帝国 の検索結果

天皇制「単一王朝」はなぜ126代も続いているのか

　今上天皇徳仁は第126代天皇。外国では王朝がしばしば変わり、日本のように、国家元首（あるいは象徴）が126代も続いた例はない。例えばイギリ … ［続きを読む］

ネット投票先進国エストニアの原動力は「ソ連時代の否定」だった

時代の転換とIT化が重なり、徴税などのデジタル化も進む

　「税の徴収にもITを使用するなど、エストニアはネット関係の制度を1990年代から導入しました。なぜ、それらの導入がこの社会に受け入れられた … ［続きを読む］

コロナ禍の歳月を焼き付けて、還ってきた『Endless SHOCK』

2020年以降の舞台芸術を「定点観測」する〈下〉

　新型コロナパンデミックに激しく揺さぶられてきた演劇界のこの3年間を、堂本光一の舞台『Endless SHOCK』を「定点」として見つめる論 … ［続きを読む］

パンデミックの記憶刻む、堂本光一と『Endless SHOCK』の軌跡

2020年以降の舞台芸術を「定点観測」する〈上〉

パンデミック下の問題が凝縮された舞台　堂本光一主演の舞台『Endless SHOCK』が、3年ぶりに帝国劇場の幕を開けた（2023年4月9日 … ［続きを読む］

「忘れられた」ミャンマー難民～祖国に帰れず、逃れたタイでも定住できず

３万人が暮らすメラ難民キャンプで希望を失う人々

　ミャンマーの軍事クーデターから2年がたった現在、タイ国内に流入するミャンマーからの難民や不法移民の問題も深刻化しています。論座のレギュラー … ［続きを読む］

日露戦争由来の「必勝しゃもじ」をウクライナに贈る岸田首相の無神経と広島人の「怒り」

悲惨な歴史の起点を踏まえ平和外交をすることこそ、被爆地政治家の仕事だ

日露戦争由来の縁起物　日本時間の３月22日、岸田首相が突然ウクライナを訪問、首都キーウまで行ってゼレンスキー大統領とも会談した。その際のお土 … ［続きを読む］

機密をどう報じるか　問われるジャーナリストの真価　ペンタゴン・ペーパーズ事件と西山事件の教訓

国家機密とジャーナリズム

　表題のトピックを語るのに、いわゆる「ペンタゴン・ペーパーズ事件」を引き合いに出すのはあまりにも定石に過ぎるかもしれない。「なんだ、またかぁ … ［続きを読む］

戦争とジャーナリズムの100年――歴史の教訓から学ぶ

戦争の「盾」～ジャーナリズムの責任～（5）

　都内の大学で、戦争とジャーナリズムについての講義を10年近く続けている。扱うのは第1次世界大戦からイラク戦争までの約100年で、どのような … ［続きを読む］

戦時下のジャーナリズム　試されるプレスの自由

戦争の「盾」～ジャーナリズムの責任～（4）

あるアメリカ人活動家の軌跡　ごく私的な話になるが、2001年9月11日、私はアメリカにいた。その日のことはよく覚えている。テレビでは、2機の … ［続きを読む］

新聞は戦争を止められるのか　昭和戦前期の教訓に学ぶ　保阪正康さんインタビュー

戦争の「盾」～ジャーナリズムの責任～（2）

　昨年末、タレントのタモリがテレビ番組で来たる2023年について問われ「新しい戦前になるんじゃないですかね」と発言したことが話題になった。「 … ［続きを読む］

「カチューシャ」はウクライナ問題を読み解くリトマス試験紙である！後編

【57】（最終回）ロシア庶民の内奥の想いと寄り添いつづけた「カチューシャ」

「カチューシャ」（1938年）作詞：ミハエル・イサコフスキー、訳詞：関鑑子、補訳:丘灯至夫作曲：マトヴェイ・ブランテルドイツ人兵士が愛唱した … ［続きを読む］

ゼロ成長、ゼロ金利は必然。これから世界は「日本化」していく～水野和夫・法政大教授に聞く（後編）

より遠く、より速く、はもう要らない。無用な拡大をやめ適正利潤を目指すべきだ

　人類史に精通する経済学者、水野和夫・法政大教授は、アベノミクスについて「資本家のための政策だった」と指摘し、すでに賞味期限の切れた「近代」 … ［続きを読む］

アベノミクスは「終わってしまった近代」の幻影を追ったドン・キホーテだった～水野和夫・法政大教授に聞く（前編）

「成長があらゆる問題を解決する」が当てはまるのは資本家だけ

　なぜアベノミクスという、あれほど危険でギャンブルじみた社会実験が多くの人の支持をうけて登場したのだろうか。　今回の「アベノミクスとは何だっ … ［続きを読む］

ChatGPTの出現で、人間は人間であることをやめるのか

ジェネラティブAIの出現は果たして朗報？

　米オープンAIの対話型AI「Chat（チャット）GPT」が世間の耳目を集めている。学生がレポートを書かなくて済むようになるという。これは驚 … ［続きを読む］

ゼレンスキーの和平計画を支持したマクロンに勝算はあるか？～ウクライナ戦争1年　

歴史的にロシアとの絆が強いフランス　「外交大国」の意地をかけて大統領が外交攻勢

　ウクライナ戦争が勃発して2月24日で1年がたつ。欧州では、戦争はいつ終わるのか、その後の世界はどうなるのかが、盛んに議論されている。バイデ … ［続きを読む］

軍事クーデター2年の日の東京の風景から、ミャンマーと日本の埋まらぬ溝を考えた

在日ミャンマー人の思いは日本の人々に届いているか

論座のレギュラー筆者である小田光康さんが、教鞭を執る明治大学情報コミュニケーション学部の学生とともに、ミャンマーの軍事クーデターから2年の節 … ［続きを読む］

脱成長コミュニズムは政治のビジョンたりえるか？～斎藤幸平氏『人新世の「資本論」』をめぐって

ラディカルな変革と穏健な「緑の成長」は相いれないのか？

「大きな物語」としての脱成長コミュニズム　日本政治はその展望が見えず、与野党の対立軸は漂流を続けている。先行きの見えない時代にあって、人々は … ［続きを読む］

ハリー王子「暴露本」でポストエリザベスの「役者」たちの力が試される

大役者を国葬で見送った日英両国、政治という「大芝居」の行方を読み解く

　Being royal, it turned out, wasn't all far from being onstage.　Acting … ［続きを読む］

より良い未来を求めなくなった民意がもたらした長期政権～山口二郎氏インタビュー

「ポピュリズム化した野党も反省して出直しを」

　「アベノミクス」とはいかなる政策思想でどんな社会現象を起こしたのかについて、さまざまは視点から探るインタビューシリーズ。今回はリベラル派の … ［続きを読む］

重要土地等調査法　全面施行に伴う区域指定と外国事業者への影響

１　はじめに　一定の重要施設や国境離島の周辺区域の土地等を、「注視区域」として指定したうえで、政府が当該注視区域内にある土地等の利用状況につ … ［続きを読む］

共産党は矛盾を強みに変えて「左側の自民党」をめざせ～徹底的な議論へ党首公選を

深くて広い矛盾を解決する手立てを見つけられたら国民からの支持も得られる……

　共産党に党首公選の実施を求め、実施されれば立候補すると言う松竹伸幸さんの連載「共産党を変える！党員・松竹伸幸の挑戦」の最終回です。第1回「 … ［続きを読む］

国会をどう改革するか～「変換型議会」を志向する立憲民主党と日本維新の会

「政党」としての公明党～一学究の徒の政治学研究【19】

 「論座」では「『政党』としての公明党～一学究の徒の政治学研究」を連載しています。1999年に自民党と連立を組んで以来、民主党政権 … ［続きを読む］

「類似宗教」観からの脱却を　メディアにこそ必要なリテラシー

宗教とメディア

　手元に『永遠の家族』という本がある。表紙の上部は白色で、中央部は鮮やかなブルー。下部に灰色の岩が確認でき、そこでようやく、これが写真なのだ … ［続きを読む］

自分はヨーロッパ人というリスボンの若者たち～変わりゆくアイデンティティ（前編）

定住旅行家が見たかつての大国ポルトガルの今

　筆者は、世界各地の家庭に一定期間滞在し、生活を共にしながら、その地の暮らしや文化を発信する「定住旅行」をライフワークとしている。その一環と … ［続きを読む］

障害者の雇用を阻む壁はどこにあるのか

「新自由主義」と「社会的共通資本」の対立を通して考える

　脳塞栓（そくせん）症の後遺症で障害を抱えつつ、人類学研究にとりくむ三谷雅純さんの連載「〈障害者〉と創る未来の景色」の5回目は、障害者雇用が … ［続きを読む］

「梨泰院惨事」から1カ月、ワールドカップと取り残された街と米軍基地と

　ワールドカップサッカーで韓国も決勝トーナメント進出を決めた。ポルトガル戦での逆転ゴールは劇的で、その瞬間はソウルの街のあちこちから歓声があ … ［続きを読む］

戦後農政を総決算せよ

食料・農業・農村基本法見直しのあるべき基本原則とは？

　これまで3回にわたって、食料・農業・農村基本法見直しの背景、政府（自民党農林族・農水省・JA農協の農政トライアングル）が考えている見直しの … ［続きを読む］

高橋治之、竹田恒和を結び五輪汚職の温床にもなった「慶応三田会」　正と負の吸引力の源泉

華麗なる学閥を支える評議員選挙の狂騒

　東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件では、受託収賄容疑などで逮捕・起訴された大会組織委員会元理事の高橋治之被告を含め、慶応義塾 … ［続きを読む］

血に染まった「左翼のバトン」　躓きの歴史刻み、つなげるか

左翼はどこへ（上）

　この何年か、ことあるたびに20年以上前にベルリンの街で見つけた「Stolpersteine（躓〔つまず〕きの石）」のことを考える。ホロコー … ［続きを読む］

キルナ市の新市街落成~30年以上かかる世界最大規模の街移転プロジェクト

それでも膨大な利益を生む、北半球最大のスウェーデン・キルナ鉄山

　私の住むスウェーデン最北の街・キルナ市の新市街が9月1日に落成し、旧市街を形つくっていた商店街と図書館、公民館などの、いわゆる「人の集まる … ［続きを読む］