、誰にでもできるスポーツという“誤解”

師走の京都の路上で起きた「事件」　2022年も終わろうとしているとき、とあるローカルニュースに接した。京都を代表する商店街の一つ、新京極商店 … ［続きを読む］

問題が多すぎる。入管法改正案の再提出

難民条約の責任を果たすのが先だ

条約違反の「2021年入管法案」　政府は2023年1月23日に始まる通常国会に、「出入国管理及び難民認定法（入管法）」の改正案を再提出するよ … ［続きを読む］

救命胴衣や酸素マスク装着を疑似体験できる場が空港や船乗り場にあるとよい

航空機・遊覧船運行会社の責務

実体験の欠如　私は「オール電化」住宅に住んでいる。おかげで火事の心配は少ない。それでも万が一を思って消火器を用意してある。カセットコンロや、 … ［続きを読む］

「のるかそるか」の政策革新なき岸田政権の低迷～自民党の派閥の力量低下の果ては？

小泉・安倍両長期政権後の政権はなぜいずれも短命なのか。どうする岸田政権……

　2022年7月の参議院選挙で勝利をおさめた後、岸田文雄政権は急速に国民の支持を失い、今や各種世論調査で低支持率が続く窮状に陥っている。調査 … ［続きを読む］

本土復帰51年の沖縄で感じる仄かな絶望

寄り添うのは「健気に頑張る被害者」だから？

　本土復帰から半世紀の2022年は、沖縄にさまざまな視線が向けられた。さて、明けて2023年の今年は？　沖縄在住の若き劇作家が「復帰51年」 … ［続きを読む］

日本にも大地に根差した酪農がある！

山地酪農こそ酪農の王道だ

　2022年11月23日付け朝日新聞（朝刊）は、「酪農　今のままでいいの？」と題して、飼料高騰に影響を受けない「山地酪農」に取り組んでいる農 … ［続きを読む］

年頭提言　新聞の底力を次世代メディアにどう生かすか

新興ネットメディアの弱点と伝統メディアの圧倒的取材力

　新聞やテレビといった従来のマスメディアのほかにニュース報道を担うネットメディアが次々に登場したのは、スマートフォン（スマホ）の普及が急速に … ［続きを読む］

大ブレイクの「マドロスもの」の寿命を縮めた？船員の反発と三島由紀夫の小説　後編

【55】マドロスたちのあまりに激烈なマドロスもの批判の背後にあるものとは……

「マドロス稼業はやめられぬ」1962（昭和）37）年作詞・矢野亮、作曲・川上英一歌・三橋美智也あまりにも過剰かつ過激なマドロス歌謡批判　前編 … ［続きを読む］

漂流する日本政治～権力闘争のダイナミズム欠如が招く危機と岸田政権の本質

統率力なき官邸、硬直化する官僚、自民党の変質、手詰まりの野党……政治はどこへ

　岸田文雄総理が誕生してから１年３カ月が経った。メディアをはじめとする世論調査を見ると、いずれも内閣支持率が昨年8月以来、急降下し、年末まで … ［続きを読む］

2022年の宇宙ニュースをふりかえる（下）

民間参入とゴミで過密化する宇宙空間

　前稿に続いて2022年の宇宙開発ニュースを回想する。本稿では民間計画や成果を述べる。衛星画像の技術：全球リアルタイムに迫る功と罪　2022 … ［続きを読む］

署名した供述調書の内容すり替えの可能性に医師「びっくりしました」

老人ホームのおやつ提供で過失責任を問われた看護職員（９）

　長野県安曇野市にある特別養護老人ホーム「あずみの里」で、利用者におやつのドーナツを提供し、のどに詰まらせて窒息死させたとして、ホームの職員 … ［続きを読む］

より良い未来を求めなくなった民意がもたらした長期政権～山口二郎氏インタビュー

「ポピュリズム化した野党も反省して出直しを」

　「アベノミクス」とはいかなる政策思想でどんな社会現象を起こしたのかについて、さまざまは視点から探るインタビューシリーズ。今回はリベラル派の … ［続きを読む］

大ブレイクの「マドロスもの」の寿命を縮めた？船員の反発と三島由紀夫の小説　前編

【54】戦後日本の海運の興隆と同期した大流行はなぜ忽然と終わりになったのか

「港町十三番地」1957（昭和32）年作詞・石本美由起、作曲・上原げんと歌・美空ひばり戦後に再隆起したマドロスもの　戦前、日本の歌謡界には「 … ［続きを読む］

中国「白紙革命」運動とその周辺～負けながらも光を放つ、知識人たちの抵抗

言論統制が行きつく先では、無言であっても逮捕されるのか？

　中国で野火のように急速に広がった「白紙革命」運動は、海外にもインパクトを与え、そして今しぼみつつあるように見える。政治的・哲学的な深みを感 … ［続きを読む］

［2022年　映画ベスト5］“映画脳”を刺激する映画

ベスト5*『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱)　聴覚障碍を持つ女性ボクサーが日々練習を重ね、試合に挑み、一度は心折れるも、ジムの会長らに支えら … ［続きを読む］

ネトウヨを主人公に据えた“ヘイト本”は、なぜ自主回収されたのか

実在の人物名も登場するディストピア小説『中野正彦の昭和九十二年』出版中止騒動

　作家樋口毅宏氏の小説『中野正彦の昭和九十二年』（イースト・プレス社）が、発売前日になって出版社によって自主回収された。異例の事態である。　 … ［続きを読む］

［2022年　本ベスト5（上）］当事者の証言、史料から今の日本を見る

『ウトロ』『歴史の屑拾い』『未完の敗戦』

　今年2022年の最大のニュースは、安倍元首相狙撃・殺害事件であろう。今日このようなことが起こるとは恐らく誰も予想していなかった、戦後最大の … ［続きを読む］

［神保町の匠］2022年の本　ベスト1

『千代田区一番一号のラビリンス』『無人島のふたり』『戦争日記』……

＊本や出版界の話題をとりあげるコーナー「神保町の匠」の筆者陣による、2022年「私のベスト1」を紹介します。井上威朗(編集者)森達也『千代田 … ［続きを読む］

汚職と経済低迷に苦しむ南アフリカの夜はいつ明ける

解放闘争を主導したアフリカ民族会議もついに過半数割れか

　2020年、南アフリカのラマポーザ大統領所有の農場で58万ドル（約7830万円）の窃盗事件が発生した（なお未申告の資金総額は数百万ドルに上 … ［続きを読む］

「類似宗教」観からの脱却を　メディアにこそ必要なリテラシー

宗教とメディア

　手元に『永遠の家族』という本がある。表紙の上部は白色で、中央部は鮮やかなブルー。下部に灰色の岩が確認でき、そこでようやく、これが写真なのだ … ［続きを読む］

取材対象からの独立という報道倫理に反した東京五輪スポンサー新聞社〈最終回〉

組織委と利害を共有したことで、招致疑惑の実名報道に及び腰に

　最終回の今回は、租税回避地での資金洗浄犯罪の淵源となった1991年のBCCI（国際商業信用銀行）事件、そして租税回避地を舞台とした各国の政 … ［続きを読む］

江沢民氏の死去で世界が懐かしむ中国の柔らかな空気～習近平氏の強権との違いとは

中国屋が取材体験をもとに振り返る江沢民時代の「柔らかさ」の本質

　1949年建国の中華人民共和国で、毛沢東、鄧小平に続く第三世代の指導者だった江沢民氏が11月30日、96歳で亡くなった。12月6日には北京 … ［続きを読む］