新聞 の検索結果

科学的に偏った情報提供はどこまで許されるか

防災の日に、改めて専門家と政策決定者が果たすべき役割のあり方を問う

　新型コロナウイルス対策をめぐり、科学と政治の距離を問う論調が目につくようになった。コロナ対策で専門家と政策決定者が果たすべき役割のあり方に … ［続きを読む］

【2】無惨なる安倍政権を支えたマスメディア

民衆が自らの力を自覚してしまうことを、権力は恐れてきた

　安倍政権、この無惨なるものを支えてきた制度・機関の筆頭としてマスメディアを挙げなければならない。数年前、とあるシンポジウムで大谷昭宏氏（元 … ［続きを読む］

僕が「論座」でやりたかったこと～Dr.ナイフの回答

　この記事は、朝日新聞社の言論サイト「論座」が2020年8⽉29⽇に公開した吉⽥貴⽂編集長の見解『Dr.ナイフさんにSNS時代の言論について … ［続きを読む］

敵・味方を峻別する安倍政治にからめとられたメディアの見るに堪えない姿

安倍政治に敗北したメディア（上）責任は保守系とリベラル系メディアの双方にある

　新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、安倍晋三首相（65）は8月28日夕、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任を表明した。第2次安倍政権は … ［続きを読む］

貧富の差や中央・地方の格差が広がる今こそ徳川家康に学べ

直木賞作家・安部龍太郎さんがライフワークの『家康』で描きたいこと

　神君として崇められた姿でも、狡猾なタヌキ親爺でもない「人間味あふれた、新たな家康像」を描きたい…。歴史小説の大家で直木賞作家 … ［続きを読む］

「意識高い系」の「デジタル・ビーガニズム」

ぜひ学校で教えてほしい米国家安全保障局の提言

　残念ながら、いまの日本の若者もビジネスマンも総じて世界の潮流を知らないか、あるいはその変化に鈍い。若者については、拙稿「牛肉と意識高い系： … ［続きを読む］

自民党を「キャッチオール型」から「普通の」政党に変えた安倍政権の8年弱

8年近く政権を維持できた理由　政策の評価　「左派パッシング」の真相

　安倍晋三総理が辞任を表明した。ここしばらく健康不安が各紙に書き立てられていたが、6月から持病が再発し、執務に困難をきたす状況だったという。 … ［続きを読む］

安倍政治の「落とし穴」になった政権スタート時の「成功体験」

権力行使や人事権のあり方を軌道修正することなく歴代最長政権に幕

　「一強」を誇った歴代最長の政権が幕を閉じる。安倍晋三首相は8月28日、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に退陣を表明。第2次安倍政権が発足して … ［続きを読む］

戦後日米関係の原点としての『マッカーサーの二千日』（袖井林二郎）

日本人はなぜマッカーサーと米国の占領をあれほどスムーズに受け入れたのか

　75年前の8月30日、神奈川県の厚木基地に到着した輸送機から、コーンパイプをくわえた軍人が降りてきた。連合国軍最高司令官としてその後5年半 … ［続きを読む］

環境省が秘密裏に進める「汚染土で野菜栽培」

放射性物質で汚染された土壌が国民の知らぬまま利用可能となる危険

　東京電力福島第一原発の事故で、敷地外の土壌が広範囲に汚染された。　放射性物質で汚染された土壌を剥ぎ取ることを「除染」という。環境省は、除染 … ［続きを読む］

「安倍・麻生」vs「二階・菅」　国家権力を私物化する総裁選の行方

麻生総理、二階総裁、菅幹事長……「総総分離」案も浮上！？

　8月28日午後5時、安倍晋三首相は珍しくも左右前方のプロンプターなしに記者会見に臨んだ。プロンプターがないためか記者たちの質問に対する答え … ［続きを読む］

「核のゴミ」最終処分場の前に、原発廃止か継続かを決着せよ！

現在の原子力政策の継続を前提とした処分地探しは必ず頓挫する

　「いつか来た道」である。そして今後も、結局は同じ経過をたどるであろうことは目に見えている。　北海道寿都町の片岡春雄町長が、原発から出る高レ … ［続きを読む］

安倍政権は自らの政治的負債の重みで自然倒壊した

「時間かせぎ」で積み上げられた瓦礫の山を乗り越えるのは誰か

　2020年8月2８日、安倍総理は持病の悪化を理由に退陣の意向を表明した。憲政史上最長の在職日数を誇った政権としてはあっけない幕切れであった … ［続きを読む］

イージス・アショアはまだまし。安保政策への信頼を失わせた政府の数々の嘘

反対を恐れて嘘をつき、同意をとりつけて既成事実化するやり方が安保に与えた影響とは

　2020年6月15日、河野太郎防衛大臣は、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止を表明した。　イージス・アショアは、 … ［続きを読む］

【3】虐げられた女性たち

日本の女性の厳しい状況を是正しなければ男女共倒れに

　The Economistの東京支局長だったビル・エモットは2019年に『日本の未来は女性が決める！』を刊行した。裏を返せば、「ニッポン不 … ［続きを読む］

「6・23」で終わらぬ沖縄戦

絶えぬマラリア死、実態追う

今も戦争の延長線上に　「大矢さん、あなたの番組企画案は沖縄戦についてですよね？　なんで今回の会議に持ってきたんですか？」　2015年11月、 … ［続きを読む］

歴代最長政権を生み出した「アベノミクス」の真実～国民の未来を食い物にした罪

「アベノミクス」7年8カ月を総決算する

　国政選挙6連勝で政界「1強」の地位を確固たるものにしていた安倍晋三首相が、連続在職日数でも佐藤栄作元首相を抜いて歴代最長政権となった。ただ … ［続きを読む］

差別と虚構の上に初めて成り立つ「朝鮮人虐殺否定論」

追悼式典挑発に東京都が「ヘイトスピーチ」認定

　都立横網町公園で毎年9月1日、関東大震災時に虐殺された朝鮮人たちの追悼式典が行われている。この式典には歴代の都知事から追悼文を送付されてき … ［続きを読む］

香港国家安全維持法は何を壊したのか

「三権一体」の北京の論理、一党支配が自治と自由を飲み込む

すれ違う「一国二制度」の解釈 　香港国家安全維持法が2020年6月末に成立した。　香港の立法会を迂回し、中国の全国人民代表大会（全人代）常務 … ［続きを読む］

「個」の力で起てよ全国の報道記者！

新聞人・桐生悠々に嗤われないために

　「今、この国は国民を敵と味方に選別し、治安のために自由を規制し、情報を隠蔽しています。異論を排除し、言論を統制しようとする光景は桐生悠々が … ［続きを読む］

安藤キャスターバッシングが見失っているもの

「炎天下中継」めぐりネット炎上～現場報道の意義に着目を

　フジテレビ系情報番組「直撃LIVE グッディ!」の炎天下でのレポートをめぐり、中継続行を促した安藤優子MC（メインキャスター）の対応が「パ … ［続きを読む］

バイデン政権が誕生するとき自動車産業は？

日本のお粗末さがまたも浮き彫りに

　2020年11月3日に予定されている米国の大統領選でジョー・バイデンが大統領に選出されると仮定して、米国の環境対策がどのように変化し、それ … ［続きを読む］

百田尚樹現象に敗れたメディアへの対し方を探る

　本稿の結論をあらかじめ書いておこう。一つの条件を持って、8月ジャーナリズムは必要である。8月にアジア・太平洋戦争に関する記事が集中的に出て … ［続きを読む］

「継承」が生み出す「断絶」

覆い隠された当事者の情念

　毎年、夏になるとさまざまなメディアで「記憶の継承」が叫ばれる。すでに戦後75年が経過し、戦争体験を有する世代の存命者は、ますます少なくなっ … ［続きを読む］

TikTok規制議論に欠ける児童のプライバシー保護の視点

日本の法規制は決定的に遅れている

　朝日新聞電子版（2020年7月28日付）によると、「自民党の甘利明税調会長がトップを務める「ルール形成戦略議員連盟」は7月28日、国会で会 … ［続きを読む］

非常時、首相に問われる「国家理念」　元自衛隊特殊部隊員の作家と考える

【番外】ナショナリズム　日本とは何か／話題の小説「邦人奪還」の著者・伊藤祐靖氏

　日本とは何かを問う小説に、この夏出会った。自衛隊の特殊部隊による北朝鮮からの拉致被害者救出を描いた「邦人奪還」（新潮社）。元自衛官の著者に … ［続きを読む］

群馬大、診療ガバナンス不備で手術死亡続発に対処できず

群馬大学病院肝臓手術８人死亡③

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

GDPコロナショックに何を学ぶか

経済再開と消費税で論争を

　新型コロナ感染症のパンデミックは収まる気配がなく、世界経済がかつての大恐慌以来の不況に陥ったことが確認された。日本経済もまた、国内総生産（ … ［続きを読む］

「1982年生まれ、ヒョンビン」と半沢直樹と暗号と

　ヒョンビンが1982年生まれだということは、わりと早い段階から知っていた。が、キム・ジヨンと同い年だと気づいたのは、つい最近だ。きっかけは … ［続きを読む］

落合恵子さん　子どもたちと本との〝架け橋〟になって……

子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰して40年余。ENEOS児童文化賞受賞

　子どもの本専門店「クレヨンハウス」（1976年創業）主宰者で、作家の落合恵子さん（75）に「第55回ENEOS児童文化賞」が贈られることに … ［続きを読む］