アフリカ の検索結果

「道徳的明快さ」が求められるジャーナリズム

客観性、中立性よりも大切な価値から再出発せよ

　いま、米国のジャーナリズムでは、「道徳的明快さ」（moral clarity）を求める動きが広がっている。人種差別問題が脚光を浴びるなかで … ［続きを読む］

何があっても変わらない「野球が好き」というシンプルな気持ち

野球人、アフリカをゆく（31・最終回）コロナで世界が変わっても野球人の思いは続く

＜これまでのあらすじ＞　かつてガーナ、タンザニアで野球の普及活動を経験した筆者が、危険地南スーダンに赴任し、ここでもゼロから野球を立ち上げて … ［続きを読む］

日本の援助史に残る「失敗」／アフリカ小農が反対する「プロサバンナ事業」中止へ（上）

　日本の援助「プロサバンナ事業」が中止された。　8年にわたって、アフリカ・モザンビーク最大の小農運動（UNAC、モザンビーク農民連合）が反対 … ［続きを読む］

コロナウイルスが近現代を終焉させる。その後の世界経済は――

　コロナウイルス感染者が全世界で1700万人に達し、死亡者も70万人に近づいている。14世紀（1347～51年）ペストが流行し、ヨーロッパの … ［続きを読む］

アフリカ生まれ日本育ちの漫画家は「多様な人が共に生きる」世界を描きたい

ツイッターに漫画アップ、YouTubeでも発信するタレント・漫画家の星野ルネさん

　ここ最近、日々の楽しみにしていることがある。タレントであり、漫画家の星野ルネさんがツイッター にアップする漫画だ。最近はYouT … ［続きを読む］

差別場面の動画が続々の米国　「カレン現象」が示す「白人特権」の理不尽

「溜飲下げる」様相も　人種偏見解消への議論に結びつくかがカギ

　米中西部ミネアポリスで黒人男性が白人警官に首をひざで押さえつけられて死亡した事件の余震は、2カ月がたった今もなお収まっていない。米国の警察 … ［続きを読む］

南スーダン野球が全国デビュー。帰国を前に野球連盟も立ち上げて……

野球人、アフリカをゆく（30）ゼロから立ち上げ1年余り。ついにその日が来た。

＜これまでのあらすじ＞かつてガーナ、タンザニアで野球の普及活動を経験した筆者が、危険地南スーダンに赴任し、ここでもゼロから野球を立ち上げて1 … ［続きを読む］

Go To 反ナチス映画！　傑作『死刑執行人もまた死す』など渋谷で大特集

　反ナチス映画34本(！)が、東京のシネマヴェーラ渋谷で上映される(「ナチスと映画Ⅲ 忍び寄る全体主義の恐怖」7月25日～8月28日)。シネ … ［続きを読む］

大リーグ7月24日開幕　浮き彫りになった選手会と機構・経営者の根深い対立

試合数では機構・経営者陣営、年俸では選手会が主張に沿う成果を得たが、火だねは残る

　「2020年7月24日」は将来、大リーグの歴史を著すときに、特筆大書される日となることだろう。新型コロナウイルスの感染拡大により、当初予定 … ［続きを読む］

コロナ禍のもと、統制を求める自分に戸惑って――『自由の命運』を読む

統制を求める自分に戸惑って……　いわゆる「通勤」をせず、同僚に囲まれた環境でデスクワークをすることもないフリーラ … ［続きを読む］

戦場からヘイトクライムまで、「紛争」から弱者守れぬ「法の空白」埋めよ

「紛争解決請負人」インタビュー　伊勢崎賢治・東京外大教授、現場から次の一手

　国連や日本政府の代表としてアフガニスタンや東ティモールなどで平和構築に取り組んできた、東京外国語大学の伊勢崎賢治教授（国際関係論）。多様化 … ［続きを読む］

新型コロナがあぶり出した差別と偏見による健康の不平等

「ブラック・ライブズ・マター（黒人の命は大切だ）」は生存を脅かされた者たちの叫び

黒人に集中する新型コロナの甚大な被害　ハーバード公衆衛生大学院の学部長ミシェル・ウィリアムズは、ワシントンポスト紙への寄稿で、白人警察官によ … ［続きを読む］

「Black Lives Matter」の訳は「黒人の命をなめるな」がふさわしい（下）

「黒人問題」ではなく「白人問題」、「沖縄問題」ではなく「ヤマト問題」

　本稿の（上）では、Black Lives Matterの起源を振り返りながら、沖縄反戦平和運動との共通性に言及した。（下）では、日本におけ … ［続きを読む］

深刻さを増すコロナ不況～大恐慌以来のマイナス成長

　2020年4月の「世界経済見通し（WEO）」の予想をIMFは6月に改訂し、世界経済の成長率の見通しをさらに引き下げた。　2020年の成長率 … ［続きを読む］

コロナ禍が「新しい価値観」を生み出す／保坂展人×涌井史郎

2020年のコロナ禍は世界の人々の暮らしを大きく変えつつある。私たち日本社会も新しい価値観に根ざした新しい生活へ向かうのか。東京都世田谷区長 … ［続きを読む］

コロナが揺さぶるラテンアメリカ社会の安定

貧困層はコロナの格好の標的　コロナは、誰かれの見境なく人を襲うという。しかしそれは事実でない。貧困層を狙い撃ちにする。イタリアでも、米国でも … ［続きを読む］

都市にシカやイノシシが出没する時代に必要なこと

野生動物管理官を全国に。管理官不在では野生動物と共存などできない

東京にも野生のシカがやってきた 　コロナ禍で東京アラートが発動された翌日、足立区の河川敷では20人以上の警察官によるシカの大捕り物があり、2 … ［続きを読む］

米国の警察改革を日本への警鐘とせよ：顔認証システムの危険性

　2020年5月27日、米ミネソタ州で警官によって殺害された黒人、ジョージ・フロイドさんをめぐるスキャンダルは法執行機関たる警察のさまざまな … ［続きを読む］

コロナ禍にブッシュマンから学ぶ――「足るを知る」という豊かさ

「際限のない成長と発展の破壊的スパイラル」から抜け出すには

　新型コロナウイルスで日々、小さな混乱が続いていた4月、私にとって大きな出来事があった。折りに触れて立ち寄る少しだけ離れた駅にある本屋さん。 … ［続きを読む］

韓国伝統打楽器「チャング」のおはなし

　日本と韓国の伝統楽器は似ています。日本のお琴は韓国のカヤグムに似ているし、木管楽器の篳篥（ひちりき）はピリに似ています。 　私が主に演奏し … ［続きを読む］

知的・発達障害者の新型コロナ致死率は一般人口の2倍

「ブラック・ライブズ・マター」の影で

　リスク（危害が起こる可能性）は、誰にでも平等に降りかかるわけではない。社会的・経済的に脆弱な状態にある人々（いわゆる弱者）は、そうではない … ［続きを読む］

政治でなく科学の視点を

感染症はリスク、備えを常に

　冥きより　冥き道にぞ　入りぬべき　はるかに照らせ　山の端の月　心の迷いを仏教の教えで救ってほしいと書写山の性空上人に送った和泉式部の和歌で … ［続きを読む］

「野生動物を人間は利用すべきでない」のか

尊重すべきは地元の判断、象牙問題で安易に欧米に追従するな

　人間社会を脅かす新興感染症は、いずれも人獣共通感染症である。SARS（重症急性呼吸器症候群）、新型インフルエンザ、そして新型コロナ（COV … ［続きを読む］

差別の歴史が交差する街で Black Lives Matter の声をあげる

　アメリカ・ミネアポリス市で警察官の暴力によってジョージ・フロイド氏が命を奪われたことをきっかけに、人種差別や警察の暴力に対する抗議活動がア … ［続きを読む］

トランプがいなくなってもアメリカ・ファーストはなくならない

エピローグ　そして１１月を迎える

ホワイトハウス前デモ強制排除事件　「Don’t shoot！（撃たないで！）」「Don’t shoot！」――　20 … ［続きを読む］

「日米同盟基軸」でも他国にヘッジをかける日本

第７部「ドナルド・シンゾウ―蜜月関係の実像」（４）

　安倍晋三首相は2016年11月、大統領就任前のトランプ氏と外国首脳としては初めてニューヨークで会談して以来、ゴルフ外交を含めて頻繁に首脳会 … ［続きを読む］

黒人差別・人種差別に対して、「日本人も無実ではない」

　5月25日にアメリカで起きた、「白人」警官によるジョージ・フロイド氏殺害は、アメリカにおける、時代錯誤とさえ言える、根強い「人種」差別の実 … ［続きを読む］

長寿の秘訣は「平等社会」

長寿国日本～世界でナンバー・ワン

　2018年の時点で日本人の平均寿命は84.21歳。香港（84.93歳）に次ぐ世界のナンバー・ツーだ。　G7諸国では、イタリアが82.95歳 … ［続きを読む］

コロナ危機でますます困窮する難民をどう支えるか～支援の現場から

誰も取り残さず、誰も排除しない社会をどうつくるか？

　「持っているお金は30円しかない」　「泊まる家がなく、公園で寝泊まりしている」　「昨日から何も食べていない」　「高熱があるが、健康保険に入 … ［続きを読む］

コロナ治療薬研究でデータ収集会社に疑義、論文3本取り下げ

ノーベル賞「イベルメクチン」の有効性を示す論文も

　ノーベル賞の大村智さんが発見した河川盲目症（オンコセルカ症）の薬「イベルメクチン」が新型コロナにも劇的に効く可能性があると世界で初めて示し … ［続きを読む］