性的虐待 の検索結果

ジャニー喜多川氏の性加害問題とワインスタイン事件の違いは何か

社会ぐるみの隠蔽体質、無関心体質が変わらない日本

　2023年4月12日、日本外国特派員協会で元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト(岡本カウアン)さんが記者会見を行った。現在26歳の彼は、 … ［続きを読む］

保育士はなぜ虐待をしてしまうのか？～保育士・研究者による体験的考察（前編）

「保育は虐待と隣り合わせ」という状況を生むほんとうの問題とは……

　2022年11月30日、静岡県裾野市にある認可保育園さくら保育園において１歳児クラスを担任した保育士3名による虐待行為がセンセーショナルに … ［続きを読む］

スケート界の「女帝」トゥトベリーゼコーチの訪米が話題になった理由

ロシアの国際競技への締め出しが続く中で

　今年2月、2022年北京オリンピックが終了し、次のオリンピックに向けてフィギュアスケートの新たな4シーズンが始まった。　だがオリンピック後 … ［続きを読む］

子どものスポーツに「児童労働」という視点を

行き過ぎた指導や練習から子どもを守る流れを日本から作ろう

　「小学生の柔道個人戦の全国大会廃止」という今春のニュースに、欧州暮らしが30年余りになる私は我が意を得る思いがした。　全日本柔道連盟の山下 … ［続きを読む］

『ベイビー・ブローカー』是枝裕和監督に聞く(下)──韓国の恵まれた現場

「ストレスが溜まらないやり方なので、現場では誰も怒鳴らない」

　『万引き家族』(2018)でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞してから4年。信頼する映画仲間の韓国人俳優を引き連れ、是枝裕和監督は … ［続きを読む］

この国の食糧安保を危うくしたのは誰か

農水省・JA農協・農林族議員……“農政トライアングル”の罪

　ロシアのウクライナ侵攻で、世界の小麦輸出の3割を占めるロシアとウクライナからの輸出が減少した。このため、小麦などの穀物価格が上昇し、中東や … ［続きを読む］

「親ガチャ」なんて語が消えた未来へ～児童養護施設の現実と希望を掬った小説「ななみの海」

作家の朝比奈あすかが描きたかった「コロナ禍の子どもたち」

　作家の朝比奈あすかさんが先月、新作小説『ななみの海』を上梓しました。　　児童養護施設で暮らす高校生のななみが、彼氏や友人、周囲の大人たちと … ［続きを読む］

コロナで増えるネットの誹謗中傷　「炎上」あおるメディアにも責任　対応策は…

ネットでの誹謗中傷、いじめ、嫌がらせはまさに「デジタル暴力」。撲滅は可能か

　インターネット上に広がる誹謗中傷やいじめ、デマ、差別、嘲笑……。ネット社会の広がり、IT技術の発展、ソーシャル … ［続きを読む］

保育士による幼児性犯罪の対策は、「登録」の規制にとどめてはならない

性犯罪者処遇プログラム、無犯罪証明、幼児性教育など総合的に

　今年は、子どもに対する性犯罪をめぐり、行政・立法レベルで進展が見られた。5月に「教員による性暴力防止法」が成立し、その関心は保育施設のそれ … ［続きを読む］

アスリートのメンタルヘルスにどう向き合うか。五輪イヤーが残した大きな課題

タブー視されてきた深刻な被害　選手と競技組織、ファン、メディアを含めた取り組みを

大坂とバイルス、トップ選手2人が訴えた「心の健康」　11月に入り、メンタルヘルスの問題で無期限の休養をしていた大坂なおみ（24＝日清食品）が … ［続きを読む］

ポルノサイトをめぐる世界の潮流：パンデミック下の「セックスワーカー」

　日本の新聞と異なって、「ニューヨーク・タイムズ」（NYT）はときどきセックスにかかわる長文の記事を掲載し、大きな反響を引き起こしている。　 … ［続きを読む］

デジタル庁事務方トップ人事に大いなる疑問符

「不適切な人物」に頼る不安

　2021年8月5日付の朝日新聞デジタルは、「来月発足するデジタル庁の事務方トップとなる「デジタル監」に、政府は米・マサチューセッツ工科大（ … ［続きを読む］

「孤独対策担当大臣」を設け、今年を「対策元年」に～相談窓口を立ち上げた大学生の提言

ボランティアを「最後の砦」にせず、政治が責任をもつとき

孤独担当大臣を置いた英国と、日本の状況　2018年1月17日、英国のテリーザ・メイ首相(当時)は「孤独担当大臣(Minister for L … ［続きを読む］

伊藤穣一氏が辞任したMITメディアラボ「スキャンダルのその後」

問題ある人物から研究費のオファーがあったら、どうする？

　米マサチューセッツ工科大学（MIT）メディアラボへの寄付金の問題をめぐり、伊藤穣一氏が所長職・教授職を辞任したのは2019年夏だった(IT … ［続きを読む］

2020年、日本学術会議事件が起きた

［210］日本学術会議総会、「報道特集」40周年、松元ヒロさん『ひとり立ち』……

9月30日(水)　久しぶりにプールへ行って泳ぐ。泳ぐとやっぱり心身の調子がよくなる。でも錯覚もあるのかな。その証拠に、以前、病院に入院した週 … ［続きを読む］

コロナ禍で苦戦するフランスの映画館（下）――公的支援は手厚いが……

期待のフランス映画も振るわず　前稿では、映画館が再開したものの、客足が3分の1となったフランスの状況を見てきた。コロナへの潜在的な不安に加え … ［続きを読む］

祝ウディ・アレン復活！　『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

肩の力を抜いたラブコメの佳品

　コロナ禍で心も体もなまっている7月3日、新宿のシネコンで御年84歳のウディ・アレン監督の新作、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観たが … ［続きを読む］

米国の映画ジャーナリズムと民主主義の底力

同時多発テロ後を描くドキュメンタリー・フィクション映画「ザ・レポート」を見る

　新型コロナウィルス感染症の拡大により、「ステイホーム」を余儀なくされたが、映画好きの私にとっては、不幸中の幸いで映画の「見ダメ」ができる貴 … ［続きを読む］

若者達の信念が香港人の心の境界線を乗り越えた

【1】香港汎民主派　公民党・陳淑荘議員

香港の出口はどこにあるのか　激動の香港が終わりをみせない。　6月に発生した大規模なデモと暴動は5カ月以上も続き、かえって過激化の度合いを深め … ［続きを読む］

介護の怒りをやり過ごすテクニック

怒りのピークは数秒。反射的な言動をせずにやり過ごすテクニックを準備しよう。

　「アンガーマネジメントは、怒りやイライラなど自分の感情に気づき、うまく対応していくためのトレーニング」という筆者の田辺有理子さん。シリーズ … ［続きを読む］

アンガーマネジメントが虐待防止に役立つ理由

不要な怒りに振り回されず、必要なときには怒りを表現できるようになろう。

　介護難民、老老介護、認知介護、ダブルケア、ヤングケアラー、介護離職……。介護にまつわる課題を示すキーワードだ。 … ［続きを読む］

米富豪の性的虐待事件に怯えるフランスの人たち

パリと浅からぬ関係の故エプスタイン被告。フランス人共犯者ありとメディアも報じ……

捜査開始を示唆するパリ検察　少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、拘留中のニューヨークの刑務所の独房で8月10日に首つり自殺したアメリカの富 … ［続きを読む］

英政府が「有害情報」流す企業に罰金科す提案　　

「不偏不党」求められるBBCの立ち位置は市民の側で「反権力」

白書「Online Harms White Paper」　英政府は4月8日、児童虐待に関する投稿や、国家の安全を脅かすテロリストグループによ … ［続きを読む］

父娘「準強かん」、異常な無罪判決と裁判官の無知

性的虐待被害者への想像力があまりに欠如していないか

　先日、強い酒で泥酔した女性に対する準強かん事犯に対し、福岡地裁で出された無罪判決について書いた。女性に関する内面化した神話を「経験則」と信 … ［続きを読む］

フェイクニュースはKGB起源だった

そしてインターネットが拍車をかけた

　「フェイク（偽）ニュース」や「オルタ・ファクト（もうひとつの事実）」が世界を振り回している。最近の傾向と思われるだろうが、起源は1980年 … ［続きを読む］

「ベルばら」で差別と平等を考えてみた

エンタメを楽しみながら、日本国憲法のエッセンスを体得する（3）

アンドレの災難　フランス革命の前のアンシャン・レジームと呼ばれる体制は差別社会で、不平等なものでした。　例えば、「ベルサイユのばら」のはじめ … ［続きを読む］

#MeTooって恋愛なの？

ガルシア・マルケス『エレンディラ』を内田春菊さんと共に読む

内田春菊漫画の衝撃　内田春菊さんの漫画との出会いは、1984年、私が大学生の時だった。　それまで大島弓子の漫画で精神形成をしてきた私にとって … ［続きを読む］

女の子たちの性被害の現実

「声なき声」から見える社会

　私たちは10代、20代の生きづらさを抱えている女の子の支援をするため、2009年にNPO法人「BONDプロジェクト」を設立した。　活動内容 … ［続きを読む］

もっとつっこんだ性教育を！（下）

「性交」「中絶」「避妊」は不可欠な言葉。世界に遅れをとる日本

AVがふりまく暴力的・威圧的セックス映像　前稿「もっとつっこんだ性教育を！（中）――歪んだ性情報源「ＡＶ」へのリテラシーが不可欠である」では … ［続きを読む］

続・中絶や避妊、性交を扱う性教育は「不適切」か

自分の性行動を考え、多様性を学ぶ「性の学習」

　今回、都議や東京都教育委員会が問題視した「性の学習」の実践づくりには、6年前から教員と私を含めた研究者数名でともに取り組んできた。「性の学 … ［続きを読む］