欧州 の検索結果

共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由～中北浩爾『日本共産党』によせて（下）

生き残りの鍵はどこに

（上）はこちらからお読みいただけます。6.高度成長下における文化的公共圏の形成美空ひばり、ドリフターズ……大阪の … ［続きを読む］

共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由～中北浩爾『日本共産党』によせて（上）

「宮本路線」成功の鍵は

1.政治史のなかの日本共産党政党の存在感が薄まるなか、有権者とのつながりを保つ2つの党　政党の存在感がわれわれの日常世界から失われて久しい。 … ［続きを読む］

中国当局の現場スタッフの視線で描くウイグル族への「ジェノサイド」

カラカシュ県やその周辺で中国当局のスタッフは人権侵害にどのように関与してきたのか

国際的に注目を集めた「カラカシュ・リスト」　近年、中国の新疆ウイグル自治区では、「職業技能教育訓練センター」に100万人以上に上るウイグル族 … ［続きを読む］

ウクライナ侵攻が変えた世界と日本　国際政治学者・菅英輝さんに聞く（下）

日本外交の進路

　2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、ヨーロッパだけでなくアジア・太平洋地域をも揺さぶっている。アメリカは台湾危機に重ねて、蔡英文政 … ［続きを読む］

ウクライナ侵攻が変えた世界と日本　国際政治学者・菅英輝さんに聞く（上）

日本外交の進路

　2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻が世界を激震させている。ヨーロッパにおいて、第2次世界大戦以来の大規模な国家間戦争が始 … ［続きを読む］

男が妊娠したら社会は変わる？　性と生殖に関する健康と権利

心身の負担、中絶や避妊の困難、遅れた教育を「わがこと」と考える社会に

人工中絶薬に「同意」は必要なのか？　いま日本で初めて、「人工妊娠中絶できる飲み薬」が承認される可能性が高まっている。　すでに世界80カ国以上 … ［続きを読む］

世界の頂に挑む男たちを描く『神々の山嶺』(夢枕獏・谷口ジロー原作)

元アシスタント上杉忠弘氏に聞く──映画と漫画、それぞれの魅力

　長編アニメーション『神々の山嶺(いただき)』が7月8日から公開される。第47回セザール賞アニメーション映画賞を受賞し、昨年フランスで大ヒッ … ［続きを読む］

NATO軍の「国連軍」化を歓迎！～NATO首脳会議の歴史的意義

北欧2国の加盟による新時代の幕開け

　6月28～30日にスペインのマドリードで開催されたNATO（北大西洋条約機構）首脳会議は、ロシア、中国の覇権主義に対抗する姿勢を明確にし、 … ［続きを読む］

イーロン・マスクのツイッター買収はワシントン・ポストの買収と何が違うのか

私たちを取り巻くメディア環境と民主政治システム

イーロン・マスク氏によるツイッター買収劇　今年4月、SNSをめぐる大きなニュースが、海の向こうからもたらされました。Forbes誌の長者番付 … ［続きを読む］

参議院選挙の争点である「外交安保」の本質を議論しよう

ウクライナ侵略で浮かび上がった日本の抑止力と反撃能力を検証する

　国際関係の大きな変化の下で日本の外交安保をめぐる姿勢が問われている。参議院選挙の争点の一つとされるが、残念ながら本質的な議論が行われている … ［続きを読む］

子どものスポーツに「児童労働」という視点を

行き過ぎた指導や練習から子どもを守る流れを日本から作ろう

　「小学生の柔道個人戦の全国大会廃止」という今春のニュースに、欧州暮らしが30年余りになる私は我が意を得る思いがした。　全日本柔道連盟の山下 … ［続きを読む］

サッカーW杯もう1人の「日本代表」山下良美に聞く

史上初の女性審判員に選出　フランス、ルワンダからも

　サッカーW杯カタール大会（11月21日開幕）でW杯史上初となる女性主審の1人に選ばれた山下良美（36）に6月下旬、インタビューした。ほかに … ［続きを読む］

科学振興のための草の根組織がついに日本でも誕生

日本科学振興協会（JAAS）が盛大にキックオフ

　「日本の科学を、もっと元気に！」を合言葉にする日本科学振興協会（JAAS）の総会・キックオフミーティングが、2022年6月18～24日にリ … ［続きを読む］

国債1千兆円でも大丈夫なのか（下）　日本人は怠惰な古代ローマ人と同じ？

財政は破綻しなくても経済は破綻する

　前回は、国の財政問題について考える場合は、「借金＝将来にツケを回すこと」という固定観念をいったん忘れて、「誰が働いているのか」という視点を … ［続きを読む］

国債1千兆円でも大丈夫なのか（上）　「誰に働いてもらうか」を補助線にして考える

問題を解決するのは「お金自体」ではない

　「私は大丈夫だと言いたい」　6月4日、京都市内で講演した安倍晋三元首相は、1千兆円を超える国債発行残高を不安視する意見に対して、このように … ［続きを読む］

ウクライナ戦争の終わらせ方　主戦論と早期停戦論と核のボタンの行方

ロシアの戦略を核保有検討国が注視するこれだけの理由

　一度始めた戦争をどう終わらせるか、それは必ずしも容易でない。勝敗がはっきりついていればともかく、そうでない場合、戦いはずるずると果てしなく … ［続きを読む］

参院選公示　与野党は経済と生活の長期構想を競え！～国防論議には慎重さが必要

　泥沼化するウクライナ情勢や、それに端を発するエネルギー高、急テンポで進む円安による物価高などが日本の経済や人びとの生活を脅かしつづけている … ［続きを読む］

戦争 v.1.5 ～ロシア―ウクライナ戦争の古い面と新しい面

人類が生み出した「戦争」というフォーマットを社会心理学的に考える

　少し間が空いてしまったが、前稿で「戦争の心理」をあれこれ考えた（『プーチンの心理を読み違えた西側諸国　- ウクライナ侵攻のパラドックス』） … ［続きを読む］

円安阻止の為替介入はあるのか

ドル売り円買いが容易ではない理由

　為替レートが急速に円安に傾き始めている。2022年1月4日には1ドル116・14円だった円ドルレートは6月17日現在、1ドル134円を超え … ［続きを読む］

山口二郎・神津里季生対談～野党は参院選にどう臨むべきか、争点は何か

朝日カルチャーセンター千葉教室「緊急〝討論〟」から

　参院選が6月22日に公示されます。野党はどう臨むべきなのか。立憲民主党と国民民主党の足並みの乱れや、自民党との接近もとりざたされる労働界の … ［続きを読む］

小惑星のアミノ酸は生命誕生のもとになったのか？

はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの砂中にアミノ酸を発見

　2022年6月10日、岡山大学やJAXAなどの研究チームがはやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料の分析結果を日本学士院紀要に発表した … ［続きを読む］

ウクライナ支援よりインフレ対策でいいのか

西側諸国での「ウクライナ早期停戦論」の台頭に寄せて

　西側主要国の政権基盤に軋（きし）みが生じている。根底に、高まるインフレに対する国民の不満がある。国民は目が国内に向き、ウクライナ戦争よりイ … ［続きを読む］

SNS化する新たな戦争　フェイクニュースをめぐる攻防

戦争とメディア

戦場のインフルエンサー　みんな、今、私はベッドにいる。眠れないから動画を撮っている。ここはウクライナのキーウ。街中が大騒ぎになっている。どこ … ［続きを読む］

『FLEE フリー』──アフガニスタンを逃れた男性の記憶と幸福

世界の現実を知り、痛みを分かち合うアニメーション

　作品の冒頭に以下の字幕が表示される。　「これは実話である　登場する人々の安全のため名前と場所を一部変更した」　本作『FLEE フリー』は実 … ［続きを読む］

戦地取材の危うさと葛藤　コソボ、チェチェンと現在地

戦争とメディア

　戦争報道においては、現地で見たまま聞いたままだけの伝え方には限界があるものの、大前提がある。まず、戦地の現場か紛争地、その近隣の地に記者が … ［続きを読む］

消費税12％にして「防衛費倍増」ですか？　「骨太の方針」にあきれる

財政健全化は「骨抜き」に、参院選に向けて議論を

「骨太」とは名ばかりの無責任な政策　財源確保の展望も議論ないまま防衛予算をどんどん増やすという乱暴な政策が6月7日に閣議決定された「経済財政 … ［続きを読む］

ドイツ・ショルツ首相のもろさの裏にSPDの凋落と緑の党の躍進

難題を抱える欧州に強いリーダーシップは不要なのか

　欧州の中核に位置するドイツが安定してこそ欧州は困難な問題に対処していける。ドイツの政権基盤が不安定では、今の欧州はインフレやウクライナ問題 … ［続きを読む］

ウクライナ侵攻とプーチンの複雑な頭の中～“若造”マクロンは仲介役たり得るか

冷戦後の新たな国際秩序構築の不在も侵攻の遠因？　20世紀のままのプーチンの世界観

　ウクライナ戦争が始まって100日以上が過ぎた。プーチン・ロシア大統領が当初、目論んだウクライナ攻略は20％（ゼレンスキー・ウクライナ大統領 … ［続きを読む］

G7の一角をなす日本のウクライナ支援

始まりは2014年のマイダン革命とロシアの侵略

　2022年2月24日早朝、ドニプロ（ドニエプル）川を望む古都キーウ（キエフ）の人々は、ロシアのミサイル攻撃を受け恐怖のどん底にたたき落とさ … ［続きを読む］

米国のアジア関与を再確認した日米首脳会談の意義

バイデン大統領が中国に発した強いメッセージ

　岸田総理の訪米が実現する前に、5月23日、日米首脳会談が開催されバイデン大統領が来日した。バイデン大統領がアジアに足を運んだのは他でもない … ［続きを読む］