個人 の検索結果

本土復帰51年の沖縄で感じる仄かな絶望

寄り添うのは「健気に頑張る被害者」だから？

　本土復帰から半世紀の2022年は、沖縄にさまざまな視線が向けられた。さて、明けて2023年の今年は？　沖縄在住の若き劇作家が「復帰51年」 … ［続きを読む］

イーロン・マスクのニューラリンク社と、その見果てぬ夢

ブレイン-マシンインターフェース（BMI）のこれから

　イーロン・マスク氏が2016年に創業したニューラリンク（Neuralink）社が、昨年11月30日脳埋め込みデバイスの披露イベントを開催し … ［続きを読む］

「出生数80万人割れ」が示すこの国の明日の姿

日本は戦後100年で繁栄のステージを降りるのか　2023年が分岐点だ

　日本総研は昨年11月、2022年の出生数が約77万人にとどまるとの予測を発表した。前年より4万人（5％）減り、日本が元気だった1980年代 … ［続きを読む］

年頭提言　新聞の底力を次世代メディアにどう生かすか

新興ネットメディアの弱点と伝統メディアの圧倒的取材力

　新聞やテレビといった従来のマスメディアのほかにニュース報道を担うネットメディアが次々に登場したのは、スマートフォン（スマホ）の普及が急速に … ［続きを読む］

2022年の宇宙ニュースをふりかえる（下）

民間参入とゴミで過密化する宇宙空間

　前稿に続いて2022年の宇宙開発ニュースを回想する。本稿では民間計画や成果を述べる。衛星画像の技術：全球リアルタイムに迫る功と罪　2022 … ［続きを読む］

宇野昌磨が提起したフィギュアスケート世界選手権代表選考問題を検証する

　2022年フィギュアスケート全日本選手権が終了し、2023年3月に埼玉で開催される世界選手権の代表が発表された。　この代表会見の場で、宇野 … ［続きを読む］

2022年の宇宙ニュースをふりかえる（上）

国家レベルの宇宙開発とウクライナ戦争

　毎年何かと話題のある宇宙開発・太陽系探査だが、2022年は特に多かったように思う。これらのうち、個人的に印象の強かったニュースを2回に分け … ［続きを読む］

署名した供述調書の内容すり替えの可能性に医師「びっくりしました」

老人ホームのおやつ提供で過失責任を問われた看護職員（９）

　長野県安曇野市にある特別養護老人ホーム「あずみの里」で、利用者におやつのドーナツを提供し、のどに詰まらせて窒息死させたとして、ホームの職員 … ［続きを読む］

より良い未来を求めなくなった民意がもたらした長期政権～山口二郎氏インタビュー

「ポピュリズム化した野党も反省して出直しを」

　「アベノミクス」とはいかなる政策思想でどんな社会現象を起こしたのかについて、さまざまは視点から探るインタビューシリーズ。今回はリベラル派の … ［続きを読む］

あまりに危うい日本のDX事情と政治の役割～ネット社会のリスクを考える

経済安全保障上の問題にも～樫野孝人「政治変革はどこから始まる？」【3】　　

　リクルートから独立後、広島県で「おしい！広島県」、京都府で「もうひとつの京都」という企画に行政アドバイザーとして取り組む一方、かねてより志 … ［続きを読む］

中国「白紙革命」運動とその周辺～負けながらも光を放つ、知識人たちの抵抗

言論統制が行きつく先では、無言であっても逮捕されるのか？

　中国で野火のように急速に広がった「白紙革命」運動は、海外にもインパクトを与え、そして今しぼみつつあるように見える。政治的・哲学的な深みを感 … ［続きを読む］

ネトウヨを主人公に据えた“ヘイト本”は、なぜ自主回収されたのか

実在の人物名も登場するディストピア小説『中野正彦の昭和九十二年』出版中止騒動

　作家樋口毅宏氏の小説『中野正彦の昭和九十二年』（イースト・プレス社）が、発売前日になって出版社によって自主回収された。異例の事態である。　 … ［続きを読む］

共産党は矛盾を強みに変えて「左側の自民党」をめざせ～徹底的な議論へ党首公選を

深くて広い矛盾を解決する手立てを見つけられたら国民からの支持も得られる……

　共産党に党首公選の実施を求め、実施されれば立候補すると言う松竹伸幸さんの連載「共産党を変える！党員・松竹伸幸の挑戦」の最終回です。第1回「 … ［続きを読む］

［2022年　本ベスト5（上）］当事者の証言、史料から今の日本を見る

『ウトロ』『歴史の屑拾い』『未完の敗戦』

　今年2022年の最大のニュースは、安倍元首相狙撃・殺害事件であろう。今日このようなことが起こるとは恐らく誰も予想していなかった、戦後最大の … ［続きを読む］

［神保町の匠］2022年の本　ベスト1

『千代田区一番一号のラビリンス』『無人島のふたり』『戦争日記』……

＊本や出版界の話題をとりあげるコーナー「神保町の匠」の筆者陣による、2022年「私のベスト1」を紹介します。井上威朗(編集者)森達也『千代田 … ［続きを読む］

クラシック演奏会の「トーク」はいらない

　依然としてコロナ禍下にあるとはいえ、演奏活動が再開されている様子を見て私はうれしい。最近、思わず3度も続けてクラシック・コンサートに足を向 … ［続きを読む］

汚職と経済低迷に苦しむ南アフリカの夜はいつ明ける

解放闘争を主導したアフリカ民族会議もついに過半数割れか

　2020年、南アフリカのラマポーザ大統領所有の農場で58万ドル（約7830万円）の窃盗事件が発生した（なお未申告の資金総額は数百万ドルに上 … ［続きを読む］

［2022年　映画ベスト5］海外の“ヘンな”作品と日本の40代の意欲作

1.『MEMORIA メモリア』(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)2.『アネット』(レオス・カラックス監督)3.『TITANE チタン … ［続きを読む］

「類似宗教」観からの脱却を　メディアにこそ必要なリテラシー

宗教とメディア

　手元に『永遠の家族』という本がある。表紙の上部は白色で、中央部は鮮やかなブルー。下部に灰色の岩が確認でき、そこでようやく、これが写真なのだ … ［続きを読む］

取材対象からの独立という報道倫理に反した東京五輪スポンサー新聞社〈最終回〉

組織委と利害を共有したことで、招致疑惑の実名報道に及び腰に

　最終回の今回は、租税回避地での資金洗浄犯罪の淵源となった1991年のBCCI（国際商業信用銀行）事件、そして租税回避地を舞台とした各国の政 … ［続きを読む］

自分はヨーロッパ人というリスボンの若者たち～変わりゆくアイデンティティ（後編）

定住旅行家が見たかつての大国ポルトガルの今

　「定住旅行」（世界の各地でローカルの家庭に一定期間滞在し、生活を共にしながら、その地の暮らしや文化を配信する）をライフワークとする筆者は、 … ［続きを読む］

「消費税は預り金」という“壮大な虚構”が日本社会に停滞をもたらした

「転嫁」できない中小企業に重い負担を課し、輸出産業を優遇

　物価高対策として消費税減税を求める声は、政府に無視される一方、来年10月に予定されているインボイス（適格請求書）制度によって、消費税免税事 … ［続きを読む］

令和から考える「軽井沢政治」の歴史と神髄～政治家は時間と空間をどう使うか

鳩山一郎、佐藤栄作、中曽根康弘……宰相たちが坂をのぼり軽井沢までやってきたワケ

　長野県軽井沢。江戸時代、中山道の宿場町だったこの町は、明治以降、政治や経済、文化の重要人物が休暇を過ごしたり、重要な決定を下したりする … ［続きを読む］

敵基地攻撃能力と防衛費倍増は、日本の安全保障を危うくする

「聞く力」を欠いた岸田政権に、野党は「ストレステスト」を

専守防衛政策から抑止政策へ　岸田首相は、年末までに安全保障関連3文書の改定を目指している。3文書とは「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略（防衛 … ［続きを読む］

企業法務のOJTとは？　実務経験とフィードバックから学ぶ

　私は6年ほど前にアメリカのロースクールに留学し、翌年オーストラリアの大手法律事務所で研修する機会を得た。研修後、日本に戻ってから5年ほど経 … ［続きを読む］

２ちゃんねる商標侵害裁判のひろゆき氏の主張から見えた「論破王」の正体

Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【11】

　前回の第10回「ネット空間の海賊のユートピアをつくったひろゆき氏の厚顔無恥な「才覚」」で、4chanについて取材を進めていた私が、西村博之 … ［続きを読む］

農業を国民に取り戻すための6個の提言

食料・農業・農村基本法見直しを機に農政を抜本的に正せ

　前回は、国民全体の利益に立って食料安全保障や多面的機能という利益を確保し向上させるためには、どのような基本原則に立つべきかについて議論した … ［続きを読む］

【がんと向き合う⑥】病院を離れ、介護施設、そして自宅へ

患者に合わせた医療・介護チーム、充実の訪問診療

　腺がんと神経内分泌がんとの混合という「ややこしい前立腺がん」と向き合いながら活動を続ける隈元信一さんの闘病記6回目です。2021年夏、専門 … ［続きを読む］

ネット空間の海賊のユートピアをつくったひろゆき氏の厚顔無恥な「才覚」

Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【10】

　この連載「Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー」ではこれまで、西村博之（ひろゆき）氏がジム・ワトキンス氏と争って敗れた裁判、通称「2ちゃ … ［続きを読む］

マカロンは飴玉ではない。「翻訳」とは自分を新しくする営み

自動翻訳が進む時代に、異文化を考える意味

　海外の演劇を日本で上演する時、言葉の橋渡しをするのが翻訳家です。木内宏昌さんは、その第一線で活躍する一人。英語を日本語に置き換えるだけでは … ［続きを読む］