戦後 の検索結果

旧米軍用地の原状回復に注がれた日本の129億円

日米地位協定の歪みを映す沖縄の現実。これは汚染処理や建物撤去に使われた氷山の一角

米軍が沖縄に設置した中距離弾道ミサイル基地　5年前のことだ。その日は激しい雨が降っていた。滝のような水が、赤土を押し流し、私の足元を汚してい … ［続きを読む］

大貫妙子さんと「茨木のり子」 感覚の共有

背筋がぴんと伸びた二人の女性　大貫妙子さんは、洋楽かぶれのティーンエイジを過ごした私が初めて好きになった日本人の女性シンガーだ。　学生時代、 … ［続きを読む］

北方領土交渉を急ぐ首相の落とし穴

　戦後日本外交の最大の懸案のひとつ、ロシアとの平和条約締結に向け、安倍晋三首相が急ぎ足だ。それを妨げてきた北方領土問題をどう解くのか。そこに … ［続きを読む］

［110］「国民の敵」と絶叫する大統領

10月30日(火)　時差調整がうまくできないまま、ホテルを午前12時にチェックアウト。フロリダに午後3時の便で移動する予定を変更して、トラン … ［続きを読む］

小さな「ブルーウエーブ」で終わった米中間選挙

民主党の「青い波」はなぜ、大きくならなったのか？2020年大統領選の行方は

民主主義の運命がかかる選挙　「トランプ大統領の信任投票」、さらには「アメリカの民主主義の運命がかかる選挙」とも言われていた米中間選挙。投票か … ［続きを読む］

徴用工判決めぐる「いやな感じ」の正体

内にも外にも戦争被害者への補償に冷淡な日本司法の風土が、日韓対立の背景にある

「あり得ない」「暴挙」VS「国民感情を刺激」「過剰反応」　韓国大法院が新日鉄住金に対する韓国人元徴用工への損害賠償を認めた10月30日以降、 … ［続きを読む］

田中均氏が語るポピュリズム脱却論

ポピュリズムと専制政治が横行する世界を切り開く鍵はイノベーションだ

余りに異様な現世界　国際関係は大きく揺らいでいる。後世の歴史家は現状をどう評価するのだろう。私は過去50年にわたり国際関係の現場にいて、外交 … ［続きを読む］

湾岸戦争の衝撃と「本流」宮沢首相の登場

平成政治の興亡　私が見た権力者たち（３）

衝撃的なイラク軍のクウェート侵攻　1990年8月2日のイラク軍によるクウェート侵攻は、世界に大きな衝撃を与えた。　ブッシュ（父）米大統領は直 … ［続きを読む］

［36］徴用工判決、日韓の受け止め方に思うこと

一般の韓国人の反応　残念ながら、韓国の人々はあまり関心をもっていない。いわゆる「徴用工」（韓国では「強制動員被害者」という）の問題だ。判決翌 … ［続きを読む］

「ベルサイユのばら」と日本国憲法

エンタメを楽しみながら、日本国憲法のエッセンスを体得する（１）

小難しい勉強はしなくてもいい　ここ数年、「憲法改正」というキーワードが世間を騒がせています。そういうのを小難しく解説するものが世の中にはたく … ［続きを読む］

仙谷由人が亡くなる８日前に私に遺した言葉

新橋のおやじビルに構えた事務所で語った３時間。「中間層は日本の宝だ」

新橋の「おやじビル」で　JR新橋駅西口前、SL広場の隣にそのビルは建つ。地下1階から4階の商業エリアに居酒屋、喫茶店、ゲームセンター、金券シ … ［続きを読む］

メルケルの退陣宣言でマクロンの激痩せに拍車？

衝撃的なメルケル独首相の退陣表明　ドイツのメルケル首相が先月29日、12月7日に開かれるキリスト教民主同盟（CDU）の党大会で党首選に出ない … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（３）安倍晋三

保守への思想的関心よりも、アンチ・リベラルの思いが先行している政治家

著書の少ない総理大臣　史上最長の首相在位期間が射程に入ってきた安倍晋三総理大臣。肯定的な評価と否定的な評価に真っ二つに分かれる人物ですが、ど … ［続きを読む］

29時間で身につく「にわか韓国語講座」（８）

第２章　ハングルは怖くない　４．日本語をハングルで書いてみる

　なんと、先週までにハングルを一気におさらいしてしまいました。「にわかん」ならではのにわかぶり、一夜漬けぶりです。もう東京駅の看板も読めるし … ［続きを読む］

TBSに勢いを与えたドラマ「JIN」[13]

オウムビデオ問題での打撃から復元させた「日曜劇場」の伝統の力

　「報道機関が存立できる最大のベースは信頼性、とくに視聴者との信頼性だ。その意味で、TBSは今夜、きょう、死んだに等しいと思う」。1996年 … ［続きを読む］

やっぱりおかしい 女性閣僚がたった一人

政治に距離を置く若者も違和感　「若者っていうとSeals？みたいに思われるの嫌なんですよ」　「政治って、宗教とか特定の思想と同じようにザワッ … ［続きを読む］

安倍首相 憲法改正の本気度は?

歴代の「改憲派首相」の行動から浮かび上がる安倍首相の本当の気持ちとは

安倍首相は改憲に向けて動き出した？　今年9月の自民党総裁選挙に勝利した安倍信三首相は10月24日、第197回国会の所信表明演説の中で、憲法審 … ［続きを読む］

世界経済の大転換期

　世界は、今、二重の意味で大きな転換期を迎えている。中長期的には、いわゆる「リオリエント」現象が進行中だ。つまり、世界の中心がオリエント（ア … ［続きを読む］

徴用工判決、日本は「あり得ない」だけでいいのか

日韓「絶望的な関係」の背景には「ずさんな正常化交渉」の過去放置がある

 日韓国交正常化の根幹に踏み込んだ韓国の最高裁判決　先の大戦中に日本の工場に動員された韓国人元徴用工が新日鉄住金に損害賠償を求めた … ［続きを読む］

少数意見と真実発掘のドキュメンタリー[11]

逆風の光市母子殺害事件弁護団を追った東海テレビ、足利事件冤罪を証明した日本テレビ

　東海テレビ報道局専門局次長だった阿武野勝彦（59）＝現・報道局専門局長＝は2008年4月、社長の浅野碩也（72）＝現・相談役＝と社長室で向 … ［続きを読む］

環境基本法制定２５年、SDGｓ時代にどう対応すればよいか

「環境基本法」制定25年　―SDGｓ時代にどう対応すればよいか弁護士　六　車　　明１　環境基本法はどのような法律か　2018年（平成30年） … ［続きを読む］

愛国心教育の新地平を開く日本会議と森友小学校

大阪では復活している「非国民」　2012年2月26日、「一般財団法人日本教育再生機構大阪」が主催した「教育再生民間タウンミーティングin大阪 … ［続きを読む］

沖縄の若者は右傾化しているのか？

沖縄のアイディンティティーと若者（下）　

ネットに感化されて若者が右傾化？　先月の沖縄県知事選で10代、20代の若者ほど佐喜眞淳支持が多く、年代が高くなればなるほど玉城デニー支持が多 … ［続きを読む］

相模原障碍者大虐殺事件　劇団態変の闘い（前編）

役者は障碍者のみ。世界各地で革命的な公演を続ける劇団が相模原事件を題材に

歪んだ思想がおこした虐殺事件　2016年7月26日、神奈川県相模原市の障碍者施設「津久井やまゆり園」で入居者19人の命が次々に奪われ、26人 … ［続きを読む］

取材して取材して、そしてヒント

ドキュメンタリーで歴史を検証

　あるプロデューサーは、番組の制作が行き詰まってくると、こんな言葉を掛けてくれます。「せっかくディレクターという、みんなが憧れ、やってみたい … ［続きを読む］

[書評]『ベルリンは晴れているか』

深緑野分著

日本の作家にもこうした作品が書けるのか！　タイトルと著者名だけを見てやり過ごしていた。天気のことを書いた本かなどと思い込んでいたからだ。何し … ［続きを読む］

沖縄——「傑出する生物多様性の島」の新たな船出

玉城デニー新知事が掲げた「自立・共生・多様性」への歩みが始まった

　生物多様性が高く、同時に人間活動による大きな絶滅圧力にさらされている地域を生物多様性のホットスポットと呼ぶ。コンサベーション・インターナシ … ［続きを読む］

小泉純一郎が私に託した中国への手紙

小泉首相は2001年、盧溝橋の人民抗日戦争記念館を訪れた。その背後に安倍氏がいた

安倍訪中、見送られた「地方視察」　安倍晋三首相が、中国を公式訪問する。10月25～27日の日程で北京を訪れ、習近平国家主席や李克強首相と会談 … ［続きを読む］

「安倍改憲」の本当の問題とは

安倍改憲は阻止したいけど立憲的改憲論には批判的な人たちへ（下）

キーワードは「必要な自衛の措置」　「立憲的改憲論に批判的な人たちへ」、「リベラル再生宣言」で、立憲的改憲論のコンセプトやそれへの批判的言説に … ［続きを読む］

森友小学校の教育理念とは何だったのか

　安倍晋三首相(総裁)の3選が決まった先の自民党総裁選では、森友問題も論戦の焦点にはなったが、首相や昭恵夫人の関与の有無や公文書改ざんの責任 … ［続きを読む］