辞書 の検索結果

閉店が続く街の書店を訪ねて──少ないパイを分け合う小規模店の実情

　書店の閉店が止まらない。知名度のある大型書店の閉店のニュースが陸続とした。とはいえ、三省堂書店神保町本店や八重洲ブックセンターは、ビルの建 … ［続きを読む］

略語は英語の頭文字語よりローマ字書き日本語で──JPCZはNKKSに

　日々各種メディアに接していて多くの略語に出会う。私には、前からこれがどうにも気になっている。　例えば本年2月、北朝鮮が「大陸間弾道ミサイル … ［続きを読む］

ひろゆき氏が沖縄を笑えるのはなぜか～多数派の特権と暴力

　「悔しくて、1週間ろくに眠れない」と、70代の女性は言った。50代の男性はこの話題になった途端、みるみる目に涙をためて何も言えなくなってし … ［続きを読む］

ひろゆき氏を「論破王」としてもてはやすのは、どのような人たちなのか？

正論や真面目さの敗北が冷笑欲の増殖につながった

　旧2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(以下、本文では「西村氏」)が、沖縄の辺野古新基地建設反対の座り込み運動に対して、Tw … ［続きを読む］

防衛力の抜本的強化は見せかけか……

海保予算やインフラ整備費を防衛費に含めるという首相発言の真意はどこに?

　岸田首相は、2022年3月27日に行われた防衛大学校卒業式の訓示において「国際社会が、長きにわたる懸命な努力と多くの犠牲の上に築き上げてき … ［続きを読む］

仏教とお布施の不幸な関係──自分で金額を決めても納得できないのはなぜか

［20］制度疲労を起こしているお布施のシステム

伝統仏教が抱えるお金の問題　安倍晋三元総理を殺害した容疑者が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の宗教2世であり、母親の高額献金で家庭が崩壊 … ［続きを読む］

かつて国民統合、抑圧の装置　「国葬」が映す民主主義の今

国葬を考える

国論が二分する中で　2022年8月21日現在、安倍晋三元首相の「国葬」をめぐって国論が二分している。各社の世論調査の結果に多少の差は見られる … ［続きを読む］

調査報道の発掘と再評価を　市民支持を促すアーカイブ

調査報道の未来

　「調査報道」という語句が、メディア界で広く使用されるようになってきた。調査報道の衰退・低迷を危ぶむ一方、ジャーナリズム再生のキーの1つは調 … ［続きを読む］

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』：言葉の魅力、まるでシェイクスピア

「魔法の国」の台本から【上】

　舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が開幕した。大人になったハリーたちを描いた新しい物語で、数々の「魔法」など見どころ満載の舞台だが、シェイ … ［続きを読む］

『銀河鉄道999 THE MUSICAL』に出演！三浦涼介インタビュー（上）

色々な要素を持ったキャプテン・ハーロックを演じたい

　松本零士の不朽の名作として愛され続ける「銀河鉄道999」が本格ミュージカルとして生れ出る『銀河鉄道999 THE MUSICAL』が、東京 … ［続きを読む］

軽井沢型テレワークがどこにも真似できない深い理由～自主財源107億円の町に年間500人移住

日本人の「働き方」の変革期に必要な「サロン文化」をいかすという発想

　軽井沢は明治以降、政治や経済、文化の重要人物がバカンスを過ごしたり、重要な活動や決定を行ったりしてきた特別な場所であった。一方で、昭和の高 … ［続きを読む］

もう一つのWWW　「知識のインフラ」辞書は技術の塊だった

三省堂のことばの壺　ワード・ワイズ・ウェブ

　ワールド・ワイド・ウェブ（World Wide Web、WWW）が生まれて今年がちょうど30年になるという話を9月10日の『論座』に書いた … ［続きを読む］

多様性を認める社会へ　今こそ必要な「ソンダー」　誰もが人生の主人公だと気づく心の在り方

高校生のロヒンギャ難民支援から考える

　難民キャンプに教育物資が届いたと、キャンプに暮らすロヒンギャ難民のロモン君（21歳、身の安全のために本人がビルマ風の仮名を使っている）から … ［続きを読む］

英語力を伸ばすために　伝えようとする内容を確固としたものに

　今年（2021年）は、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、各種競技が連日のようにテレビ中継された。世界各国から参加した選手が高い水 … ［続きを読む］

[4] フィヨルドの国を生きる凛とした女性～「ソルヴェイグの歌」ノルウェー

ソプラノが歌いあげる「ひたすら待ち続ける女性」　北欧の歌で日本に知られているものといえば、まず「ソルヴェイグの歌」だ。高校の音楽の教科書に載 … ［続きを読む］

言語と性差をめぐる世界の潮流

日本語も着実に影響を受けている

　2021年6月7日付の日本経済新聞電子版に「「無印」衣料、半分が男女兼用に　多様な消費者に配慮」という記事が掲載されている。その書き出しは … ［続きを読む］

大坂なおみ選手の“depression”は「うつ病」か

「この20年で変わってきたうつ病」の真実と、訳語の選び方

　全仏オープン1回戦を勝ち、記者会見を拒否し、以後の試合を棄権した大坂なおみ選手のツイート（英文）は世界に大きな衝撃を与えた。それには、こう … ［続きを読む］

お父さんの「お茶当番」はなぜ少ない？

ジェンダー考。社会は少しずつ、確実に変わっている

少年野球の保護者　小学校1年生になった息子が、地域の少年野球チームに入った。当然、保護者である私たちが色々とコミットすることになる。　初日の … ［続きを読む］

「ぼったくり男爵」のIOC ：eスポーツとオリンピック／下

定義があいまいなまま「スポーツ」というイメージを悪用か

「ぼったくり男爵」のIOC／上　「eスポーツとオリンピック：現在進行中の議論の視点（“Os e-sports e os Jogo … ［続きを読む］

「屁」の大事な話～高橋洋一内閣官房参与の「屁みたいな」投稿問題から

出てくれないと退院できません！

　「どんど、どんどと鳴る屁は臭い、鳴らぬスコ屁は、なお臭い」　これは助産師(当時は産婆さんと言った)であった私の祖母が、「誰かがそれをしたと … ［続きを読む］

差別をなくす力となるか、「ソンダー（共感理解力）」という新語

調査研究の資金をクラウドファンディングで得ようと挑戦中

アジア系への止まない差別　コロナの感染拡大が中国から始まったことから、アメリカでは従来から潜在的にあったアジア人に対する差別が表立って行われ … ［続きを読む］

遺伝学の「優性・劣性」が「顕性・潜性」に変わると聞いて思うこと

最初に訳語を考える訳者の苦労と責任の大きさ

　日本遺伝学会が遺伝学の要とも言える用語を改め、2021年からは中学校の理科においてもその用語が採用されるという報道があった（中学理科、20 … ［続きを読む］

デジタルvs紙～どういう学習ツールが優れているのか？

紙の方がいいという研究結果と個別の「苦手」の解消に役立つデジタル

　今世紀におけるIT技術や電子機器を使った学習ツールの多様化は目を見張るものがある。学童たちの学習では、pcやタブレットやスマホの利用はあた … ［続きを読む］

丸川珠代さんが「アンチ竹中平蔵」から「アジアンビューティー」へ至る道

　小泉純一郎政権下で経済学者の竹中平蔵さんがブイブイ言わせていた時、彼に敢然と反旗を翻す女がいた。丸川珠代さんだ。　そう、あの丸川さん。東京 … ［続きを読む］

“スティグマ”がコロナ収束を遅らせる可能性

人権だけでなく、公衆衛生も脅かされる

　2月のある日、広島市内を歩いていたら、あるバーが張り紙で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19、以下「新型コロナ」）のことを「武漢ウ … ［続きを読む］

森喜朗氏叩きに思う――ゆるやかな自己主張で単なるバッシングから一歩先へ

辞任で幕引き――それで終わっていいんでしょうか？　2月3日に森喜朗氏が女性蔑視ともとれる失言を報道陣にオンライン公開されていた会議の場で発し … ［続きを読む］

宇佐見りん『推し、燃ゆ』がコロナで心に染みて、わかりみが深すぎる

　新型コロナウイルスがなければ、たぶん私は『推し、燃ゆ』(宇佐見りん著、河出書房新社)を読むこともなかったし、ましてや「わかりみが深すぎる」 … ［続きを読む］

検察人事への政治介入をはね返した護送船団時代と受け入れたこの４年の違い

ＡＪ１０年記念ウェビナー①

　２０２０年は検察と政治の関係が厳しく問われ、国民の関心事となった年として歴史に刻まれるかもしれない。安倍晋三首相と菅義偉官房長官（現首相） … ［続きを読む］

「政局」はもういいかもしれない～政治にも必要なニューノーマル

後ろ暗く隠微な世界から脱却し、ポストコロナを牽引する明快な選択肢を有権者に示せ

　「政局」という言葉の意味、みなさんはわかりますか？　自分には謎だった。　この言葉に初めて出会ったのは、平成元（1989）年の春。政治部に異 … ［続きを読む］

出国前にPCR検査、アメリカに入国してPCR検査

［212］学術会議問題で記者会見、前川喜平さん、ワシントン、ミネアポリス……

10月14日(水)　朝、8時半に渋谷の病院に到着。予約してあったPCR検査を受ける。アメリカで大統領選挙取材のため出国するので検査を受けて陰 … ［続きを読む］