改革 の検索結果

平成とともに始まった消費税を振り返る

　平成という時代は消費税とともに始まった。　消費税が導入されたのは平成元年（1989年）4月である。87年に中曽根総理(当時)が「売上税」と … ［続きを読む］

人間にまで値札 外国人労働者拡大の危うさ

「公共財」の出血大セール！　「日本が売られるとは、一体どういう意味ですか？」　先月刊行した新刊『日本が売られる』（幻冬舎新書）のタイトルを書 … ［続きを読む］

「共和党のトランプ化」か、新しい変化の台頭か

中間選挙後のアメリカ政治を占う

　11月６日の米中間選挙の結果、共和党が上院を制した一方、民主党が下院多数派となった。トランプ氏は移民を拒み、オバマ前大統領が実現に導いた医 … ［続きを読む］

ポスト平成のGW10連休は国民を幸せにはしない

次の時代も「みんな一緒」の休み方を続けるのか

　来年2019年は天皇が交代し、元号が変わる年です。新天皇の即位を祝うために政府は5月1日を祝日にする方針で、そうなると祝日法によって前後の … ［続きを読む］

湾岸戦争の衝撃と「本流」宮沢首相の登場

平成政治の興亡　私が見た権力者たち（３）

衝撃的なイラク軍のクウェート侵攻　1990年8月2日のイラク軍によるクウェート侵攻は、世界に大きな衝撃を与えた。　ブッシュ（父）米大統領は直 … ［続きを読む］

「移民はここにいる」現実を直視して政策の確立を

　ミカは、日本のある地方都市に暮らす30代半ばのフィリピン女性だ。働くために来日し、日本人男性と出会い、結婚、この街で暮らすようになってから … ［続きを読む］

激動する朝鮮半島の今を考える（イベント案内）

早稲田大学で11月12日に日韓シンポジウム

一気に好転した南北関係　朝鮮半島は今、大きく動いている。　昨年は、北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を繰り返し、米国の武力攻撃の可能性も語られ … ［続きを読む］

高まる日本人気？ 中国人留学生の今どきの事情

「移民大国」と見られている日本　国会では、人手不足の分野を中心とした外国人労働者の受け入れに向けた出入国管理法（入管法）改正案をめぐる議論が … ［続きを読む］

米政府の対米外国投資委(CFIUS)の審査制度が改正されてどうなるか

FIRRMA（2018年外国投資リスク審査近代化法）によるCFIUS（対米外国投資委員会）の審査制度改革の概要西村あさひ法律事務所弁護士 千 … ［続きを読む］

そして安田純平さんは謝った

誰に対し何を謝ったのか。それはこの国で生きていくための、やむを得ない護身策だった

 この国で生きていくための、やむを得ない護身策　ああ、こうした場面を私たち日本人は何度も何度も見てきたのだ――。そんな奇妙な既視感 … ［続きを読む］

東京国際映画祭は、今年も何も変わらなかった…

　東京国際映画祭は今年で31回目を迎えたが、コンペを全作品見た感想で言うと、「例年通り」。グランプリの『アマンダ』を始めとしてハイレベルの作 … ［続きを読む］

仙谷由人が亡くなる８日前に私に遺した言葉

新橋のおやじビルに構えた事務所で語った３時間。「中間層は日本の宝だ」

新橋の「おやじビル」で　JR新橋駅西口前、SL広場の隣にそのビルは建つ。地下1階から4階の商業エリアに居酒屋、喫茶店、ゲームセンター、金券シ … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（３）安倍晋三

保守への思想的関心よりも、アンチ・リベラルの思いが先行している政治家

著書の少ない総理大臣　史上最長の首相在位期間が射程に入ってきた安倍晋三総理大臣。肯定的な評価と否定的な評価に真っ二つに分かれる人物ですが、ど … ［続きを読む］

やっぱりおかしい 女性閣僚がたった一人

政治に距離を置く若者も違和感　「若者っていうとSeals？みたいに思われるの嫌なんですよ」　「政治って、宗教とか特定の思想と同じようにザワッ … ［続きを読む］

安倍首相 憲法改正の本気度は?

歴代の「改憲派首相」の行動から浮かび上がる安倍首相の本当の気持ちとは

安倍首相は改憲に向けて動き出した？　今年9月の自民党総裁選挙に勝利した安倍信三首相は10月24日、第197回国会の所信表明演説の中で、憲法審 … ［続きを読む］

宇野・海部政権 傀儡の実相　

平成政治の興亡私の見た権力者たち（２）

伊東正義氏を担ごうとした竹下氏　消費税導入という大きな業績をあげながら、リクルート事件の嵐に飲み込まれて、竹下登首相が退陣を表明したのは19 … ［続きを読む］

裁判官の市民的自由の保障こそ司法の独立の基礎だ

ツイッターめぐる最高裁の岡口裁判官に対する戒告処分決定に思う

　かつて自分の白ブリーフ姿の写真を投稿するなどして話題になった岡口基一・東京高裁判事が、今度は自身が担当していない裁判についてツイートしたた … ［続きを読む］

トップダウン型の日本と、ボトムアップ型のドイツ

日独間の大学連携プログラムに取り組んで、痛感した落差とは

　スムーズにいくはずの国際連携が思うように進まない。その背景には、欧州での個人や社会の「ものの考え方」「行動の順序」が往々にして日本と真逆で … ［続きを読む］

少数意見と真実発掘のドキュメンタリー[11]

逆風の光市母子殺害事件弁護団を追った東海テレビ、足利事件冤罪を証明した日本テレビ

　東海テレビ報道局専門局次長だった阿武野勝彦（59）＝現・報道局専門局長＝は2008年4月、社長の浅野碩也（72）＝現・相談役＝と社長室で向 … ［続きを読む］

大学に立て看が必要なわけ

自分の頭で考えることを学ぶはずでは……。大学で強まる不可思議な規制

大学のキャンパスでビラを撒いたら……　いま、大学のキャンパスで、学長批判または安倍政権批判のビラを撒（ま）いたら … ［続きを読む］

女性医師が増えて困ることは何もない

　医師が過重労働になるのは、人口当たりの病床数が多く、外来受診数が多く、保険診療点数が抑制されており、医師が不足しているからである、と日本の … ［続きを読む］

政策が足を引っ張っている日本の科学技術力？

研究者だけでなく政策決定者が問われなければフェアでない

　日本は「科学技術創造立国」を目指して、政策を展開してきたのに、他国に遅れをとってしまった。失政と言ってもいいだろう。有力な研究者たちが科学 … ［続きを読む］

女性医師の問題は医師全体の「働き方問題」である

「必要悪」という反応　東京医科大学の性差別入試事件が報道されてから、わたしを困惑させたのは、医療職のあいだの「必要悪」という現状追認の反応で … ［続きを読む］

小泉純一郎が私に託した中国への手紙

小泉首相は2001年、盧溝橋の人民抗日戦争記念館を訪れた。その背後に安倍氏がいた

安倍訪中、見送られた「地方視察」　安倍晋三首相が、中国を公式訪問する。10月25～27日の日程で北京を訪れ、習近平国家主席や李克強首相と会談 … ［続きを読む］

消えた政治討論「サンプロ」「時事放談」[10]

3人の首相退陣のきっかけをつくった田原総一朗の追及、安倍1強で失われた党内の論争

　生放送の政治討論から数多くのニュースを発信してきたテレビ朝日の日曜朝の看板番組「サンデープロジェクト」が打ち切られたのは2010年3月だっ … ［続きを読む］

人間としての官僚論

官僚不信が加速　昨今の日本では、官僚不信を加速させるような事態が立て続けに起きている。2016年に発覚した文科省の天下り問題、同年からの自衛 … ［続きを読む］

来年は選挙、経済は不穏…消費増税はまた延期か

読売の大見出し、突然の首相指示、効果のあやしいポイント還元…何かがおかしい

　安倍晋三首相は10月15日の臨時閣議で、来年10月に迫った消費税率10％への引き上げに備えて対策を加速させるよう指示した。この突然の指示は … ［続きを読む］

個人のタブレットを持たせて通学させる時代が来る

生徒一人一人が個人所有のタブレットを使って授業をする波は公立校にも押し寄せる

 　中学校や高校でタブレットが「文房具」になりつつある。生徒一人一人が個人で所有するタブレットやスマートフォンを通常の授業で使う学 … ［続きを読む］

「安倍一強」が終焉 遠心化する政権

漂い始めた終わりの雰囲気　安倍晋三首相は自民党総裁選挙のさなか、「私にとって4回目であると同時に、最後の総裁選となる」と述べた。総裁選3選を … ［続きを読む］

「政官業の司祭」竹下政治の隆盛と退場

平成政治の興亡私の見た権力者たち（１）

1月7日早朝、自宅にかかった一本の電話　早朝、川崎市麻生区の自宅にかかってきた一本の電話が、私に昭和の終わりと平成の幕開けを告げた。1989 … ［続きを読む］