パリ の検索結果

消費税の「毒」が回る日本でいいのか

逆進性が消費と経済を委縮させ、格差を広げる

　「消費税には毒がある」と言い続けた政府税制調査会長がいた。故加藤寛・慶応大学教授である。税率3％の消費税を日本で初めて導入した時の立役者（ … ［続きを読む］

「飛び恥」には社会の再設計が欠かせない

飛行機なしでワーク・ライフ・バランスをどう保つか、という難題もある

　ネットを開くと、「飛び恥」という言葉を目にするようになった。これは、スウェーデン語の“flygskam”（フリュグ … ［続きを読む］

ジョンソンもマクロンも望むブレグジットの結末

英国は脇役。EUから見なければブレグジットの行方は見通せない

英国は脇役、主役はEU　9月11日に主要紙が一斉にブレグジットについての分析・解説記事を掲載した。　EUと離脱条件で合意できない場合、10月 … ［続きを読む］

敗者の歴史から見る日本　佐野史郎さんとの対話

【20】ナショナリズム　日本とは何か／「悪役」は語る

　この連載「ナショナリズム　日本とは何か」で前回までの隠岐編を書くため、島根県隠岐の島町の人たちとやり取りをしていて、ふと俳優の佐野史郎さん … ［続きを読む］

『ディリリとパリの時間旅行』オスロ監督に聞く

「考える余地があれば観客とダンスを踊ることが出来る」

　フランス・アニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督の新作長編『ディリリとパリの時間旅行』(2018年)が公開中だ。オスロ監督は、アフリ … ［続きを読む］

米富豪の性的虐待事件に怯えるフランスの人たち

パリと浅からぬ関係の故エプスタイン被告。フランス人共犯者ありとメディアも報じ……

捜査開始を示唆するパリ検察　少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、拘留中のニューヨークの刑務所の独房で8月10日に首つり自殺したアメリカの富 … ［続きを読む］

日本初の国際女優・谷洋子の愛と勇気の人生（下）

アラン・ドロンともただならぬ仲に。自分なりの哲学を持って生き抜いたパリの赤いバラ

　終戦から5年、1950年に22歳で単身パリへ渡った日本人女性がいる。谷洋子（1928~1999）。曲折をへて女優となった彼女は、世界12か … ［続きを読む］

日本初の国際女優・谷洋子の愛と勇気の人生（上）

戦後、単身パリへ渡り、「赤いバラ」と呼ばれた知られざる女優の美しい生き方

　終戦から5年、1950年に22歳で単身パリへ渡った日本人女性がいる。谷洋子（1928~1999）。曲折をへて女優となった彼女は、世界12か … ［続きを読む］

ゴーモン特集『顔のない眼』は怪奇幻想映画の絶品

　今回は、特集上映「ゴーモン　珠玉のフランス映画史」(「YEBISU GARDEN CINEMA」)のラインナップ中、極私的にはベスト・オブ … ［続きを読む］

エスカレーターの片側空けは前世紀の遺物である

「乗り方改革」で妖怪「いそがし」を退治しよう

「やめられない、止まらない」エスカレーター片側空け　この夏も、全国の鉄道、空港、商業施設などが協力して、エスカレーターの安全利用キャンペーン … ［続きを読む］

隠岐にみる「島国」／「皇国の民」の蜂起

【16】ナショナリズム　日本とは何か／隠岐にみる「島国」①

優しい革命　隠岐騒動　島根半島から日本海を北へ60キロほどにある隠岐諸島。青い海に囲まれ、緑あふれるこの離島を夏の休暇に訪れた人たちは、その … ［続きを読む］

ブロードウェーの巨匠、ハロルド・プリンスを悼む

ミュージカルの地平広げた生涯

ヒットメーカーにして、改革者　ブロードウェーミュージカルの巨匠、ハロルド・プリンスさんが7月31日、滞在中のアイスランドで亡くなった。91歳 … ［続きを読む］

合意なきブレグジットは怖いのか

ブレグジットによる最大の被害者はイギリスだ。大英帝国は解体するかもしれない

“合意なき離脱”しか道はない　EUからの離脱強硬派のボリス・ジョンソンがイギリスの首相になってから、“合 … ［続きを読む］

オマールエビで大臣辞任。仏政界を狙うメディア砲

議長官舎で開いた晩餐会は「公的」か「私的」か？辞任の決め手は豪華すぎる食事の写真

左派系ニュースサイトがすっぱ抜いた公費晩餐会　オマール(車エビ)の山と銘柄ワインが並ぶ豪華な食卓にフランス人の怒りが爆発。グルメの国フランス … ［続きを読む］

日産のガバナンスミス？を突いたゴーン前会長

異文化マネージメントの観点からオランダに子会社を作ったことの功罪を考える

ゴーン氏が起こした損害賠償請求　カルロスー・ゴーン前日産会長が6月末、日産と三菱モーターズに対し、両社がジョイントでつくったオランダ子会社の … ［続きを読む］

「モリカケ」を凌いで令和を迎えた安倍政権の本質

平成政治の興亡　私が見た権力者たち（20・最終回）

それは森友学園への国有地売却から始まった　2012年暮れに権力の座に返り咲いて5年。基本的に高い支持率を維持、国政選挙に連勝し、「一強」を謳 … ［続きを読む］

モヒンガとセマイ　ロヒンギャと日本の架け橋に

　都内の閑静な住宅街を歩いていると、ふと「Rose House」と書かれた表札が目にとまった。薔薇の花の見ごろは過ぎてしまったようではあるも … ［続きを読む］

プライバシー重視で国民の支持得られるのか？

ハリー王子とメーガン妃を例に、王室と国民・メディアの距離を考える

　イギリスのエリザベス女王の孫にあたるヘンリー王子（通称、ハリー）は昨年、アメリカの女優メーガン・マークルさんと結婚し、一躍注目度を高めた。 … ［続きを読む］

ブレグジットと薔薇戦争――歴史をつなぐ

　「歴史上、三月二十九日は幸福な日ではない。そして、今週もこのジンクスが破られることはなかった」　『薔薇戦争――イングランド絶対王政を生んだ … ［続きを読む］

「親米自立」を模索するEUのグローバル戦略　下

「自立」と「同盟」は矛盾しない――問われる「外交見識」

EU共通防衛構築の道程　米欧同盟が一筋縄でいかないことについてはすでに述べたが、そうした中で「ブラント外交」に見たように、自立外交を模索する … ［続きを読む］

統制ではなく自発性。理想のオーケストラを求めて

独自の配置、演奏者の意識改革……自らオケをつくった男の70歳の挑戦

　1枚の写真を見ていただきたい。これは西脇義訓がチャレンジしたオーケストラの配置である。驚いたことに全員が横1列に前を向く。いま、日本のオー … ［続きを読む］

ベトナムの原発輸出はこうして白紙撤回された

ベトナムの詩人インラサラさんと少数民族の命がけの闘い

　沖縄では、夏至（6月22日）や慰霊の日（6月23日）を過ぎても一向に雨が上がる気配がなかった。例年にはないことだ。久米島、大東島、粟国島な … ［続きを読む］

テレ朝人事の波紋（上）経済部長の「報道外し」

4年前も「更迭」人事？　テレビ朝日の看板番組「報道ステーション」でプロデューサーを務めるなど同局のジャーナリズムを支えてきた松原文枝・経済部 … ［続きを読む］

米中対決は不可避か？　田中均が欧州で考えた

「トランプの米国」に欧州の視線は厳しい。日本のとるべき道は―

米中対立は中国だけに起因するものではない　6月8日から19日までベルギー、デンマーク、パリ、ハンガリーの4カ国を訪問した。パリで開催された三 … ［続きを読む］

「ゆでガエル状態から飛び出す時。沸点は近い」

半世紀前に石炭から脱皮した蘭企業DSM幹部に、企業が変わるコツを聞く

　2015年のパリ協定採択から世界は「脱炭素」に動いている。パリ協定の目標である「世界の平均気温の上昇を産業革命前から2度未満」を実現するに … ［続きを読む］

『7月の物語』はヌーヴェル・ヴァーグの再起動だ

　ゴダール、トリュフォー、シャブロルらを立役者とした<ヌーヴェル・ヴァーグ/“新しい波”>は、1950年 … ［続きを読む］

新たな「長征」を覚悟する習近平政権の国内事情

国民の中にある「王朝遺伝子」の発現と民間活力に翻弄され始めた共産主義国家の将来

異例の教育工作会議　5月31日、中国は教育工作会議を、チャイナ7や全閣僚を含めた中国全土の主たる共産党メンバーが出席する形で開いた。これは、 … ［続きを読む］

赤字が膨らむ民放の五輪、Ｗ杯放送

放送権高騰に追いつかず2010年以降に赤字転落、数十億円の収入不足に

平昌冬季五輪とＷ杯ロシア大会は巨額の赤字　来年7月の東京五輪開幕まで1年余り。国際的なスポーツイベントとして注目の高い五輪とサッカーワールド … ［続きを読む］

「日韓の亀裂の源流」を和田春樹さんと考える

戦後アジアの前史、そして70年代

日韓の溝ははぜこんなに深いのか　いまの日韓関係について「良い」という人はいないだろう。　慰安婦問題、徴用工に対する賠償問題はいつまでも解決し … ［続きを読む］

「不条理」な欧州議会選挙。ヨーロッパはどこへ？

EU離脱交渉中の英国が選挙を実施、EU原構成国の仏伊では極右勢力が第1党

フランス、イタリアで「反EU」が第1党に　5月23～26日実施の欧州議会選挙（比例代表制、定数751議席）ほど、アプシュルド（不条理）」とい … ［続きを読む］