日本 の検索結果

移植後の人生の方が生きづらかった　どうして心臓移植は「身近な医療」になれないのか

日米で心臓移植患者を診てきた加藤倫子医師の視点

　心臓移植をテーマに「心臓移植で世界と日本の差はなぜ広がったのか？ 弊害はどこに及んでいるか？」（5月17日）という記事を寄稿したところ、記 … ［続きを読む］

新型コロナPCR検査をめぐり「非常識」が横行した日本～上昌広氏に聞く

コロナ対策徹底批判【第五部】～上昌広・医療ガバナンス研究所理事長インタビュー⑱

　新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。これまで2年半の間に6回の「波」を経験しながら、コロナ患者の受け入れの態勢がいまだ不十分である … ［続きを読む］

共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由～中北浩爾『日本共産党』によせて（下）

生き残りの鍵はどこに

（上）はこちらからお読みいただけます。6.高度成長下における文化的公共圏の形成美空ひばり、ドリフターズ……大阪の … ［続きを読む］

OSK『陰陽師　闇の貴公子☆安倍晴明』、“明るく清い”晴明の魅力

　OSK日本歌劇団創立100周年記念公演の第3弾、『レビュー in Kyoto』が京都・南座で7月9日より絶賛上演中である。　第一部は『陰陽 … ［続きを読む］

共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由～中北浩爾『日本共産党』によせて（上）

「宮本路線」成功の鍵は

1.政治史のなかの日本共産党政党の存在感が薄まるなか、有権者とのつながりを保つ2つの党　政党の存在感がわれわれの日常世界から失われて久しい。 … ［続きを読む］

東電元会長らに１３兆円賠償命令　東電社内の「当たり前」を許さず

　民事訴訟の判決言い渡しではめったにないことだが、２０２２年７月１３日午後、東京地方裁判所民事第８部の朝倉佳秀裁判長は判決理由要旨の抜粋を読 … ［続きを読む］

安倍元首相殺害事件が照射する自民党とカルト宗教との親和性

　明らかにされている山上徹也容疑者の供述から判断すると、安倍晋三元首相殺害はいまのところ宗教団体に入れ上げた母親による家庭崩壊と破産への恨み … ［続きを読む］

民主党政権が失敗に終わった本当の理由～悪いのは「マニフェスト」ではない

政権運営のためのOSをつくれず、社会変革への国民の期待に応えられなかった罪は重い

　令和の政治が抱える課題とそれへの対応を福島伸享（のぶゆき）衆院議員が考える連載「福島伸享の『令和の政治改革』」。4回目のテーマは「民主党政 … ［続きを読む］

分割民営化の陰で忘れられた国鉄最後の独自改革案

JR東日本を「ハブ」とする構想はなぜ消えたのか

　コロナ禍前、すでにJR北海道・四国は抜本的対策を要する深刻な構造的赤字状況に陥っていたにもかかわらず（2019年12月24日付拙稿「JR北 … ［続きを読む］

ウクライナ侵攻が変えた世界と日本　国際政治学者・菅英輝さんに聞く（下）

日本外交の進路

　2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、ヨーロッパだけでなくアジア・太平洋地域をも揺さぶっている。アメリカは台湾危機に重ねて、蔡英文政 … ［続きを読む］

安倍元首相の不条理な死と漂流のとば口に立つ日本政治～歴史に重く刻まれた参院選

「安倍政治」のレガシーを超えてわれわれがつくっていくしかない未来のゆくえは

　2022年の参議院選挙が、かくも歴史に残る選挙になるとは誰も思わなかっただろう。　投開票日の2日前の7月8日、安倍晋三元総理が容疑者手製の … ［続きを読む］

京ことばで語られる怪談「新選組異聞 あかずの井戸」

祇園祭宵山、壬生寺にて新選組隊士等慰霊供養祭に併せて上演

　7月。祇園祭の1カ月が始まった。京都人は「なんとあついやおへんか」と挨拶（あいさつ）を交わしつつ、涼やかな祇園囃子（ばやし）に耳を澄ませる … ［続きを読む］

東京のスポーツチームや競技団体　14組織が大同団結

スポーツの新たな可能性探る「TOKYOUNITE」

東京に本拠地を置く14のスポーツチームや団体による新たな「TOKYO　UNITE」のプロジェクトが7月7日発表され、都内のホテルでメディア、 … ［続きを読む］

ウクライナ侵攻が変えた世界と日本　国際政治学者・菅英輝さんに聞く（上）

日本外交の進路

　2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻が世界を激震させている。ヨーロッパにおいて、第2次世界大戦以来の大規模な国家間戦争が始 … ［続きを読む］

ラテンアメリカで左派政権が次々と誕生～根底にあるものは？

バラマキをはじめとする過激な主張よりも必要なこと

　6月、コロンビアで左派の大統領が誕生し、10月にはブラジルで左派の大統領返り咲きが噂される。何やら、ラテンアメリカ全体に左傾化の嵐が吹き荒 … ［続きを読む］

「親安倍」「反安倍」の不毛な二極対立は、民主主義を一層劣化させる

一つの「刑事事件」として扱い、動機と背景の冷静な解明を

　7月8日正午頃、安倍元首相が街頭演説中に銃撃され、同日夕刻、亡くなられた。　私は、森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会問題など、安倍首相 … ［続きを読む］

男が妊娠したら社会は変わる？　性と生殖に関する健康と権利

心身の負担、中絶や避妊の困難、遅れた教育を「わがこと」と考える社会に

人工中絶薬に「同意」は必要なのか？　いま日本で初めて、「人工妊娠中絶できる飲み薬」が承認される可能性が高まっている。　すでに世界80カ国以上 … ［続きを読む］

安倍元首相銃撃事件　フランスでも衝撃～平和な国でなぜ？ 警備のあり方に疑問も

元首相の悲劇は日本に何をもたらすのか

　安倍晋三元首相が銃撃されて死亡したニュースは、私が住むフランスでも衝撃とともに大々的に報道された。国民の関心も高い。米国と異なり、銃撃事件 … ［続きを読む］

安倍晋三元首相の逝去を悼む～民主政治を壊す蛮行と団結して闘う決意が必要だ

政治の本質は、異なる考えの人と言葉を交わし、対話を試み、共に生きていくことにある

　安倍晋三元首相のご逝去にあたり、心からの追悼の意を表したい。人の命を奪う蛮行に深い憤り　多くの人が集まる参院選の応援演説の最中、安倍元首相 … ［続きを読む］

ブラックホール画像の解釈をめぐる研究者間の論争

結論以上に重要なのは独立な再検証と真摯な科学的議論

　2022年5月18日の記事で、国際共同プロジェクトEvent Horizon Telescope（事象の地平線望遠鏡、以下EHT）が、天の … ［続きを読む］

お米離れを救うのは、風土を生かした「ごはん給食」から

米価下落の要因「米余り」を考える

　輸入小麦は中国の飼料用需給の増大や北米産の不作、ウクライナ侵攻の影響によって価格が上昇している。一方で、年々減少傾向だった国産米の価格は、 … ［続きを読む］

ツイッターが押し広げた報道メディアの「脱中心化」と「個人化」〈連載第6回〉

旧来メディアのゲート・キーパー、議題設定機能と両立しない「プラットフォーム」

　海外では報道メディア界の急激な構造転換が進んでいる。莫大な資金力と最先端の技術力、破壊的な創造力と強力なリーダーシップを兼ね備える異端な企 … ［続きを読む］

高齢者よ！ 我慢せず、好きなことをやりなさい～和田秀樹さんが大胆提言

「人生100年」時代。長い老後を元気に楽しく生きるための秘訣とは

　「人生100年」時代。長い老後はどう過ごすかいま、高齢者にとって最大の関心事だ。　令和2年の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64 … ［続きを読む］

世界の頂に挑む男たちを描く『神々の山嶺』(夢枕獏・谷口ジロー原作)

元アシスタント上杉忠弘氏に聞く──映画と漫画、それぞれの魅力

　長編アニメーション『神々の山嶺(いただき)』が7月8日から公開される。第47回セザール賞アニメーション映画賞を受賞し、昨年フランスで大ヒッ … ［続きを読む］

実務から見た法律の域外適用いろいろ　金融、独禁、電気通信など

　筆者は、2009年の弁護士登録後、ファイナンス・金融を専門とする弁護士として、アセットマネージメントやデリバティブを中心に、各種の金融取引 … ［続きを読む］

日本政府は「気候クラブ」形成にどう関与するか

ドイツのG7サミットから今後の気候政策とエネルギー転換を展望する

　ドイツ・エルマウで2022年6月26日から28日までG7サミットが開催され、首脳宣言（コミュニケ）が採択された。　この宣言は英文版で28ペ … ［続きを読む］

NATO軍の「国連軍」化を歓迎！～NATO首脳会議の歴史的意義

北欧2国の加盟による新時代の幕開け

　6月28～30日にスペインのマドリードで開催されたNATO（北大西洋条約機構）首脳会議は、ロシア、中国の覇権主義に対抗する姿勢を明確にし、 … ［続きを読む］

イーロン・マスクのツイッター買収はワシントン・ポストの買収と何が違うのか

私たちを取り巻くメディア環境と民主政治システム

イーロン・マスク氏によるツイッター買収劇　今年4月、SNSをめぐる大きなニュースが、海の向こうからもたらされました。Forbes誌の長者番付 … ［続きを読む］

つくづく怖い参院選　歴史から見えるその本質～戦後日本政治を決めた三つの選挙

実績評価という本来の役割を越える決定力。令和4年の参院選ははたして……

　6月22日に公示された参院選も、7月10日の投開票に向け与野党の論戦がいよいよ最終盤に入った。ただ、マスコミ各社が報じた中盤までの情勢調査 … ［続きを読む］

参議院選挙の争点である「外交安保」の本質を議論しよう

ウクライナ侵略で浮かび上がった日本の抑止力と反撃能力を検証する

　国際関係の大きな変化の下で日本の外交安保をめぐる姿勢が問われている。参議院選挙の争点の一つとされるが、残念ながら本質的な議論が行われている … ［続きを読む］