留学 の検索結果

「歩き」「読み」「書いた」人――池内紀さんの本の世界

　去年(2019年)の夏、新聞で池内紀さんの死亡記事を目にしたときは本当にびっくりした。早寝早起き、スポーツマンタイプの人で、年寄りくささを … ［続きを読む］

【1】肯定することと隠すこと

「韓国人にはなり切れない。コスモポリタンとして生きたい」

　日本社会にはこれまで〝嫌韓〟の風潮が繰り返し噴出してきました。昨年、徴用工問題が浮上したときの韓国叩きは記憶に新しいのではないでしょうか。 … ［続きを読む］

繰り返された肝手術事故　生かせなかった教訓

群馬大学病院肝臓手術８人死亡④

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

ノーベル化学賞　日本の研究が受賞する可能性は

国内最有力の業績から推測するストックホルムまでの「近さと遠さ」

　ノーベル賞の科学分野は毎年10月初旬の月曜〜水曜にかけて、医学生理学・物理学・化学の順に日本時間の午後6時半ごろから発表される。メディア各 … ［続きを読む］

アメリカ人の心が荒れてしまった――トランプ政権で失われたもの

まさかと思うことが次々と現実になっていく

　「あなたは選挙の後、平和的に権力を移行する覚悟がおありでしょうか？」　9月23日、記者にこう質問されたドナルド・トランプ米大統領は、こう答 … ［続きを読む］

“普通”という名の圧が蔓延する中で、ノイズとして存在したい

台湾から日本へ。自分が堂々と私でいられる場所を日本語の中につくった温又柔さん

　「母国の言葉なのに、話せないなんてかわいそうですね」。大学時代、バイト先で一緒だった男性に面と向かっていわれたとき、私はなんと返していいの … ［続きを読む］

高校生の留学を後押しする新取り組みがスタート！

事前に必要な仲間づくりと自分に合った留学計画づくりをオンラインで

　COVIDｰ19禍においても留学意欲を萎えさせてはならじと、高校生の留学を後押しする新たな取り組みが始まった。官民協働の留学促進キャンペー … ［続きを読む］

「権力者と同じ思考」で働く政治記者たち～菅政権発足の新聞報道を見て

戦前や戦中に活躍した言論人・清沢洌氏の伝えたかったこと

　「令和おじさん」と持ち上げられた菅義偉氏が首相に就任し、菅内閣が発足した。　それに関する報道は、マスコミの長き“伝統 … ［続きを読む］

集団遺伝学者太田朋子さんの86年

木村資生さんの中立説とは異なる「ほぼ中立説」は21世紀に入ってから認められた

　日本は女性科学者が際立って少ない国である。それは文化勲章の受章者リストにも表れている。1937年に創設されたこの勲章は83年間で413人が … ［続きを読む］

プーチン支配の本質は「強権」

習近平や安倍晋三との共通点は「カリスマの欠如」

　政敵を葬り去るというのは、権力者がその権力を維持するためにとる政治の常道だ。ロシアのウラジーミル・プーチンがこの方法をとっているかどうかは … ［続きを読む］

周庭さんら国家安全維持法違反で逮捕

［202］「国境なき医師団」会見、『羽仁進の世界』、ナオミ・クライン……

8月5日(水)　午前中、プールへ行き泳ぐ。ゆっくりと泳ぐ。心身のバランスがとれるだけでいいのだ。　15時から早稲田のWさん修論指導。中国から … ［続きを読む］

高層ビルが並ぶ釜山のビーチで思ったこと

「まさかここがこんなに発展するとはなあ……」という日本語が聞こえてきて

　今日は、久々の釜山。韓国第二の都市に来た。　そして、これまた、久々の釜山市立国楽管弦楽団。Odysseyという私が作曲したチャングと国楽管 … ［続きを読む］

「21世紀のアフリカ」がもたらす衝撃――世界と日本の未来を考える3冊

　最近、大きな歴史的潮流を考えることが難しくなったと若い友人がしきりに嘆いていました。確かに毎日、新型コロナウイルスの感染者数がさかんに報道 … ［続きを読む］

米国では大学教員が大量解雇、新型コロナが加速する大学再編

日本への影響も必須、グローバル時代の高等教育のゆくえ

世界の9割以上の生徒が学校に通えなくなった　新型コロナの感染拡大防止のため、多くの国や地域において外出の自粛や禁止が実施された。学校も例外で … ［続きを読む］

「幻の五輪の日」を乗り越える選手たち　2度目の「1年前」からの再始動

4カ月遅れの今季初戦　飯塚翔太、スケジュール帳白紙の理由　梅雨明けと同時に猛暑に見舞われた8月1日、自身の故郷でもある静岡の陸上県選手権（草 … ［続きを読む］

研究者と家族が参加する仮想現実（VR）を用いた学術系集会が大成功

VRならではの臨場感、これからの学会はアバターでの参加が主流になる？！

　研究者と家族が主体的に参加する学術系集会として世界で初めて仮想空間（VR）を用いた「Japan XR Science Forum 2020 … ［続きを読む］

司法の独立を失った香港は国際金融都市から中国の金融都市に変わる

許成鋼・香港大名誉教授に香港の将来、コロナ後の中国と世界経済を聞く

　中国政府が「香港国家安全維持法」の施行を強行、英国からの返還後も高度な自治を約束した「一国二制度」を壊そうとしている。米中対立の矢面にも立 … ［続きを読む］

私はこうして北京へたどり着いた～超緊張の「隔離21日間」

熱が上がらないだろうか、風邪にかからないだろうか……

　『東亜日報特派員のコラムから』は、韓国の大手紙・東亜日報の海外特派員が韓国の読者に向けて執筆したコラムを日本語に翻訳して紹介する連載です。 … ［続きを読む］

『イップ・マン 完結』、心震わすカンフー映画の傑作

　観ているうちに体が震えだし、涙が止まらなくなる。忘れかけていた、そんな映画本来の醍醐味を味わわせてくれるのが、ウィルソン・イップ監督、ドニ … ［続きを読む］

看過できない香港問題　日本外交は対中政策を転換せよ

人権国家として存在感を示すため、日本版・グローバルマグニツキ法の制定を提案する

　「目の前の仲間や家族が、人としての当たり前を望んだだけで踏みにじられている。それを見過ごしたら、人として何かを失う。私は香港人。そういう世 … ［続きを読む］

大都市は落日するのか？　コロナ後のニューヨークから問う５つの課題

コロナ19以降の大都市はどうあるべきか～「ネクスト・ノーマル」時代

　『東亜日報特派員のコラムから』は、韓国の大手紙・東亜日報の海外特派員が韓国の読者に向けて執筆したコラムを日本語に翻訳して紹介する連載です。 … ［続きを読む］

オンライン留学の勧め：日本の大学なんかつまらない

世界中の優れた学者の授業を受けられるメリットを生かせ

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）はいま、学校への「ビッグブラザー」の登場を後押ししている。このビッグブラザーはジョージ・オーウ … ［続きを読む］

コロナウイルス禍に基礎科学研究を考える

心配な日本の現状、基礎研究を社会全体で支えるようにしたい

コロナ禍で改めて感じる基礎研究の重要性　今多くの人の最大の関心は世界中を混乱に陥れている新型コロナウイルス感染禍に違いない。ウイルスは目に見 … ［続きを読む］

100年前にカワセミを撮った男がいた！

知られざる野鳥生態写真の先駆者、下村兼史の業績をしのぶ

   2018年09月12日付で掲載した「100年前にカワセミを撮った男がいた！」で取り上げた下村兼史の写真展が、7月1 … ［続きを読む］

日本でもドイツでも「他者」だった彼が今、難民と向き合って思うこと

日独“ハーフ”の牧野アンドレさんが世界で難民支援にかかわるようになった道のり

　「ハーフ」という言葉から、皆さんは何を思い浮かべるだろうか？　私自身も父のルーツは韓国、母は日本の「ハーフ」だ（「新型コロナ禍の日本に漂う … ［続きを読む］

白洲次郎のこと～従順ならざる唯一の日本人

　「従順ならざる唯一の日本人」とは白洲次郎を称してGHQ要人が語った言葉と伝えられる。　白洲次郎は吉田茂の側近として占領下GHQと渡り合った … ［続きを読む］

教育にもっと予算をつけよう——日本の政府支出は低すぎる

欠けている本質的な議論　半年遅れの9月入学移行は改悪だ

　一挙に過熱した9月入学移行の議論もやっと冷静さを取り戻したようだ。少なくともコロナ感染防止のための臨時休校で授業時間が減少した生徒に対する … ［続きを読む］

「老人のための国」はなくても「老人のための心」はある～コロナと闘うパリで考えた

　『東亜日報特派員のコラムから』は、韓国の大手紙・東亜日報の海外特派員が韓国の読者に向けて執筆したコラムを日本語に翻訳して紹介する連載です。 … ［続きを読む］

「歩く人が多くなれば、それが道になる」　天安門事件31年・香港の現場から

ともに歩く者は世界に広がっている。香港人は決して泣き寝入りはしないだろう

　5月28日、中国の第13期全国人民代表大会（全人代）で、香港に関する「国家安全法」を制定する方針が採択された。それは実質的に香港市民の基本 … ［続きを読む］

劇場を飛び出したバレエ

世界中のバレエ・ダンサーたちの映像配信、部屋から、街から、自然のなかから

　〝バレエ〟は基本的には劇場の舞台で踊り、観客に観せるもの。だけど今、インターネット上にそうではない場所で踊る映像が多々配信されている。ダン … ［続きを読む］