世間 の検索結果

檀家はお寺に黙るしかない

［2］対等性を欠いた制度が抱える構造的な矛盾

イメージの悪い檀家制度　現代の仏教を語る上で、檀家制度という仕組みに触れないわけにはいかない。檀家制度というのは、お寺と仏教徒の関係性そのも … ［続きを読む］

菅首相に色濃くにじむ「選挙結果だけを国民の意思と見なす思想」～学者を退ける政治の病理

政治家が抱く「カウンター・デモクラシー」への警戒感

　政治家は、学者や研究者とどんな関係を結びたいのだろう。　コロナ禍で政府は専門家会議をつくった。対策を立てるための質の高い知見を得たかっただ … ［続きを読む］

「マスクをしていない方お断り」は、客になにを求めているのか

勘違いした傲慢な「神様」は追いはらわれても当たり前

　9月の下旬に、堀江貴文氏が飲食店との間でいざこざがあったことをFacebookに投稿した。　堀江氏はマスクをしていたが、同行者がマスクをし … ［続きを読む］

菅政権最初の「難所」学術会議問題にみる政権の特徴と切り抜ける術

「個人が自らによって立つこと」を重視する菅首相とリベラルの融和は可能か

　菅義偉内閣総理大臣が選出され、新政権が発足してひと月。この間に見えてきたものがある。それは、リーダーが何にこだわるか、どんな信条を持ってい … ［続きを読む］

ああ、「すが・すが・しい」政権だね

学術会議を闇討ちした菅政権のスタートダッシュ

禅問答のような国会審議問題1「日本学術会議の会員任命は、学術会議が推薦した通りに首相が形式的な発令を行う」（1983年当時の政府見解）「任命 … ［続きを読む］

スポーツ庁初代長官・鈴木大地氏が退任。四つの観点から5年間を評価する

東京オリパラを迎えることなく室伏広治氏に会長をバトンタッチ。

　2015年10月1日にスポーツ庁が発足して以来、初めて長官が交代した。鈴木大地長官が5年の任期を満了、後任として東京医科歯科大学教授で東京 … ［続きを読む］

引退から40年、山口百恵には私たちを魅了する「暗さ」があった

その時代的意味と可能性

　引退を決めた女性歌手が舞台の上にマイクを置き、静かに去っていく……。これまで何度も話題になり、時にはパロディに … ［続きを読む］

仏教と社会の間に広がるズレの正体は何か

［1］お寺の数はコンビニより多いのだが……

　「社会制度としての仏教を考える」という連載を始めさせていただく。　現代人にとって、お寺という存在は、どうもつきあいにくい存在となっている。 … ［続きを読む］

自死を考える生まじめな若い人たちへ――BTSも感じた絶望と孤独のなかで

　今年になって、役者として活躍してきた芸能人が自ら命を絶つという報道が相次いでいる。いや、相次いでいるとはいえ、何十人にもなるわけではない。 … ［続きを読む］

菅氏は沖縄をいじめてきたではないか

［208］沖縄・那覇、小渕恵三元総理、雨宮処凛さんにインタビュー……

9月16日(水)　朝早い便で富山から東京に戻る。国会で午後一番に首班指名がある。これも結果がわかっているセレモニーである。ただちに組閣に入り … ［続きを読む］

杉田水脈発言は、女性に対する新種で最悪のヘイトスピーチ

女性に被害を通報できなくさせる妄言

杉田水脈議員の妄言　杉田水脈(みお)議員が、自民党の合同会議の場で、「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言したことが、この間、大きな問 … ［続きを読む］

一刻も早く学校らしい授業の再開を！

教育的配慮のもと、工夫次第で対面授業は実現可能だ

　いよいよ大学や専門学校の後期の授業が始まった。　今年はコロナ禍に遭い、4月から新年度をスタートできず、新入生は入学式どころか学校にも行けず … ［続きを読む］

〝昭和の歌姫〟がうたい遺した鎮魂の反戦歌　その2

【28】美空ひばり「一本の鉛筆」

　それにしても、なぜ〝昭和の歌姫〟は昭和が終わろうとするとき、自らに死がしのびよるなか広島まで出かけていき、楽屋にベッドを持ち込んで点滴を打 … ［続きを読む］

ありゃあ、とんでもない茶番だったぜ

［207］前川喜平元文科事務次官、自民党総裁選、映画『はりぼて』試写会……

9月9日(水)　アメリカ大統領選挙の取材の見通しをそろそろつけなければならないなあと思う。コロナ禍のあおりを食って、民放テレビ局には、局ごと … ［続きを読む］

〝昭和の歌姫〟がうたい遺した鎮魂の反戦歌　その1

【27】美空ひばり「一本の鉛筆」

　前回で記したように、私は、「生まれが共産党だから」という若げのいたりゆえの料簡の狭さから、「原爆を許すまじ」を敬して遠ざけることになった。 … ［続きを読む］

母から娘へ、連鎖する教え

　「受かったら、ヒップホップ・ダンスとドラムは絶対習わせてよ！」　これが、うちの子どもの中学受験の動機だ。情けないが、そう、うちの子はけっし … ［続きを読む］

規則正しい生活

［206］病室、菅義偉氏の自民党総裁選出馬会見、『自己責任という暴力』、退院……

9月2日(水)　規則正しい生活。10年前に「報道特集」に僕が加わることになった当時のプロデューサーで現在は山形にいる齋藤雅俊氏より著書が送ら … ［続きを読む］

菅首相の「女性活躍させる気なし」がバレバレで超絶望

メインストリームにない視点が、「縦割り」「既得権益」「前例主義」を動かしていく

　菅義偉さんが日本の総理大臣になり、菅内閣がスタートした。女性活躍担当大臣は、安倍晋三内閣から再任された橋本聖子さんが担当する。でも橋本さん … ［続きを読む］

政治部でもない私たちが 「桜を見る会」にこだわる理由

　安倍晋三氏が病を理由に首相の職を辞し、官房長官だった菅義偉氏が後を継いだ。毎日新聞などによる世論調査では、支持率は64％と高い。なかなか順 … ［続きを読む］

菅首相はいつ衆議院を解散するのか？ 与野党の戦略と注目のポイント

衆院議員の任期満了まであと1年。新首相の胸のうちは……

　菅義偉内閣がスタートしました。衆院議員の任期までわずか１年での新内閣誕生ということもあり、永田町の関心は、新内閣の政策にもまして、新首相が … ［続きを読む］

新型コロナ感染者の「噓」に懲役2年求刑、韓国の厳しさ

久しぶりに日韓を移動して感じたこと

　8月、久しぶりに日韓を移動した。新型コロナウイルスによる入国制限が出てから初めて、2週間ずつの隔離なども条件づけられ、かつて経験したことの … ［続きを読む］

私たち若者は、コロナ時代の就活をどう捉えるべきか

「何のための就職か」という問いを立て、自分と仕組みを見つめ直す

　「論座」は8月、オンラインイベント「どうするコロナ時代のシューカツ・働き方――若者は何を望む？　おとなはどう応える？」を催し、若い世代の論 … ［続きを読む］

「死ぬまで働くしかない」 コロナ禍で深刻さを増した高齢の離婚女性の窮状

届かない国の支援策。女性が子育てをしながら働き続けられる社会の構築が急務

　安倍晋三首相の辞任で9月16日、菅義偉氏が新しい首相に就任した。菅首相が掲げる「自助・共助・公助」論は確かに社会の基本だ。できる限り自分の … ［続きを読む］

科学はアベノカガクのままでよいか

科学はイノベーションのためだけにあるのではない

看板に「・イノベ…」を追加　安倍晋三政権は、総理大臣の一念がありながらできなかったことが多い。憲法改定も、拉致問題解決も、北方 … ［続きを読む］

新党・立憲民主党代表に枝野氏。野党が政権交代を実現するために必要なこと

選挙戦略の面から考えた四つのポイント

　政局の秋です。永田町では安倍晋三総裁の退陣表明を受け、自民党の総裁選が進行中。一方、野党の側は、立憲民主と国民民主などの合流新党、さらに玉 … ［続きを読む］

官邸記者クラブで20年前に起きた「指南書事件」が問いかけるもの

森喜朗首相の「神の国発言」釈明会見の水面下で何があったのか

　メディアが時の政権を忖度し、妥協し、すり寄り、そして敗れる。ずっと昔からあったメディアの歪みを、多くの市民は詳らかに知らないかもしれない。 … ［続きを読む］

共和党の重鎮たちが激しく批判するトランプ大統領の人間性と能力

　大統領選を2カ月後に控えた米国で、二人の候補者に関する報道はヒートアップしつつある。中でも、世間の常識が通用しないトランプ大統領の言動は、 … ［続きを読む］

集団遺伝学者太田朋子さんの86年

木村資生さんの中立説とは異なる「ほぼ中立説」は21世紀に入ってから認められた

　日本は女性科学者が際立って少ない国である。それは文化勲章の受章者リストにも表れている。1937年に創設されたこの勲章は83年間で413人が … ［続きを読む］

安倍政権のはるか以前からメディアは「敗北」していた

ネットの普及で「取材プロセスの見える化」が進み、政権とメディアの関係が露見した

　安倍晋三首相の退陣表明に伴い、この間の政権とメディアの関係はどうだったかを問う声が出ている。多くは「メディアの敗北」という総括だ。　もちろ … ［続きを読む］

「新自由主義ではない、明るくあったかい方に向かっていけば新党は絶対勝ちます」

原口一博インタビュー／下

　国民民主党国対委員長として、合流新党へのプロセスを主導した立役者のひとり原口一博元総務大臣に、これからの野党の目標と課題について聞く2回目 … ［続きを読む］