明治 の検索結果

大逆事件から110年、『太平洋食堂』が現代の自由を問う

言論弾圧、無批判な服従の危うさ、演劇が照らす過去と現在

　明治天皇の暗殺を企てたなどとして、社会主義、無政府主義者ら数百人が摘発された「大逆事件」から、今年で110年になる。大半はでっち上げだった … ［続きを読む］

三木首相、逮捕の順に不満「田中を最後に逮捕ならドラマになったのに」

　ロッキード事件で東京地検特捜部が田中角栄元首相を逮捕し、その後に元運輸政務次官と元運輸相を逮捕した順番について、三木武夫首相（当時）が「田 … ［続きを読む］

「すごいカネを持ってきた」「返す役を海部にさせた」三木元首相が秘書に明かした政治とカネ

　自民党幹事長として石橋湛山政権、岸信介政権、佐藤栄作政権の発足を支え、みずからも外相や首相を歴任した故・三木武夫氏が生前、「とにかくみんな … ［続きを読む］

中山道・妻籠宿の奇跡～宿場も街道も山並みも「景観」丸ごと保存

【10】住民が江戸期の姿を蘇らせ半世紀。観光効果55倍

宿場町に「タイムスリップ」　妻籠宿（つまごしゅく）を初めて訪れた時、私はちょっとしたタイムスリップの気分を味わった。日中は車の進入が禁じられ … ［続きを読む］

行政手続きの「ハンコ廃止」が教育界に突きつけたこと

オンラインという強力なツールを教育にどう活かすのか？

　行政手続きに不可欠と考えられてきたハンコ（押印）が激減することになった。事の発端は、「ステイホーム」が声高く社会全体で叫ばれていた時に「ハ … ［続きを読む］

対米従属から抜け出す道はあるのか？～『戦後日本を問いなおす』（原彬久）

日本はどういう国として生きていくのか。問われているのは私たちの覚悟

　共和党のトランプ大統領が再選されるのか。民主党のバイデン氏がホワイトハウスを奪還するのか。11月3日投票のアメリカ大統領選を世界が注目して … ［続きを読む］

コロナと鉄道～人間が移動に使う時間は1日1時間である

東京圏を除き、コロナ禍が過ぎ去れば、都市圏鉄道輸送はコロナ前の水準まで戻る

　コロナ禍は、緊急事態宣言解除のあと底を脱し持ち直したとはいえ、ほとんどすべての経済活動にマイナスの影響を与え続けている。なかでも、鉄道旅客 … ［続きを読む］

賛否拮抗　［大阪市廃止・特別区設置］の是非を問う再びの住民投票

仕組み・課題・情勢・見どころは

　「大阪市を廃止して４つの特別区を設置すること」の是非を問う大阪市民による住民投票が11月1日に実施される。この住民投票について、市民自治、 … ［続きを読む］

檀家制度には可能性がある

［3］風通しのいい組織にして再構築を

離檀料の噂　檀家がお寺とつきあう上で、心理的なプレッシャーを感じることは少なくない。中でも、檀家を辞めるとお寺に伝えることへのプレッシャーは … ［続きを読む］

伝統芸能の裏側に深刻なコロナショック

唯一の能装束専門店も一時注文ゼロに、伝承の危機を避けるには

伝統芸能の裏側の苦境　世界を一変させている新型コロナウイルスによるパンデミックは、日本の舞台芸術にも甚大な被害を与え続けている。上演ができな … ［続きを読む］

菅さん。「まずは自分でやってみる」からではないですよ

社会をミスリードしかねない「自助、共助、公序」。必要なのは「社会」を取り戻すこと

　菅義偉新首相は、9月16日の就任会見で「私が目指す社会像。それは自助、共助、公助、そして絆であります。まずは自分でやってみる」と述べた。ま … ［続きを読む］

アマゾンに日本政府のIT基盤を丸投げする菅政権～NTTデータはなぜ敗北したのか

菅政権「デジタル改革」の罠（２）

　今から167年前の1853年、浦賀沖に米国ペリー提督率いる黒船が来航して徳川幕府は上を下への大混乱に陥り、明治維新につながっていった。それ … ［続きを読む］

公僕から下僕へ：菅政権下で進む時代錯誤

日本の問題の核心は“public”の不在にある

　前川喜平元文部科学省次官は『サンデー毎日』誌上で、菅義偉政権の登場を展望して、つぎのように指摘している。　「私は安倍氏以上に危険だと思う。 … ［続きを読む］

日本の原風景伝える海辺の町へ～京アニ犠牲の大村さんも描いた伊豆・松崎町

【9】お年寄りが活躍。人が人を呼ぶ新しい観光の姿

　少し前の話になるが、7月16日付の朝日新聞（夕刊）に、京都アニメーションの放火事件で犠牲になったアニメーター大村勇貴さんゆかりの静岡県松崎 … ［続きを読む］

日本に「革命」は似つかわしくない～穏やかな「方針転換」だった明治維新

　一般的に「明治維新」は薩摩や長州によって「開国」を目標に実行された「革命」だとされている。結果として、「鎖国」から開国へ動いていったのは事 … ［続きを読む］

菅政権によるデジタル・ガバメントは失敗する!?

政府をオープンなものにする発想に欠けた安倍政権を継承するのか

　すでにこのサイトにおいて、「このままでは100%失敗する「行政手続きのデジタル化」：官僚の「テクノフォビア」を猛省せよ」や「台湾に学べ：日 … ［続きを読む］

小沢一郎「絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ」の根拠

　筆者が論座で連載した「小沢一郎戦記」を加筆・再構成した『職業政治家　小沢一郎』が朝日新聞出版から出版されました。折しも新立憲民主党が誕生し … ［続きを読む］

菅政権誕生で日韓は？　不毛な「安重根論争」再び？

課題山積の日韓関係、「大人の余裕」も必要では

　「『韓国たたき』主導の安倍首相が辞任へ　韓日関係好転なるか」　韓国の通信社・連合ニュースがこう速報したのは2020年8月28日夜のことだっ … ［続きを読む］

大坂なおみ選手も抗議　アメリカの黒人差別問題はなくせるのか？

米国の黒人差別問題を考える（上）「第二フェーズ」に入った黒人差別撤廃運動の行方

　5月25日のフロイド事件以来の黒人を中心とした暴動は、3カ月たった8月24日にウィスコンシン州ケノーシャで黒人が白人警官から銃撃された事件 … ［続きを読む］

安倍政権のはるか以前からメディアは「敗北」していた

ネットの普及で「取材プロセスの見える化」が進み、政権とメディアの関係が露見した

　安倍晋三首相の退陣表明に伴い、この間の政権とメディアの関係はどうだったかを問う声が出ている。多くは「メディアの敗北」という総括だ。　もちろ … ［続きを読む］

「新自由主義ではない、明るくあったかい方に向かっていけば新党は絶対勝ちます」

原口一博インタビュー／下

　国民民主党国対委員長として、合流新党へのプロセスを主導した立役者のひとり原口一博元総務大臣に、これからの野党の目標と課題について聞く2回目 … ［続きを読む］

安倍政権の権力を監視できなかったメディア　問われる「権力と報道の距離」

安倍政治に敗北したメディア（下）安倍政治のメディア操作で分断された末に起きたこと

　安倍晋三首相（自民党総裁）の辞任表明以降、後任の総裁を選ぶ動きが活発化している。連載「安倍政治に敗北したメディア」の最終回は、「ポスト安倍 … ［続きを読む］

練馬で同時に進む脱農業化と再農業化――街に緑は戻るか

　自分が育った頃の練馬は脱農業化を必死に進めていた。しかし、今や潮目が変わり、むしろ再農業化を進めているようだと前回書いた。とはいえ、そこで … ［続きを読む］

老舗三味線メーカー廃業の危機、音楽界への衝撃

コロナ禍の苦境、逆回転させる発想を

　新型コロナウイルス感染症の広がりで、多くの芸能分野が苦境にある。邦楽も例外ではないが、とりわけ三味線音楽界に極めて深刻な出来事が起きている … ［続きを読む］

貧富の差や中央・地方の格差が広がる今こそ徳川家康に学べ

直木賞作家・安部龍太郎さんがライフワークの『家康』で描きたいこと

　神君として崇められた姿でも、狡猾なタヌキ親爺でもない「人間味あふれた、新たな家康像」を描きたい…。歴史小説の大家で直木賞作家 … ［続きを読む］

「核のゴミ」最終処分場の前に、原発廃止か継続かを決着せよ！

現在の原子力政策の継続を前提とした処分地探しは必ず頓挫する

　「いつか来た道」である。そして今後も、結局は同じ経過をたどるであろうことは目に見えている。　北海道寿都町の片岡春雄町長が、原発から出る高レ … ［続きを読む］

【3】虐げられた女性たち

日本の女性の厳しい状況を是正しなければ男女共倒れに

　The Economistの東京支局長だったビル・エモットは2019年に『日本の未来は女性が決める！』を刊行した。裏を返せば、「ニッポン不 … ［続きを読む］

【38】改元から見た過去1100年間の日本の災禍

災禍と元号　新型コロナウイルスの感染が収束しない。グローバル化した世界で、この感染症が社会の価値観に与える影響は大きい。過去、様々な災禍が起 … ［続きを読む］

「個」の力で起てよ全国の報道記者！

新聞人・桐生悠々に嗤われないために

　「今、この国は国民を敵と味方に選別し、治安のために自由を規制し、情報を隠蔽しています。異論を排除し、言論を統制しようとする光景は桐生悠々が … ［続きを読む］

国家は誰を弔うべきか　ドイツ国立追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ」を訪ねて

【15】ナショナリズム　ドイツとは何か／ベルリン⑥　現代史凝縮の地

　ベルリンにあるドイツの国立追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ（新衛兵所）」。ドイツのナショナリズムを考える今回の旅の目的地の一つだった。近代国家に … ［続きを読む］