ヒロシマ の検索結果

〝原爆を知らない子どもたち〟の自戒の唄　その2

【26】「原爆を許すまじ」

　前回記したように、1960年代、最大の左翼運動圏である首都圏においては、「原爆を許すまじ」は、ほぼ一部共産党系運動圏に限定された愛唱歌でし … ［続きを読む］

〝原爆を知らない子どもたち〟の自戒の唄　その1

【25】［原爆を許すまじ」

怒りのヒロシマ、祈りのナガサキ　今回は、敗戦から75年目の夏ということで、「原爆と唄」をテーマに取り上げようと思い、広島と長崎ゆかりの友人に … ［続きを読む］

つかこうへいが掲げた「打倒・紅白」の旗印

1982年『つか版・忠臣蔵』てんまつ記①

つかこうへい事務所の「討ち入り」　つかこうへいが芝居の世界から足を洗い、今後は作家活動に専念することを対外的に発表したのは、1982年の秋だ … ［続きを読む］

プーチン支配の本質は「強権」

習近平や安倍晋三との共通点は「カリスマの欠如」

　政敵を葬り去るというのは、権力者がその権力を維持するためにとる政治の常道だ。ロシアのウラジーミル・プーチンがこの方法をとっているかどうかは … ［続きを読む］

周庭さんら国家安全維持法違反で逮捕

［202］「国境なき医師団」会見、『羽仁進の世界』、ナオミ・クライン……

8月5日(水)　午前中、プールへ行き泳ぐ。ゆっくりと泳ぐ。心身のバランスがとれるだけでいいのだ。　15時から早稲田のWさん修論指導。中国から … ［続きを読む］

NHK「ひろしまタイムライン」の問題点

　NHK広島放送局によるツイッターを使った企画「ひろしまタイムライン」が、ヘイトスピーチを誘発するツイートを流したと非難されている。1945 … ［続きを読む］

自民党を「キャッチオール型」から「普通の」政党に変えた安倍政権の8年弱

8年近く政権を維持できた理由　政策の評価　「左派パッシング」の真相

　安倍晋三総理が辞任を表明した。ここしばらく健康不安が各紙に書き立てられていたが、6月から持病が再発し、執務に困難をきたす状況だったという。 … ［続きを読む］

「安倍・麻生」vs「二階・菅」　国家権力を私物化する総裁選の行方

麻生総理、二階総裁、菅幹事長……「総総分離」案も浮上！？

　8月28日午後5時、安倍晋三首相は珍しくも左右前方のプロンプターなしに記者会見に臨んだ。プロンプターがないためか記者たちの質問に対する答え … ［続きを読む］

「6・23」で終わらぬ沖縄戦

絶えぬマラリア死、実態追う

今も戦争の延長線上に　「大矢さん、あなたの番組企画案は沖縄戦についてですよね？　なんで今回の会議に持ってきたんですか？」　2015年11月、 … ［続きを読む］

百田尚樹現象に敗れたメディアへの対し方を探る

　本稿の結論をあらかじめ書いておこう。一つの条件を持って、8月ジャーナリズムは必要である。8月にアジア・太平洋戦争に関する記事が集中的に出て … ［続きを読む］

「継承」が生み出す「断絶」

覆い隠された当事者の情念

　毎年、夏になるとさまざまなメディアで「記憶の継承」が叫ばれる。すでに戦後75年が経過し、戦争体験を有する世代の存命者は、ますます少なくなっ … ［続きを読む］

非常時、首相に問われる「国家理念」　元自衛隊特殊部隊員の作家と考える

【番外】ナショナリズム　日本とは何か／話題の小説「邦人奪還」の著者・伊藤祐靖氏

　日本とは何かを問う小説に、この夏出会った。自衛隊の特殊部隊による北朝鮮からの拉致被害者救出を描いた「邦人奪還」（新潮社）。元自衛官の著者に … ［続きを読む］

演劇ポスターVRが、都市の記憶と時代を語る

名品そろえ、ポスターハリス・カンパニーが公開

ポスターの森を歩くように　都市の記憶と時代の空気を焼き付けた演劇のポスター。街角で、またバーや喫茶店の壁で、演劇文化を伝えてきたそれらは、時 … ［続きを読む］

コロナ感染拡大をいつまで放置するのか？

国民に背き支持率低下の安倍政権

　新型コロナウイルス感染症の拡大阻止に有効な対策を打ち出せていない安倍政権。4、5月とは状況が異なるとの理由で感染防止を自治体や国民の努力に … ［続きを読む］

「日米核共有研究」を提言　米政府の秘密文書を読む　中国核実験の翌1965年

東アジアが緊迫すると語られる日米核共有はありうるのか

　中国が核開発に乗り出した。日本まで核武装に走らないよう、米国の核を日本と共有する研究をすべきだ――。米政府内でのそんな提言を記す1960年 … ［続きを読む］

「グリーンな復興」に不可欠な環境アセス制度の抜本的強化

辺野古の埋め立て用土砂採取で環境破壊が沖縄県全域に広がる恐れ

　コロナ後、われわれはいかなる社会を目指すべきか。　そのことが今、さまざまな形で論じられている。今回のパンデミックをもたらした新型コロナウイ … ［続きを読む］

被爆75年：深まる日本の「核のジレンマ」

六ケ所「再処理工場」の余剰プルトニウムが拡散させる安全保障問題

　今年も、8月6日、9日が訪れた。75年前、米国が広島・長崎に落とした原爆は、推定約20万人余の人命を奪い、すべてを焼き払い、そして強力な放 … ［続きを読む］

敗戦から75年目の夏――現在に突き刺さる浮浪児・満州・沖縄

新たな戦前を拒否する礎

　コロナ禍の中、敗戦から75年目の夏を迎えた。政府は、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念したことから、その代替案として … ［続きを読む］

原爆の惨禍を世界に伝えたジョン・ハーシーの『ヒロシマ』

原爆投下をめぐる論争は終わらない。その原点となった衝撃のルポルタージュ

　世界で初めて原爆を投下し、一般市民を虐殺したのはアメリカだったが、その惨禍を世界に広く伝え、原爆の非人道性を告発したのは、そのアメリカのジ … ［続きを読む］

戦後75年、変わりゆく「国柄」　集団的自衛権、敵基地攻撃、そして…

安倍政権で膨張する「専守防衛」　「非核」は聖域であり続けるか

　戦後75年の夏は、日本の「国柄」が変わる節目になるかもしれない。日本人が戦争の惨禍を様々に想起するこの8月、政府は「安全保障戦略の新たな方 … ［続きを読む］

被爆3世を撮る（３）なぜ平和教育は陳腐化するのか

　戦争を経験した世代の高齢化が進む。家族からミクロな戦争記憶を繋いでいくための、残り時間は多くない。戦争体験を3世に引き継ぐ活動を過去2回の … ［続きを読む］

被爆3世を撮る（２）家族の戦争体験を「わがこと」に

　被爆3世の家族写真を撮って展示するプロジェクト。前回記事『被爆3世を撮る（１）戦後75年の夏、広島で）だ。この5年間で約90組の家族が参加 … ［続きを読む］

被爆3世を撮る（１）戦後75年の夏、広島で

　戦後75年の夏、被爆の記憶に初めて一緒に向き合ったある家族の1日に同行した。家族内でも難しかった被爆体験の語り合い。当事者には、どんな葛藤 … ［続きを読む］

【37】日本の歴史に大きな影響を与えた感染症や自然災害

　気候変動による干ばつや風水害で凶作が起き、飢饉が発生し、人々の健康状態が悪化して疾病が拡大する。社会の混乱は兵乱を引き起こし、そこに、地震 … ［続きを読む］

ポツダム会談に冷戦の予兆　欧州秩序の再構築めぐり揺れた戦勝国

【11】ナショナリズム　ドイツとは何か／ベルリン②　現代史凝縮の地

　ドイツのナショナリズムを探る旅でベルリンに入り、取材の2日目。近郊のポツダムを2月14日午前に訪れた。ドイツと、そして日本の戦後に甚大な影 … ［続きを読む］

“スティグマ”が助長する感染拡大——コロナ差別が許されない理由

人々を苦しめ、検査や治療を阻害してきた100年の歴史に学ぶべきこと

　5月23日、広島市のある駅近くの公衆トイレで、悪質なステッカー（テプラで作成されたもの？）が貼られているのを見つけた（写真参照）。コロナ感 … ［続きを読む］

コロナで公教育は止まった。その「失敗の本質」を直視せよ

デジタル化はインフラ整備だけではできない。「科学的証拠」が示す政策とは

　新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、学校の休校も世界中に広がった。日本では、一斉休校の期間中、公立の小中学校・高校の多くがオンライン授 … ［続きを読む］

河井夫妻逮捕直後の首相会見への嘔吐感

［195］衆議院議員宿舎、安倍首相会見、沖縄「慰霊の日」式典……

6月17日(水)　朝、プールへ行き泳ぐ。いつもより短め。神保町の東京堂へと向かう。ここは自粛期間中も何とか開けていた本屋さんだ。今では東京で … ［続きを読む］

民衆社会の基層の劣化(辺見庸)

［194］日隅一雄情報流通促進基金賞、『こころの時代』、河井案里元秘書判決……

6月10日(水)　朝、プールへ行き泳ぐ。いつもの半分くらい。心身が少しでも調子よくなれれば、それでいいのだ。朝日新聞の一面に例の『武漢日記』 … ［続きを読む］

人々を惑わせた新型コロナ禍でのジョギング　なぜ、誤解が広がったのか

警鐘相次ぐ「マスクとスポーツ」

　2020年6月16日、世界保健機関（WHO）は、運動時にはマスク着用をすべきではないと提言した。また、6月15日には日本感染症学会と日本環 … ［続きを読む］