憲法改正 の検索結果

グローバルな日米同盟下での自衛隊明記は

憲法の「番外地」の現状を追認

はじめに　本稿は、自民党が2018年3月に公表した憲法9条改正の条文素案（下記参照）を対象に、「内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者 … ［続きを読む］

リベラルな国際秩序に準拠した9条へ

ナショナリズムに基づく平和主義からの転換を図れ

　今年は、パリ講和会議が開催されてからちょうど100周年となる。今から1世紀前の1919年1月に、第1次世界大戦終結後のパリで、戦後の新しい … ［続きを読む］

元陸将　山口昇氏に聞く

「なんとなく」が縛ってきた自衛隊　憲法を国民のものにするために

　自衛隊の中で憲法9条はどう語られ、どのような影響を与えてきたか。元陸将で、陸上自衛隊研究本部長などを歴任し、防衛大学校（防大）教授も務めた … ［続きを読む］

自衛官の募集難は憲法改正で解消するのか？

自治体は自衛隊に非協力的ではない。募集を増やすために必要なことは別にある

　安倍晋三首相が先般の自民党大会で、自衛官の募集をめぐって「都道府県の6割以上が協力を拒否している」ことを理由の一つとして憲法改正を呼びかけ … ［続きを読む］

不文律を守らぬなら憲法に明文化

権力を統制する「立憲的改憲」を

　戦後の日本では長い間、「改憲派」と「護憲派」の対立が続いてきました。しかし、近年はその対立構図に収まらない考え方が出てきています。「立憲的 … ［続きを読む］

「嵐は民主主義」で決まった活動休止

個人を尊重しつつ、みんなが納得できる結論に至るプロセスから見えてくるもの

活動休止にファンは大ショック　先日、突然、ジャニーズの5人組人気アイドルグループ「嵐」が活動休止するというニュースが飛び込んできました。嵐フ … ［続きを読む］

「安倍一強」に異変？ 政権が直面する危機の本質

国際政治学者・三浦瑠麗さんが読み解く2019年の日本と世界

安倍政権に対する批判の矛先が変わる？　2019年の日本政治を考えるうえで、安倍晋三政権批判のカギとなる概念は「官僚制に対する信頼」「本当に政 … ［続きを読む］

高すぎる「義務教育の保護者負担」

高等・幼児教育の無償化どころか、憲法が掲げる義務教育の「無償性」も実現していない

安倍政権の目玉政策「教育無償化」　2018年の春に、銀座に所在する公立小学校が、ある高級ブランドの制服を採用したことが大きな話題となったこと … ［続きを読む］

移民の解禁と満州国の「民族協和」

「多民族」的ネーションの統合の核となる理念が必要だ

筆者の結論　まずは筆者の結論を明らかにしておきましょう。日本は事実上、移民の解禁に踏み切りましたが、それに伴って、従来の「単一民族」的ネーシ … ［続きを読む］

「平成デモクラシー」の意義と限界

政体論の復権の試み：天皇制と「平成デモクラシー」を考える（前編）

「国体」は護持されたが「政体」は変化した　「国体」は護持された。だが、「政体」は大きな変化を被った。「あの戦争」の話ではない。　日本国憲法は … ［続きを読む］

お茶の葉サラダとダンバウ　ミャンマー逃れ30年

　夕暮れ時、高田馬場駅に降り立つと、繁華街へと出向く人々の群れから「どこに飲みにいこっか？」と楽しげな会話が聞こえてくる。駅周辺では日本の居 … ［続きを読む］

『日本国紀』百田尚樹に決定的に欠落している認識

　百田尚樹の「通史」『日本国紀』(幻冬舎)では引用史料を一切示されず、歴史書の体をなしていないこと、そして叙述自体のいくつかの箇所がウィキペ … ［続きを読む］

「老後は持ち家」は今や昔。年金より住宅を！

年金の半分が住居費に消えていく。持ち家前提の住宅政策の転換なしに老後の安心はない

安心できる老後って？　2019年度の年金支給額が実質的に抑制されることを、厚生労働省が1月18日に発表した。　世の中の景気はよく、賃金も上が … ［続きを読む］

受け身の安倍政権に活路はあるか？ 野党は？

不透明極まりない2019年の政治。希望は多様化が進む社会の側にある

イベント目白押しの2019年日本政治　2019年の日本政治はイベントが目白押しである。4月の統一地方選挙、5月の新天皇の即位と改元、7月の参 … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（５）岸田文雄

当たり障りのないことを言う天才。何をしたいのかが極めて不明瞭。本当にリベラルか？

敵を作らず地位獲得。何をしたいのか不明瞭　安倍内閣では外務大臣を長期間つとめ、総理候補として名前が挙がる岸田文雄さん。2018年には自民党総 … ［続きを読む］

現天皇の来し方、そして新天皇の行く末

　2019年4月30日、その30年以上にわたる在位を終えて、明仁天皇は生前退位される。翌5月1日にはそれを受けて、徳仁皇太子が新天皇に即位さ … ［続きを読む］

国民投票で「意見をお金で買う」のは自由か？

国民投票をとことん考える（下）

どこまで自由に運動するべきか？　「憲法改正を決めるのは主権者」はほんとうか？国民投票をとことん考える・上」に引き続き、国民投票のあり方につい … ［続きを読む］

「憲法改正を決めるのは主権者」はほんとうか？

国民投票をとことん考える・上

折れるほど首をかしげる首相の言葉　「憲法改正を最終的に決めるのは、主権者である国民のみなさまである」　安倍晋三首相は12月10日、臨時国会閉 … ［続きを読む］

「パヨク、ネトウヨはネットが作る」の幻想

社会を分断化する「真犯人」とは

  はじめに－分極化(polarization)　インターネットが登場した時、ネットの普及は民主主義を良くすると言われて … ［続きを読む］

「声なき多数者」の声を聴け

意識調査から「安倍一強」の謎を解く

〈民意〉と〈民主主義〉　民主主義は民意の上に成り立つ。それが常識である。とはいえ、民意はどこに表れるのか。報道機関や研究機関が公表している世 … ［続きを読む］

本当は怖い国民投票 その前にやるべきこと

冷静な言論空間をつくるために「ランダム・アセンブリ―」の活用も一策

準備が不十分な憲法改正の国民投票　日本で憲法改正が政治日程にあがりながら、十分な準備がなされているとは思えないことが多い。憲法改正の内容に賛 … ［続きを読む］

「リフレ派vs財政再建派」対立の終焉

経済政策はポストアベノミクスを睨んだ新たなステージに

 アベノミクスの政治的成功によるリフレ派の「勝利」　9月の自民党総裁選で安倍首相の3選が決まり、自民党総裁として2021年までの新 … ［続きを読む］

百田尚樹著「日本国紀」から憲法を考える（後編）

　前編に続いて、エンタメ作品としての「日本国紀」から憲法を学んでいきましょう。予告した通り、後編では日本国憲法の制定過程と現在の憲法改正の動 … ［続きを読む］

百田尚樹著「日本国紀」から憲法を考える（前編）

「日本国紀」は歴史書ではなくエンタメ作品だ　百田尚樹著「日本国紀」がベストセラーになっているようです。宣伝文句によると、「発売と同時に45万 … ［続きを読む］

安倍政権のレガシーと北朝鮮問題

レガシーを残すプロセスに入った安倍首相　安倍晋三首相は9月に自民党総裁3選を果たし、10月に第4次安倍内閣を発足させた。首相の在任期間も、来 … ［続きを読む］

憲法改正には関心なし？ 若者たちの事情

　安倍晋三首相は10月開会した臨時国会で、自民党の憲法改正案を国会に提示する意欲を改めて強調しました。思惑通り改憲論議が加速するのか、見通し … ［続きを読む］

安倍首相が北方領土に前向きな歴史的な必然

自民党の歴史を振り返ると浮かび上がる憲法と北方領土へのこだわりのワケ

突如、浮上した北方領土問題　安倍晋三首相は11月14日、ロシアのプーチン大統領とシンガポールで会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条 … ［続きを読む］

オスカルとアンドレはどうして結婚できないの？

エンタメを楽しみながら、日本国憲法のエッセンスを体得する（２）

マリー・アントワネットの政略結婚　読者の皆さんの中で政略結婚をさせられたという方はいらっしゃるでしょうか？　ま、当然、いらっしゃらないかと思 … ［続きを読む］

「ベルサイユのばら」と日本国憲法

エンタメを楽しみながら、日本国憲法のエッセンスを体得する（１）

小難しい勉強はしなくてもいい　ここ数年、「憲法改正」というキーワードが世間を騒がせています。そういうのを小難しく解説するものが世の中にはたく … ［続きを読む］

中島岳志の「自民党を読む」（３）安倍晋三

保守への思想的関心よりも、アンチ・リベラルの思いが先行している政治家

著書の少ない総理大臣　史上最長の首相在位期間が射程に入ってきた安倍晋三総理大臣。肯定的な評価と否定的な評価に真っ二つに分かれる人物ですが、ど … ［続きを読む］